
東京証券取引所で2024年12月撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
[東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比63円69銭高の5万0407円79銭で取引を終えた。海外勢がクリスマス休暇に入り参加者も手掛かり材料が少ない中、前日終値を挟んだ小動きが続いた。売買代金は3兆円を下回り、今年最低となった。
日経平均は106円高で寄り付いた後、プラス圏とマイナス圏を行き来する値動きが続いた。明確な方向感はみられず、高値は166円高、安値は60円安、値幅は226円にとどまった。後場は数少ない手掛かりとして、植田和男日銀総裁の経団連審議員会での発言が関心を集めたが、反応は限定的だった。
SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「クリスマス・ラリーは期待されているものの、東京市場では人工知能(AI)を巡る楽観論と悲観論が交錯しており、関連株に方向感が出づらい」との見方を示した。市場の目線は早くも年明けの企業決算に向いているといい、年内は5万円台でのこう着感の強い相場展開になると山口氏はみている。
主力株では、SUMCO(3436.T), opens new tabが4%超高、楽天グループ(4755.T), opens new tab、メルカリ(4385.T), opens new tab、サイバーエージェント(4751.T), opens new tabが3%超高としっかり。良品計画(7453.T), opens new tabは4%超安、イビデン(4062.T), opens new tab、フジクラ(5803.T), opens new tabは2%超安でさえなかった。個別では、清水銀行(8364.T), opens new tabが後場急伸し、7%超高となった。SBIホールディングス(8473.T), opens new tabがグループ入りを打診したと日経新聞電子版が報じ、材料視された。
TOPIXは0.31%高の3417.98ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.31%高の1760.43ポイントだった。プライム市場の売買代金は2兆9824億6300万円となり、今年最低だった。
東証33業種では、値上がりはパルプ・紙、金属製品、不動産、ゴム製品、その他製品など26業種、値下がりは非鉄金属、繊維製品など7業種だった。
植田総裁は講演で、「賃金上昇を伴う形での2%物価目標の実現は着実に近づいている」、「日銀はコストプッシュによる一時的な物価上昇ではなく、人々が緩やかな物価上昇続くことを前提に活動し物価目標実現する姿を展望」などと述べた。18─19日の金融政策決定会合の内容と同じとの見方から、影響は限定的だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.93%高の676.28ポイントと、3日続伸した。きょうグロース市場に新規上場したリブ・コンサルティング(480A.T), opens new tabは公開価格を40%上回る1400円で初値を付け、1280円で引けた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1164銘柄(72%)、値下がりは389銘柄(24%)、変わらずは51銘柄(3%)だった。
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