天体観測ファンにとって見逃せないイベントが、年2月下旬にやってくる。1週間以上にわたって、6つの惑星が夜空に同時に姿を現すのだ。「惑星直列(惑星パレード)」と呼ばれるこの現象は、1年に数回しか起こらない貴重な機会だ。
今回の惑星パレードに登場するのは、水星、金星、木星、土星、天王星、海王星。すべての惑星が揃うまであと一歩という珍しい現象で、直近では2025年2月に発生している。観測には望遠鏡が必要だ。特に多くが夕暮れ時に現れるため、いくつかの惑星は見つけるのが難しいだろう。
惑星パレードはいつ見られる?
北半球では2月の最終週、日没直後が絶好の観測チャンスとなる。今回は空に太陽の光が残っている時間帯のため、光害の影響で惑星を見つけるのはかなり難しい。狙い目は午後6時45分ごろだが、観測できる時間は極めて短い。水星と金星が30~45分ほどで地平線の下に沈んでしまうからだ。
幸い、水星、金星、土星、海王星はすべて西の地平線付近、沈みゆく太陽の近くに集まっている。金星と水星、そして土星と海王星がそれぞれ隣り合って見えるはずだ。観測時間は短いが、これらが集まっているおかげで比較的見つけやすくなっている。
木星と天王星は最も見つけやすく、ほかの4つの惑星が沈んだ後も長く空に留まる。天王星はおうし座のそばを通って南の空を横切り、深夜を過ぎてから西の地平線へ沈んでいく。木星も天王星と似た軌道をたどるが、こちらはふたご座の近くに位置している。
自分の住んでいる地域でも見える?
結論から言えば、イエスだ。「Star Walk」によれば、パレードは東京からロンドンまで、あらゆる場所で観測できる。南半球も同様に観測可能だ。場所によって時期は多少前後するが、ほとんどの地域で2月21日から28日の間にチャンスが訪れる。
惑星を見つける方法
上記の画像で惑星同士の位置関係は把握できるが、事前に星空マップを確認して計画を立てるのが最善だ。デスクトップPCならStellariumのウェブ版、スマートフォンなら「Stellarium Mobile」(Android/iOS)をおすすめする。
まずは、太陽の近くにある4つの惑星の中で最も見つけやすい金星を特定しよう。そこからアプリを頼りに、残りの3つを探すといい。木星と天王星は夜空に独立して見え、ほかの惑星が沈んだ後もしばらく残っているため、最後に探すのが効率的だ。
パレード観測には特別な機材が必要か
必要だ。太陽に近い4つの惑星は、光害の影響で肉眼では見えにくい。また、天王星と海王星は、たとえ暗闇であっても何らかの拡大機材なしには見ることができない。そのため、望遠鏡の使用を強くおすすめする。天文学者によれば、天王星や土星の環を見るには、口径200mm以上、倍率50倍以上が理想的だという。さらに海王星の環まで拝むには、150倍程度の倍率が必要になる。
通常の天体観測のコツも忘れないでほしい。太陽光と戦いながら観測することになるため、できるだけ光害の少ない郊外へ移動しよう。また、目を傷める恐れがあるため、望遠鏡を絶対に太陽に向けないよう注意してほしい。あとは、できるだけ雲の少ない夜を選ぶだけだ。
2026年に起こる3回の惑星パレード、その第1弾
惑星パレードは珍しい現象だが、2026年は当たり年で3回も予定されている。2月のパレードはその皮切りだ。その後は4月に5惑星、8月に6惑星のパレードが控えている。もし2月の機会を逃してしまっても、年内にはあと2回チャンスがあるということだ。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を4Xが日本向けに編集したものです。
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