日経平均は続伸、節目5万円を回復 AI関連に買い戻し

2025年1月、東京証券取引所で撮影。 REUTERS/Issei Kato

[東京 22日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は、前営業日比895円18銭高の5万0402円39銭と続伸して取引を終えた。前週末の米国市場でのハイテク株高が波及し、AI(人工知能)・半導体関連株が高かった。日銀の金融政策決定会合を前週末に通過したことで事前にあった警戒感が緩和して買い戻しが入ったとみられ、節目の5万円を回復した。為替の円安も支えになった。

日経平均は前営業日比577円高でスタートした後も、一時1083円高の5万0590円に上値を伸ばした。AI・半導体関連株に物色が広がった。アドバンテスト(6857.T), opens new tabと東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabの3銘柄で日経平均を約550円押し上げた。

ドル/円が157円台と円安方向で推移したことが輸出株を支援。金利の上昇基調は、銀行など金融株の一角に追い風となった。一方、内需株では利益確定売りが目立ち、プライム市場では5割近くの銘柄が下落した。

市場では「日銀会合での(植田和男総裁の)タカ派コメントに備えていたショート(売り)の買い戻しが中心だろう。さらに上値を積極的に買うには、材料不足の面もある」(大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト)との見方が出ていた。

もっとも、売り材料に乏しいともみられている。米国市場で半導体関連株への過度な懸念が後退してきたとして「年末年始は緩やかなリスクオンではないか」(坪井氏)という。

TOPIXは0.64%高の3405.17ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.64%高の1753.81ポイントだった。プライム市場の売買代金は5兆0141億1400万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属や電気機器、機械など17業種、値下がりは陸運や空運、その他製品など16業種だった。

政策期待を背景に、ファナック(6954.T), opens new tabやハーモニック・ドライブ・システムズ(6324.T), opens new tabがしっかり。レゾナック・ホールディングス(4004.T), opens new tabは堅調だった。一方、SHIFT(3697.T), opens new tabやニトリホールディングス(9843.T), opens new tab、JR東海(9022.T), opens new tabは軟調だった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.31%安の654.66ポイントと小反落した。東証グロース市場に新規上場したスタートライン(477A.T), opens new tabの初値は公開価格を94.7%上回る935円となり、ストップ高水準の1085円で取引を終えた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが771銘柄(48%)、値下がりは780銘柄(48%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab