南アランド、22年以来の高値 一時1ドル=16ランド

 南アフリカの通貨ランドは26日、対ドルで約3年半ぶりの高値を付けた。貴金属価格の記録的な上昇や、同国の経済見通しに対する楽観論が支援材料となった。2020年10月撮影(2026年 ロイター/Mike Hutchings)

[ヨハネスブルグ 26日 ロイター] – 南アフリカの通貨ランドは26日、対ドルで約3年半ぶりの高値を付けた。貴金属価格の記録的な上昇や、同国の経済見通しに対する楽観論が支援材料となった。

ランドは一時、2022年6月以来初めて1ドル=16ランドに上昇。0938GMT(日本時間午後6時38分)時点では16.0050ランドで取引されている。

地政学的リスクや市場の変動を背景に中央銀行や投資家が安全資産を求めたことで、世界の金価格は1オンス=5100ドルを超える過去最高値を付けた。

金は南アフリカの主要な輸出品目であり、記録的な価格高騰を受けて、ランドは対ドルで昨年約14%、年初来でも3%超上昇している。

南アフリカ経済は長年低迷が続いてきたが、政府による改革の推進や財政状況改善の兆しを受け、投資家は昨年から経済見通しに対し強気な姿勢に転じている。

市場の関心は、29日に発表される南アフリカ準備銀行(中央銀行)による26年最初の政策金利決定に移っている。

ロイターが実施したエコノミスト26人を対象とした調査では、18人が主要政策金利の据え置きを予想。一方で、8人が25bpの利下げを行い、6.50%に引き下げると予測している。

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