NY外為市場=ドル上昇、ハセット氏のFRB議長起用観測が後退

米ドル、ユーロ、ポンドの紙幣。2025年5月撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[ニューヨーク 16日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場ではドルが上昇した。トランプ米大統領がホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長について、現職にとどまってほしいと発言したことが材料となった。

トランプ大統領は、ハセット氏について現職に「とどまってほしい」と述べ、次期連邦準備理事会(FRB)議長の指名を見送る可能性を示唆した。

インベストメントライブのチーフ通貨アナリスト、アダム・バトン氏は「これを受けてドルが買われた。これはFRBの決定が主に政治的信用に関するものであることを浮き彫りにしている」と指摘。「(FRB次期議長)候補者の中で、ハセット氏は最も独立性が低く、トランプ氏による利下げの要求に従うと見られていることから、最もハト派的とみられている」と述べた。

トランプ大統領は14日に行ったロイターとのインタビューで、ハセット氏とウォーシュ元FRB理事を次期FRB議長に指名する意向を示唆。賭けサイト「ポリマーケット」によると、現時点ではウォーシュ氏が最有力候補となっている。

主要通貨に対するドル指数は0.06%高の99.41。前日は一時、99.49と6週間ぶり高値を付けていた。

今週公表された雇用関連指標の内容を受け、市場はFRBによる次回利下げは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)になるとみている。FRBのボウマン副議長(金融監督担当)は、急速に悪化する可能性のある労働市場の状況を踏まえ、FRBは必要に応じて追加利下げを実施する用意を整えておくべきという見解を示した。

円は対ドルで0.3%高の158.16円。14日には一時、高市首相が財政拡張策を導入する余地が広がるとの見方から、18カ月ぶりの安値に沈んでいた。

ユーロは0.1%安の1.1594ドル。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.77%安の9万4812ドル。

表はLSEGデータに基づいています
※外為市場

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