こんにちは、ゲムスパ読者の皆さん、年末年始はいかがお過ごしでしょうか。

本日は『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』からゾーンの景色をお届けします。コンデンスミルクでも飲みながら、どうぞくつろいでお楽しみください。

まずは明け方のザリシアから。レッサーゾーンの中心にあるこちらの野営地では、新米ストーカーたちが身を寄せ合っています。一通りの設備もあり、情報も人も集まってくるまさにゾーンの玄関口。期待と不安と数本のウォッカを背負って、今日もルーキーが十字に分かれる道を行き交っていました。

ギターはストーカーの一般教養。今日も懐かしい調べが野営地を満たします。

準備が整ったら、ザリシアから北西のポピーフィールドへ向かいます。

辺り一面に広がる花畑……ゾーンではこういった景色はなかなか見ることができません。あまりに美しくて夢見心地がしますが、それは錯覚ではなく、ここにいると本当に眠気が押し寄せてきます。エナジードリンクを手放さないように。

遠く……木霊のように、かつてここに住んでいた人々の声が聴こえてきます。もしくは、あなたが永遠の午睡についたあとに、身包みを剥ごうと迫ってくるバンディットの笑い声かもしれませんが……。

レッサーゾーンから北上してガベージ方面へ。拘置所の地下では、鉄格子のあいだから木漏れ日のごとく陽光が差し、炎のアノマリーを照らしています。ただでさえアーマーの耐久値がゴリゴリと削れる人間バーベキュー会場には、ポルターガイストまで潜んでおり、新人ストーカーにゾーンの厳しさを教えてくれます。アーティファクトの位置もころころ変わるので、そんなに長居する場所でもないかもしれません。

ミディアムレアに焼けた体を引きずりながら、ボタ山へ。到着したときにたまたま後光が差す拠点を撮ることができました。

埋立地と産業廃棄物の山でできたこの地は、ガベージの中立地帯。ギャングもローナーも分け隔てなく受け入れてくれます。ゾーンのど真ん中にあることもあり、始終お世話になることでしょう。致死量の放射能を浴びることになるので、山登りはオススメしませんが。

ゾーン名物の光熱放射(エミッション)も忘れられません。茜空というにはちょっと禍々しいこの天気は、神々の怒りに触れた人間に対する罰なのでしょうか。安全なところで受ける分には、逃げ遅れた愚か者のポケットを漁れるので良いのですが。

虹がかかることもあるようです。

野営地のベッドも写真に収めておきました。こちらはSTCマラカイトです。だいたいどこもドミトリーです。ストーカーなんてのは、屋根があって襲ってくるミュータントがいなければどこだって構いやしないんです。

そしてこちらは赤い森。ホーンヘッドという鹿のミュータントと死闘を繰り広げた直後、近場にあったので撮影しました。

雨風が凌げるポイントなだけあって、先客もいましたが、今は物言わぬ屍に変わり果てています。こういう過ごしやすそうな洞窟などのロケーションは、大抵宿にしていた人の痕跡が残っており、細かい作りこみを感じますね。

浮遊する岩、夜間に発生する謎の光、決して消えない竜巻など、ゾーンには多種多様なアノマリーが存在します。アーティファクトのために飛び込むだけでも愚かだというのに、アーマーの修理費を考えて、脱いでから入る狂人もいるそうです。ゾーンで生きていくとは、かくも厳しいことなのか……。

旅も終わりが見えてきました。こちらはヤニフの野営地であるヤニフ駅です。プリピャチを目指してやってくるベテランの休憩所であり、鼻息が荒いだけのルーキーを突っ返す検問所としても機能しております。

なお、こちらの駅は実在するロケーションです。ウィキペディアに掲載されている写真を観る限り、真ん中の巨木は創作のようですね。いつの写真なのかはわかりませんが、並べてみると非常にエモーションを掻き立てられます。

ヤニフ駅の周辺も回ってみましょう。列車墓場となっているヤニフ駅周辺に、アノマリーによって合体している列車がありました。衝突とも融合とも取れるこの意匠は何と表したらよいでしょうか。本来は人を運ぶべき乗り物が、原型を残したままその用途をもがれているところに、妙な魅力を感じました。

最後はプリピャチの観覧車を拝んで締めくくりましょう。

こちらも実在するロケーションであり、特にこのプリピャチ遊園地の観覧車は、あらゆるポストアポカリプス系のフィクションでモチーフにされてきました。

ちなみに実際の遊園地は、開園が1986年5月1日の予定でした(原発事故は1986年4月26日)。よって、この観覧車は一度もお客さんを乗せて回ったことがないということ(試運転はしたのでしょうが)。なんとも哀しい事実ですが、それがまた神秘性を帯びた理由であるとも言えます。いずれにせよ、この観覧車が放射能の脅威を世界に知らしめた一助になったのは間違いないでしょう。

いかがでしたでしょうか。ゾーンはその人によってさまざまな姿を見せます。ある人にはこの世の終わりに見え、ある人には現実以上のリアリズムを感じることもあるでしょう。

皆さんがこの残酷で美しい土地のどこに魅力を感じているか、ぜひとも教えてください。それでは、また。