
クレーンが落下し衝突した列車、14日撮影 REUTERS/Chalinee Thirasupa
[バンコク 16日 ロイター] – タイ運輸省は16日、落下したクレーンが列車や車に衝突する事故が今週2件発生したことを受け、安全検査のため管轄する大規模建設プロジェクトに対し15日間の工事停止を命じた。
14日には北東部ナコンラチャシマで建設中の高速鉄道の高架から大型クレーンが落下し列車に衝突、乗客32人が死亡した。翌日にはバンコク近郊の高架道路の建設現場でクレーンが落下し車の運転手2人が死亡した。
いずれもタイ建設最大手のイタリアン・タイ・デベロップメント(ITD)(ITD.BK), opens new tabが手掛ける建設プロジェクト。イタリアとタイのパートナーにより1958年に設立されたITDは、事故による責任を認め補償を表明している。
運輸省によるとITDが関与してるプロジェクト14件を停止し、専門家が安全基準が満たされているか詳細な検査を実施するという。
同省が委託している他の主要プロジェクトも同様に検査のため最大15日間の工事停止を命じた。必要に応じて法的・規制措置を取るとしている。
総選挙を来月に控えたアヌティン首相は16日、事故があったプロジェクト2件についてITDとの契約を解除し法的措置をとることを改めて表明した。
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