有馬記念制したミュージアムマイル筆頭にレベル高い新4歳世代の「3強」が中心に【中央競馬2026年展望  古馬・芝中長距離編】

第70回有馬記念を制したC・デムーロ騎乗のミュージアムマイル

 ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」でグッと注目度が増した2025年の有馬記念は、ミュージアムマイル(牡4歳、栗東・高柳大)が見事な末脚を発揮し、G1戦線を締めくくった。そのミュージアムマイルを天皇賞・秋で完封しているマスカレードボール(牡4歳、美浦・手塚久)、復活が期待される日本ダービー馬クロワデュノール(牡4歳、栗東・斉藤崇)の3頭が中心だろう。左前浅屈腱炎のため、長期休養明けを余儀なくされている菊花賞馬エネルジコ(牡4歳、美浦・高柳瑞)を含め、世代レベルの高さは証明済み。菊花賞2着のエリキング(牡4歳、栗東・中内田)もまだ伸びしろがあり、今後の成長次第ではG1タイトル獲得のチャンスは十分か。

 5歳以上では有馬記念で2年連続3着のダノンデサイル(牡5歳、栗東・安田)、左前脚フレグモーネで有馬記念を回避した凱旋門賞5着馬ビザンチンドリーム(牡5歳・栗東・坂口)、そして宝塚記念馬メイショウタバル(牡5歳、栗東・石橋)の反撃も期待される。

 牝馬勢では現役続行ならG1・3勝馬レガレイラ(牝5歳、美浦・木村)が能力断然の存在。有馬記念の連覇は逃したものの、牡馬相手にG1・2勝の実績、中距離適性からさらにタイトルの上積みは十分だろう。昨年の牝馬三冠レースを分け合った1歳年下の桜花賞、秋華賞2冠馬エンブロイダリー(牝4歳、美浦・森一)、オークス馬カムニャック(牝4歳・栗東・友道)、桜花賞、オークス2着のアルマヴェローチェ(牝4歳、・栗東・上村)らの動向にも注目。エリザベス女王杯2着馬パラディレーヌ(牝4歳、栗東・千田)のさらなる成長力にも期待が膨らむ。