ESA(欧州宇宙機関)とドイツの玩具メーカー「Playmobil(プレイモービル)」は2026年1月8日、火星探査をテーマにした新作玩具コレクション「ESA Space Range by PLAYMOBIL」を発表しました。1月9日から欧州各国のほか、メキシコやアメリカでも販売が開始されています。
「ESA Space Range by PLAYMOBIL」は、ESAとPlaymobilの協力関係をさらに拡大するもので、惑星科学やロボット工学、ミッション設計といった実際の宇宙開発コンセプトを、子どもたちが親しみやすい形で体験できるよう設計されています。
【▲ ESAとPlaymobilの火星探査コレクション「ESA Space Range by PLAYMOBIL」の各商品パッケージ(Credit: ESA / Playmobil)】実在のミッションの要素を取り入れた4セットMars Research Rocket(火星研究ロケット)
ドッキングプラットフォームやクレーンアームを備えたモジュール式の宇宙船。土壌サンプルの保管機能も再現されています。Mars Exploration Rover(火星探査車)
ドリルやカメラ、センサーを搭載。2030年に火星着陸予定の探査車「ロザリンド・フランクリン」がモチーフになっています。Space Glider(スペースグライダー)
火星表面を飛行して地質学的な調査を行う想定の機体です。Astronaut with Robot(宇宙飛行士とロボット)
人間とロボットが協力して探査を進めるイメージを表現したセットです。


ESA Space Range by PLAYMOBILは、ESAが掲げる「Strategy 2040」の方針に沿ったものだとされています。ESAコミュニケーション部門のAnne-Sophie Bradelle部長は、パートナーシップやイノベーション、教育を通じて欧州の宇宙への野心を社会に開放する取り組みであり、科学ミッションを”手で遊べる形”にすることで、若い世代が宇宙の未来に自分自身を重ねられるよう支援したいとコメントしています。
また、PlaymobilのBahri Kurter最高経営責任者(CEO)は、ESAと緊密に協力することで科学的根拠があり、遊びの価値が詰まった玩具を作れるとした上で、子どもたちにただ遊ぶだけでなく、不思議に思ってほしい、火星を実際に探査するのはどんな感じだろうと想像してほしい、と述べています。
文・編集/sorae編集部
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