
東京証券取引所で2025年12月撮影。 REUTERS/Issei Kato
[東京 15日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は4営業日ぶりに反落し、前営業日比230円73銭安の5万4110円50銭で取引を終えた。日経平均は前日までの3営業日で3200円超値上がりしたため、短期的な過熱感を警戒した売りが広がった。業種別では、半導体関連など日経平均の指数寄与度の高いハイテク株が売られた半面、金融や自動車などのバリュー株は底堅く推移し、TOPIXは史上最高値を更新した。
大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは「前日までの急騰を受けて、きょうは半導体関連などのハイテク株はいったんお休み。ただ、解散・総選挙への期待が根強い中、バリュー株への循環物色もみられ、地合いは悪くない」との見方を示した。
日経平均は301円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、631円安の5万3709円87銭で安値を付けた。後場はしばらく小動きの展開が続いていたが、半導体受託製造世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabが決算を発表すると、187円安の5万4153円61銭まで下げ幅を縮小した。主力株では、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが約5%、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、ファーストリテイリング(9983.T), opens new tabが1─2%超下落し、3銘柄で日経平均を420円程度押し下げた。東京エレクトロン(8035.T), opens new tabは後場にプラス転換し、0.66%高で引けた。トヨタ自動車(7203.T), opens new tab、豊田通商(8015.T), opens new tabは2%超高、前日に好決算を発表した良品計画(7453.T), opens new tabは11%超高と急伸した。
TSMCが発表した第4・四半期決算は、純利益が35%増の5057億台湾ドル(160億1000万ドル)と、過去最高を記録した。LSEGがまとめたアナリスト予想の4784億台湾ドルを大幅に上回った。人工知能(AI)向け半導体の需要が急増した。2026年の設備投資額は37%増の560億ドル(25年は409億ドル)に達するとの見通しを示した。
TOPIXは4日続伸。0.68%高の3668.98ポイントで取引を終え、史上最高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.69%高の1889.9ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆9627億3100万円だった。
東証33業種では、値上がりは銀行、輸送用機器、鉄鋼、卸売、非鉄金属など25業種、値下がりは情報・通信、精密機器など8業種だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.66%高の732.21ポイントと、反発した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1163銘柄(72%)、値下がりは397銘柄(24%)、変わらずは43銘柄(2%)だった。
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