ウィットコフ米特使がモスクワ到着、プーチン氏と会談開始

写真はロシアのプーチン大統領と握手するトランプ米政権のウィットコフ中東担当特使。ロシア大統領府(クレムリン)で22日撮影の提供写真。Sputnik/Alexander Kazakov/Pool via REUTERS

[モスクワ 22日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は22日夜、ウクライナでの戦争終結に向けた計画を協議するためにモスクワを訪問した米国のウィットコフ特使、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏と会談した。

会談終了後、ウシャコフ・ロシア大統領補佐官は、建設的な協議が行われたと述べ、23日にはロシア、米国、ウクライナの安保協議がアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われると表明した。

ただ、ウシャコフ氏は、領土問題が解決されない限り、持続的な和平は不可能だと警告。会談は深夜から4時間にわたって行われ「内容は実質的で、建設的かつ非常に率直だった」という。

同氏によると、アブダビでの3カ国安保協議には、ロシアのイーゴリ・コスチュコフ海軍大将が代表として出席する。またキリル・ドミトリエフ投資担当特使が経済問題について別途、ウィットコフ氏と協議する。

ウシャコフ氏は今回の会合について、大きな進展があったと称賛することは避け、「最も重要なのは(昨年のアラスカ州アンカレッジでの米ロ首脳会談で)合意された方式に基づき、領土問題を解決しなければ、長期的な和平合意を達成する希望はないという点が再確認されたことだ」と語った。

ウシャコフ氏によると、プーチン氏はロシアが外交的解決に「心から関心がある」と強調した。

ただ、同氏は「それが達成されるまで、ロシアは特別軍事作戦の目的を一貫して追求し続ける。これは、ロシア軍が戦略的主導権を握っている戦場において特に当てはまる」と語った。

今回の会談には、ロシア側からプーチン大統領、ウシャコフ補佐官、ドミトリエフ特使が出席した。

会談に先立ち、トランプ氏は「合意はかなり近い」と述べていたほか、ウィットコフ氏も交渉の残る論点は一つに絞られたとの見方を示していた。

ウィットコフ氏らは20日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開かれているスイスのダボスでロシアのドミトリエフ特使と会談。トランプ大統領はこの日、ダボスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。

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