2026年初めの3か月 1月は冷たい北風 2~3月は穏やかで乾燥 東京の大雪は?

公開:2025年12月28日16:37

2026年初めの3か月 1月は冷たい北風 2~3月は穏やかで乾燥 東京の大雪は?

2026年、1月は冷たい季節風が吹きやすく、日本海側では雪の量が多くなるおそれがあります。2月から3月は風は穏やかな傾向で、乾燥した状態が長く続く見込みです。東京都心の大雪リスクは低い傾向です。

1月は季節風が強まり、日本海側で雪が多くなる可能性

1月は季節風が強まり、日本海側で雪が多くなる可能性

1月は強い冬型の気圧配置になる時期があり、冷たい北または西よりの風が強めに吹きやすい傾向です。北海道から九州の日本海側を中心に、雪の量が多くなるおそれがあります。平地でも、雪が強まることがあります。

上の図は、1月の上空1500メートル付近の予測で、矢印は、平年より風が強まりやすい方向を示しています。西日本を中心に北西の季節風が強い傾向が見られます。

2月~3月は春の訪れ穏やか、乾燥が長引き火災に注意

2月~3月は春の訪れ穏やか、乾燥が長引き火災に注意

2月から3月は、例年では低気圧が発達しやすく、春一番が吹くなど春の嵐になることもある時期です。
ところが、来年は穏やかな傾向が見られ、低気圧は発達しにくく、強風が吹く可能性は低い見込みです。

冬から春にかけては、例年でも空気が乾燥しやすく、火災が発生しやすい気象条件になりますが、来年は例年以上に乾燥した状態が長く続く見込みです。火の取り扱いには十分ご注意ください。

東京都心の大雪リスクは低い傾向

東京都心の大雪リスクは低い傾向

南岸低気圧による東京都心の大雪は、冬から春へ季節が移り変わる頃に特に心配されます。
来年は、南岸低気圧は発生しても発達しにくく、日本沿岸に接近しにくい傾向があります。このため、東京都心の大雪リスクは、例年に比べると低い見込みです。

ただ、寒気と低気圧のタイミング次第では、東京都心で大雪となるリスクが完全にゼロではありません。

2月~3月 風が穏やかで乾燥、東京都心の大雪リスクが低い要因

2月~3月 風が穏やかで乾燥、東京都心の大雪リスクが低い要因

上の図は、2月、3月の上空1500メートル付近の予測です。
日本の南では、東または北東の風が卓越し、日本列島は大陸からの乾いた空気に覆われやすいことを示しています。これは乾燥が長引く要因の一つです。

さらに、フィリピン付近では低気圧性循環(反時計回り)が形成され、対流活動が活発になることを示しています。フィリピン付近で対流活動が活発になると、日本の南では対流活動が抑えられます。このため低気圧が発達しにくくなります。春の嵐が発生しにくく、東京都心の大雪リスクが低い要因になっています。

季節予報の不確実性
この予報はあくまで傾向です。1か月や3か月の長期にわたる季節予報では大気の流れを平均して見ているため、予測できないこともあります。

上空の高いところを流れるジェット気流の数日から1週間スケールの蛇行などにより、低気圧が急発達する条件が一時的に整うと、強風が吹く可能性があります。
また、低気圧の進路によっては、一時的に南西から暖かく湿った空気が引き込まれ、雨や雪の量が急増することもあります。

今後、最新の気象情報をご確認ください。

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白石 圭子

日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員 気象データアナリスト

白石 圭子

気象情報をわかりやすく伝えられるよう、奮闘しています。

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