日経平均は4日続落、利益確定継続 政策期待で内需株は上昇

2025年4月、都内の株価ボード前で撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 20日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は4日続落し、前営業日比592円47銭安の5万2991円10銭で取引を終えた。前日の欧州株安が嫌気されたほか、衆院解散への思惑で株価が急騰した後の利益確定売りが継続した。指数寄与度の大きい銘柄や主力株が安く、日経平均は一時700円超値下がりした。一方、政策期待を背景に内需株はしっかりだった。

日経平均は前営業日比234円安でスタート後に下げ幅を広げ、5万3000円を割り込んだ。売りが一服すると押し目買いも入り、下げ幅を縮小した。ただ、後場に入ると米株先物の下げが重しとなり再び売りが強まり、730円安の5万2852円90銭で安値をつけた。後場終盤にかけては、5万3000円を軸にもみ合った。

物色面では、株高を主導してきた半導体・AI(人工知能)株や主力株に利益確定売りが出た。一方、衆院選の公約を巡り、与野党が食料品の消費税減税を掲げていることが材料視され、小売株は買われた。

市場では「欧州株安など外部要因の下げもあるが、国内の選挙情勢が読みにくくなっていることも売りにつながっているようだ」(山和証券の調査部部長・志田憲太郎氏)との指摘が聞かれた。目先の日本株は選挙情勢に左右される展開が続くとみられているが、「企業業績がどの程度株価を支えるかがポイントとなりそうだ」(志田氏)という。

TOPIXは0.84%安の3625.60ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.84%安の1868.12ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆9099億3800万円だった。東証33業種では、水産・農林、小売、食料品など7業種が値上がり。サービス、証券、商品先物取引、輸送用機器など26業種は値下がりした。

新興株式市場では、東証グロース市場250指数が1.97%安の733.72ポイントと、4営業日ぶりに反落した。

個別では、指数寄与度の大きい東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが下落し、3銘柄で日経平均を383円ほど押し下げた。フジクラ(5803.T), opens new tabやリクルートホールディングス(6098.T), opens new tab、トヨタ自動車(7203.T), opens new tabも軟調だった。一方、イオン(8267.T), opens new tab、ニチレイ(2871.T), opens new tab、良品計画(7453.T), opens new tabなど内需株は堅調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり414銘柄(25%)に対し、値下がりが1145銘柄(71%)、変わらずが43銘柄(2%)だった。

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