高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバッファー

1月23日、東京の自民党本部で撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)

[東京 31日 ロイター] – 高市早苗首相は31日、衆議院選の自民党候補の応援に駆け付けた神奈川県川崎市で演説し、米国が関税を引き上げた中で対米輸出の緩衝になったなどと円安のメリットに言及した。円安は日本企業の輸出を後押しする一方、輸入価格の上昇を通じて国内物価の押し上げ要因となる。

演説の中継動画によると、首相は「今円安だから悪いって言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス。食べ物を売るにも、自動車産業も、アメリカの(トランプ政権による追加)関税があったけれども、円安がバッファー(緩衝材)になった。ものすごくこれは助かった」と語った。

その上で「だから円高が良いのか、円安が良いのかわからない。これは総理が口にすべきことじゃないけれども、為替が変動しても強い日本の経済構造を一緒に私は作りたい。だから国内投資をもっと増やしたい」と強調した。

為替水準について政府は公式にコメントしていない。城内実・経済財政相なども円安はプラス・マイナス両面を指摘するにとどめている。

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