40年連れ添った夫婦…夫が突然、離婚宣言「本当に愛する人と生きたい」…私「後悔しない?」夫は嘲笑…その結果…

第2の人生は本当に愛する人と過ごしたい 。離婚してくれ。 結婚40年目の節目が近い日に突然夫で ある大次治郎からそう告げられた。は冗談 よね。カラカラに乾いた口でなんとか言葉 を振り絞るが大ジェ郎は首を横に振った。 大次郎に言われるまま専業処婦になり家事 に育児に大次郎の世話2度この40年 ずっと本送してきた私への仕打ちが来ると はなんで最大な人だろう。化粧もしない おしゃれもしない。夜々のババーと今後も 一緒にいなきゃいけないなんてどんな罰 ゲームだよ。これからは若い彼女と生きて いく。 私におしゃれをする暇を与えなかったのは 自分のくせに。 よくもこんなことが言えたもんだと、私は拳を固く握りしめた。 つまり大次郎は自分の浮気を理由に離婚したいってことよね。声が震えそうなのを必死に来らえ、私は静かに聞いた。まあそうだな。でも俺と離婚したら困るのは証拠の方だよな。業縮だから金がないもんな。 ヘラヘラと悪びれる様子もなく言いのける 夫の様子に私は腹綿がにえくり返りそうな ほどの怒りで頭の先から爪の先まで血が 熱くなる。でもここで取り乱しては大次郎 の思う壺だ。私は必死に冷静さを 取り戻そうと大きく息を吐く。 分かった。離婚でいいけど後悔しない。 こんな人とこれ以上夫婦でいる必要はない 。覚悟を決めた私は大次郎にそう聞いた。 誰がするかよ。私のことをあ笑うように 吐き捨てた大次郎に私は満面の笑を向けた 。ありがとう。一生後悔してね。 大次郎行ってらっしゃい。 いつものように仕事に行く夫の大次郎を 玄関先で送り出す。 私の名前は井上翔子60歳。夫の大次郎と は結婚してもうすぐ40年を迎える。私も 大次郎も高卒で同じ会社に入社。 当時は高卒での就職も珍しくなかった。他 にもいた高卒の同期社員たちと日々 励まし合い、切磋琢磨しながら仕事して いく中で大次郎は気が強いところがあり、 それが幸いしたのか同期の中でも リーダーシップを発揮し、順調に仕事の 経験を積んでいった。そんな大治郎に惹か れ、私たちは車内恋愛の末に結婚。結婚後 は夫婦友働きでもいいと言っていた私だっ たが、夫婦で同じ会社は気まずいし、俺が 外で働くからお前は家のことを頼むとまだ 若いながらにそんなことを堂々という大次 治郎に頼もしさを感じた私は会社を退職。 娘の理下が生まれた後も大次郎を支える ために私は家庭を第一に考え事も育児も 一手に引き受けてきた。 そんな専業主婦生活40年の私の趣味は フラワーアレンジメント。結婚家にいても できる趣味は何かないかと思いカルチャー センターのチラシで見かけたフラワー アレンジメントの体験教室に心惹かれた。 最初はリカの誕生日や入園、入学の タイミングで飾っていたが、思いの他 楽しくて私はどんどんのめり込んだ。 リカが高校を卒業し、大学進学で 1人暮らしをするために状況してからは フラワーアレンジメントが私の心の寄り所 になっていた。 リカにSNSの使い方を教えてもらい、 作品を投稿すると最初は少なかった フォロワーも少しずつ増えていき、投稿へ のいいねが増えていった。リカも私の趣味 にとても理解を示してくれていて、仕事の 合間に私の投稿を見るのが楽しみだとよく 言ってくれる。 最近ではアレンジメントの延長で寄せ上に も興味が出ている。 SNSを通じて友人も増え、少しずつ 賑やかになったおかげか毎日張り合いが あり、とても充実している。 そんな私だがこのところの大次治郎のあれ 具合に手を焼いている。気の強い性格の せいかはたまた経理部長という肩書きから 来る銃圧のせいなのか。最近では会社や 取引先、客先で意見がぶつかりトラブルに なることが以前に増して多くなっている ようだ。 外である程度発散してから帰ってきて くれるとありがたいのだが、大次治郎は 発散の仕方が下手なのか、あまり発散でき ていない状態で帰ってくることが多い。 大次郎は感情が態度や行動によく出るので 、帰ってきた時の足音や玄関ドアを閉める 時の音でそのあれ具合はすぐに分かる。 特に足音は一目瞭然だ。ドスドスと鈍く 響く音がする時は特にひどい荒れ方をして いる。そんな足音が今日も玄関から聞こえ てきた。 大治郎がイライラした状態で帰ってきた時 、真っ先に彼をなめるのが私の仕事だ。 大丈夫よ。今までだってこういう言葉よく あったじゃない。気持ちを落ち着かせて 少し引いたところから意見を聞いてみたら 案外突破校が見つかるかもよ。 今まで大次治郎の仕事がうまくいかない時 、私はどんなに大次治郎が荒れていようと もいつも寄り添って励ましてきた。 けれど大次郎は仕事に追い詰められる自分 とは違い、気持ちに余裕がある私のことが 疎ましく感じたのか、ある日を境えに急に 冷たく当たるようになってきた。 専業主婦は毎日ゴロゴロできていい気分だ な。お気楽なお前が羨ましいよ。 私が話しかけると大次郎は2言目には そんなことを言うようになっていた。 ゴロゴロなんてしていないわよ。家事だっ てそれなりに時間かかるし、開いた時間は 趣味に使っているし。 毎日の家事は楽なものばかりではない。 一軒屋に住んでいるのだからそれなりに 意地管理が大変なのだ。しかし大次郎は その家事の合間に私が趣味を楽しんでいる ことが気に食わないのか私のことをけなし てきた。趣味ね。花なんてかってる暇が あるならもっと自分のみりに気を使えよな 。肌もシだらけで実よりも吹けて見えるぞ 。 私にそんなことを言うなら自分はどうなの と言い返してやりたかったが言い返せば またうるさくなると思い、私は言い返すの をやめた。ここ最近は大次郎とまともに 会話することもできず毎日モヤモヤし続け ていた。 大次治郎の態度にモヤモヤしながらいつも 通り過ごしていたある日、私は大次治郎に ある提案をした。大次郎、今年は結婚して 40年の節目だし、何か2人でお祝いでも しない?旅行に行くとか。カレンダーを見 て来月は結婚記念日があると思い出した私 は初店に行き旅行雑誌を購入した。 最近は2人でゆっくり過ごしている時間が なかったから大次郎もあんな風に疎まし がる態度だったのかもしれない。旅行にで も言ってリフレッシュすれば前みたいに話 ができるかもしれないと思い浮きしながら 旅行雑誌を見せて私が提案すると大次郎は 数秒の沈黙。その沈黙に困惑している私を よそに無表情のまま冷たい一言を放った。 超子、俺と離婚してくれ。 突然の離婚宣言に私が口を開けて混乱して いると、大次郎は続けに口を開いた。 好きな人ができた。第2の人生というには 少し遅すぎかもしれないが、これからの 人生は本当に好きな人と過ごしたい。だ から離婚してくれ。 一方的な物言いに私は反論しようとしたが 、口が乾いてうまく喋れなかった。 本当に好きな人とはどういうことなの? 浮気していたの? 聞きたいことはたくさんあるはずなのに 言葉が出てこない。 そんな私に大次郎は見下すように腕を組み ながら私に文句を言い出した。 俺は仕事で悩んでいるのに証拠はいつも家 でだらダラ花を構うだけ。まともな 話し相手に何もしない上に家事も育児も 中途半端。専業主婦にしてやったのに感謝 もない。 盛大にため息を疲れ私はやっと口を開けた 。 専業主婦にさせたのは大次郎でしょ。私は 友働きでもいいって何度も言ったのに あなたが夫婦で同じ会社は気まずいって 言ったからでしょ。 自分から専業主婦になってくれと言った くせに、まるで私がわがままを言って専業 主婦になったような物言いに思わずカチン と来てしまった。 だったら別の会社に転職すれば良かった じゃないか。パートでも何でもできた だろう。 何が何でも専業主婦になった私が悪いと 言いたい大次郎は過去に自分が言ったこと をすっかり忘れていた。 私は何度も言ったわよ。パートに出たいっ て。でも大次郎がリカに寂しい思いをさ せる気か家事を手抜きするつもりかって大 次郎が許可しなかったんじゃない? リカが幼稚園に入るタイミングや小学校 入学のタイミングで私は何度か仕事に出 たいパートでもいいから働きたいと大次 治郎に提案していた。 しかしその度に大次治郎はそんなことをし たら自分の稼ぎが悪いみたいじゃないか。 俺に恥を欠かせる気かと何かと理由をつけ ては私が仕事をするのに反対してきた。 挙句の果てには子供のリ下に家事をやらせ てまで仕事がしたいのか。ダメな母親とは こういうことを言うんだなとまで言ってき た。子供がお手伝いをして家事を覚えるの にちょうどいいのではと私は思っていたが 、大次郎はとして首を盾には振ってくれ なかった。 それは理下が中学高校に入学しても同じで その頃には専業主婦で社会経験の少ない お前を今更雇う会社なんてないと言われ なくなく諦めていた。 そんな自分の発言を都合よく忘れている大 次郎は鼻で笑いながら口を開いた。 お前みたいな何もかも中途半端なやと一生 を終えるくらいなら若くて可愛い彼女と セカンドライフを満喫した方が有意義に 決まっているさ。 今まで専業主婦して大次治郎のことも家の ことも精一杯支えてきた私をあ笑う大次 治郎を見て体に力の入らなくなった私の腕 からバサバサと旅行雑誌が落ちていった。 そんな私の様子から大次郎は私が離婚を 言い渡されてショックを受けていると思っ たのかとんでもない提案をしてきた。 でもお前は俺に捨てられたら孤独になる もんな。それはかわいそうだし態度次第で は考えてやるぞ。 なんとも王兵な態度で言ってきたが、 つまりそれは浮気を目認しろということ。 馬鹿げた提案にさすがの私も驚いたが冷静 に口を開いた。 離婚してもいいけど後悔しない。 私の声の震えに気づいた大次郎は私の返事 を強がりと取ったらしく、誰がするかよと 鼻で笑い、俯いた私が実は笑っていたと 気づくわけもなく見下してきた。 離婚を切り出され、ショックを受けてはい たが、実際のところ私はすでに大次治郎と の離婚に向けて着々と準備を始めていた。 大次郎の言動に違和感を覚え始めたのは 半年ほど前。彼の外が増えたことだった。 最初は最近ちょっと外が増えたような程度 の些細なものだった。それまで休日は家で ゴロゴロしているかフラっと散歩に行く くらい。義両親はすでに施設に入っている が私が誘わなければ面会にすら行こうとし ない人だった。 それがある日から休日の外出が頻繁になり 、平日も飲み会だ接だと帰宅が遅くなる ことも増え終電を逃したから会社近くの ホテルに泊まるということが多くなって いった けれど普段から見ていた大次郎のSNSも 特に変わった様子もなければ何か特別な 投稿がされているわけでもなかった。その ため考えすぎかと気にしないでおこうと 思っていた。 そんなある日、庭の花を使った アレンジメントを投稿しようとしたら、 知り合いかもの欄に流れてきたある投稿が 目に止まった。画像と一緒に投稿された 内容には今日は彼氏とデートという文が 添えられていた。 その投稿にあった画像は若い女性と配の 男性のツショット写真。顔はうまく隠され ており、体格はぱぱっと見じゃ分からない けれど、この男性の身につけている服装を 見間違えるはずがない。この男性は大次郎 だ。あまりの衝撃に私は手にしていた スマホを落としてしまった。ハンマーで 殴られたようなガンガンとした痛みが頭を 襲い、スマホを拾う手が震え、どくと 気持ち悪いくらい跳ねる心臓の音が夜けに うるさく感じる。真実を確かめたい気持ち もあるが、怖くてスマホを見たくない 気持ちもある。でも今のままでは何も 始まらない。確かめなきゃ。 私はスマホを拾い、他の投稿内容も詳しく 調べた。どの投稿も男性の顔は隠されて おり、決定的な証拠になりそうにない。で も気になる投稿があった。 彼氏からのプレゼント。今日は高級 デパコスセット。 投稿に移っていた商品を検索したら、どれ も簡単には手が出せないような値段のもの ばかり。高い人だったとしてもセットで 買うなんて難しいものを投校主は大次治郎 と思われる人からプレゼントされている。 それに今日はとも書かれている。もしかし たらプレゼントはこれだけではないかも しれないとそう思った私はすぐに大次郎の 部屋に向かった。 何かしら証拠があるかもしれない。 見つかったら全部証拠として写真に残そう と総覚悟を決めた。 しかし探せ度探せど証拠は何も出てこ なかった。 机や本棚クローゼットキャビンありと あらゆる場所を探したけれど決定的な証拠 は何ひつ出てこなかった。焦れば焦るほど 証拠は見つけられない。どうしよう。この ままじゃ大治郎を問い詰められない。そう だ。リカに相談。 誰かに相談したくて、私は真っ先にリカに 連絡しようと考えた。だが会社経営で 忙しい理下の時間を取ってしまうのはなん だか申し訳なく感じた。その上談内容が 自分の父親の浮気のことだなんて。いくら 社会人とはいえ娘にこんな相談はするべき ではないのではと考えてしまい、余計に 連絡をする手が止まってしまった。 頭でいろんなことをぐるぐると考えながら ひとまずSNSの投稿内容は保存した けれどこれからどうすればいいか分からず 1人で悩み続けて数日が経った。その間も 大次郎は終電間際に帰ってきたり深夜に 帰ってきたり 定事に帰ってきたかと思えば私の家事に 文句をつけたりと相変わらずだった。 早くどうにかしなければと考えていた そんな時元同僚であり、今は良き友人の さち子から久しぶりに連絡が来た。し子 さん久しぶりにお茶しませんか? この数日ずっとモヤモヤして過ごしていた 私にはとてもありがたい誘いだった。 久しぶりだね。私もちょっと相談したい ことがあるの。急だけど今週末でもいいか な。 少しでも早く胸のうちのモヤモヤをどうに かしたくて私はさち子に予定を伺った。 相談ですか?全然いいですよ。では週末 楽しみにしてますね。 私の怖色に何かを察したさち子は一瞬言葉 を詰まらせたような沈黙があったがさち子 は心よくオッケーしてくれた。 私はさち子を自分の都合で振り回して しまったようで申し訳なさを感じたがそれ 以上にありがたいと思った。もしかしたら さち子なら何か知っているかもしれない。 何かいいアドバイスをくれるかもしれない 。 一の望みを抱きながらさち子とのお茶の日 を迎えた。 名やかなお茶の時間。お互いの近況報告を している中で私は思い切って大次郎のこと を聞いてみた。 ねえ、さち子ちゃん、最近の大次郎会社で 変わった様子とかない? 私の質問にさち子は困惑した様子を見せた 。 大次郎さん、どうだろう?実は私今は経理 部じゃないの。どうやらさ子は今大次治郎 とは違う部署にいるらしく、以前に比べて 接点がないようだ。顔を合わせるのは朝の 出勤時くらいだという。けれど、私が切ぱ 詰まっている様子を感じたのか、さち子は 気にかけて聞き返してくれた。 次郎さんのことで何か心配なこと?健康 診断とか さち子の質問に首を横に振り、胃を消して スマホに保存したSNSの画面を見せると さち子はショックを隠せずにいるようだっ た。友人の夫であり、職場の先輩が浮気だ なんて誰が信じられるだろうか。 これ大次郎さん。それに一緒に映ってる人 どこかで見たことある気がする。 投稿されている写真を見たさち子はなんと か記憶から相手の名前を引っ張り出そうと したようだが、つい思い出すことはできず ごめんなさいと謝ってきた。いいのよ。 さちこちゃんのせいじゃないし。私が 苦笑いしながらスマホをしまうとさち子は 私の手をそっと握ってきた。 し子さん、もし大次郎さんを訴えるのなら 、これだけでは状況証拠に過ぎません。 更新所に依頼して決定的な証拠を手に 入れるべきです。さ子から更新所という 言葉が出てきて、私は覚悟を決めた。 大次郎の浮気を疑ってからどうしていいか 分からなくてずっと悩んでいたの。でも さちこちゃんに話を聞いてもらえたし、 背中も押してもらったし、更信所を使って 徹底的にやるつもり。 誰かに話を聞いてもらえることがこんなに も気持ちの軽くなることだと知り、さち子 には感謝しかない。 私の前向きな返答にさち子は自分のことの ように気合いを入れてくれた。 私もできることがあったらいくらでも協力 します。大次郎さんの勤務記録用意し ましょうか? 背中を押すだけでなくさち子は自ら協力を 申し出てくれた。なんてありがたいこと だろうか。 さち子ちゃんありがとう。もし車内での 大治郎の様子に違和感があったらそれも 教えてくれる?武署が違うみたいだし無理 のない範囲で構わないから。 私がお願いするとさ子は力強くもちろん ですと答えてくれた。身近にこんな風に 親味になってくれる人がいるなんて私は なんて幸せなんだろう。 こうして私は更新所に大次治郎の浮気調査 を依頼した。 正直なことを言えば浮気なんて間違いで あって欲しかったが私の嫌な予感は見事に 適中した。 ご主人は浮気なさっています。ただお相手 の女性は浮気というよりパパカ感覚のよう です。 依頼してすぐにそんな連絡が私の元に来た 。さらに証拠を確実に手に入れるため調査 を継続してもらったが開始からわずか1 週間でデート現場に高額な貢ぎ物の数々と 出るは出るは証拠のオンパレード 浮気相手の名前も住所も勤め先も全部 分かった。更新所からアドバイスを受けて 私も大次郎の部屋だけでなく鞄の中や洋服 のポケット通帳までしっかりと調べた。 するとカの奥底からぐしャぐしャになった 髪の束が出てきた。これもしかして その紙のタバを1つ1つ綺麗に広げていき 、証拠として写真に残した。さらにさ子 から大次治郎の勤務記録が送られてきた。 勤務記録とここ最近の大次郎の帰宅時間や 外の回数を考えると違和感を抱くばかり だった。 欲しい証拠が集まり慰謝料請求のための 弁護士への相談も終わった。 全ての準備が完了した頃、私は最後の掛け に出るために書店で旅行雑誌を購入した。 帰宅後の大次郎に結婚記念日が近いからと 記念日旅行を提案するとすぐに離婚して 欲しいと私に言ってきた。 今回の記念日旅行を最後の思い出にと思い 、旅行後に私は自分から離婚を切り出そう と思っていた。もし旅行を断られてもすぐ に浮気を追求しようと思っていたので、 まさか先れると思っていなかったから、 ただただ驚いた。 好きな人ができたとか最もらしいこと言っ てるけど、若い女に遊ばれてるだけって 気づかないなんて。自分の夫がこんなにも バカだったことに頭が痛くなる。 私に全てバレていると思っても見ない大次 治郎の言文を聞いている間、ずっとそんな ことを考えていた。 途中、大次治郎の私に対する物言いに カチンと来た私は思わず言い返していた。 今までだったら大治郎に抑圧され言いなり になっていたかもしれない。でもそんな私 はもういない。これからの人生私は自分の ために生きていくと決めたのだ。こうして 私は大次治郎からの離婚の申し出を 受け入れたのだ。 大次治郎からしてみれば売り言葉に 買い言葉での離婚承諾に思えただろう。で も私にしてみれば願ったり叶ったり。 大次郎が気を抜くのを待っていたのだから 。 し、慰謝料の外産を出した。確認してくれ 。離婚宣言から数日後、大次郎は私への 慰謝料の金額を提示をしてきた。自ら浮気 を打ち明けてきただけあって、慰謝料を 支払うことに前向きなのはありがたい。 しかしその金額は世間一般で言う相場通り の金額で、その金額からはこんだけ払って やるんだから大なしく引き下がれとでも 言いたげな空気がにみ出ていた。 明らかに私を見下しているような金額だが 、私はることなかった。なぜなら私の心の 準備も証拠の準備もすでに万全だからだっ たからだ。 大次郎にきられないように固く拳を 握りしめた私は慰謝料金額を提示してきた 大次治郎に1つ笑を返すとすぐに口を開い た。では弁護士の先生も交えてしっかり 話しましょうか。 私の口から弁護士という言葉が出てきた ことに驚いたのか。大次郎は分かりやすく 口元を引きらせた。は弁護士。そんなもの いらないだろう。俺はお前に慰謝料を払う んだから、わざわざ弁護士に入ってもらう 必要はない。 弁護士に間に入られると困るのか?大次郎 はそれっぽい言い訳をつらと並べて私を 説得しようとしてきた。そんな説得に私が 応じるわけがない。私ははっきりとした 怖色で聞き返した。なんでプロに任せた方 が間違いはないでしょ。もしかして弁護士 に入られると困ることでもあるの? 私のこの一言に大次郎はぐっと顔を仕かめ た。 それでも必死に平常心を保とうとする大次 治郎だが私は一切引かない。 こういう話し合いは客観的に信用できる第 3者に間に入ってもらうのが1番確実だし 決め事の取りこぼしもないわよ。 私がそう言うと大次郎はわなと震え出した が去制を張るように鼻で笑ってきた。 そうは言ってもな、弁護士なんてこんな 短期間で見つかるわけないだろう。大次 治郎は私のはったりだと思っていたようだ が、実際にあかじめ呼んでいた弁護士に家 に上がってもらうと大次郎は苦虫を潰した ような顔で私を見てきた。では始め ましょうか。 私は煽り返すために大次治郎に向けて にっこりと笑うとその場で弁護士を含め 私たち3人で話し合いを始めた。 すでに大次治郎さんの方から浮気の告白は あったようですがし子さんに改めて浮気 調査をしていただきました。その結果と 証拠がこちらです。 弁護士から浮気の事実確認のための証拠を 提示されると大次治郎はいつの間にこんな にと顔が引きつっていた。大次郎のことだ から離婚を言い渡された私は何もできない と高をくっていたのだろう。なんて甘い 考えだろうか。けれどそれだけ私を見下し ていたという大次郎の本心もしっかりと 見えた。ならば大治郎に情けをかける必要 もないだろう。私が手に入れた浮気の証拠 をもに弁護士は追加で慰謝料と財産分用を 請求。その金額は大次郎が自ら提示してき た金額の数倍だった。 もし支払いを拒否するなら裁判も事内です 。これらは全て商子さんの権利ですと弁護 士が揺さぶると大治郎は分かりやすく逆場 してきた。 慰謝料を改めて請求だと財産分与も追加だ なんてふざけるな。そんな条件飲むわけ ないだろう。 弁護士の目の前でここまで抵抗できる なんてなんて図々しい人なのだろう。 ふざけるなって言うけど、それを請求さ れるようなことをしたのは大次治郎 でしょう。それに慰謝料だって本来なら こちらから提示するものなんだから。 私が分かりやすくため息をつくと大次郎は 強気な態度で口を開いた。 というか貯金もへそりも全部使っていて俺 の手元に金はないんだ。ない。それはフれ ん。追加の慰謝料なんて無理だな。財産 分与なんて持っての他だ。諦めるんだな。 これで先定を打ったつもりなのだろうが、 そんなもの無意味でしかない。 わめき散らす大治郎に私は淡々と自分の 意見を伝えた。ないなら消費者金融にでも 言って借りてきてください。それか給料 差し抑えで何年かかってでも払ってもらい ます。私には請求する権利がありますから 。 私の意思が揺がないこと。弁護士という 味方がいるということ。しっかりとした 証拠が揃っているということ。それらを 理解した大次郎は反論しようにもできずに 口を継ぐんだ。でも私の手はこれで止まる わけがない。 証拠はこれだけじゃないですよ。私は 追い打ちをかけるようにある紙の束を大 次郎に見せた。これは 大次治郎に見せたのは証拠集めの時に 見つけたくしゃくしャに丸められた後の ついた紙の束 1つ1つ綺麗に広げられたその紙の中身は カードの利用明彩書でそれも高額な内容の ものばかり。 この工学の利用明細大次治郎名義のカード ではないんですよね。だって大次治郎の カードだったら私が気づきますから。 トントンと利用明彩のカード情報を指で 叩くと大次治郎は目を見開いた。 これ会社の法人カードでの利用履歴ですよ ね。 私の言葉に大次郎はついに顔を真っさにし た。 先日見つけた紙の束を確認していたら カードの利用迷彩だと気づいたが我が家の カードではなかった。なのにここまでの 工学利用となると考えられるのは1つだけ 。大次治郎は経理部長という立場を利用し て会社の法人カードを不正に使って浮気 相手に高額なプレゼントを買い与えていた のだ。カードの迷彩という重要な証拠を家 の中に落としていたのだから彼の爪の甘さ にぞっとしたのを覚えている。 会社のカードを不正に利用したと私にバレ た大次治郎の額体から日汗がどっと 吹き出してきた。 許してくれ。つい任禍さしただけなんだ。 今更私に許しを凍死に土下座を繰り返す大 治郎に私はドん引き。何度も何度も頭を 下げるだけで話が一切進まなくなった。 座はいいので決められるものを決めていき ましょう。 大次郎の悪きに呆きれてしまい、この日の 話し合いはこれ以上無理だと判断した。 淡々とした口調で私は慰謝料と財産分与の 請求をしっかり取り決め、弁護士に帰って もらった。 大次治郎は弁護士が帰ったことにほっとし たようだが、私の大次郎への制裁はこれで 終わりではない。 週明け大次郎が会社に出勤するとすぐに 会議室に呼び出された。私はさち子にお 願いしてこと細まかに会社での大次治郎の 様子を教えてもらった。 大次治郎が呼び出された理由はもちろん 会社のカードの不正利用の件。会議室で 問い詰められなんとかごまかそうとした大 次治郎だったが大次治郎の浮気相手が取引 先の社員であるマリだったことが判明し 事態は一変した。 私から大次郎の法人カード不正利用の報告 を受けた会社がさらに調査した結果ある 事実が判明した。 マリは元々大次治郎の会社に飛び込みの 営業で何度か来ていたらしい。その時に たまたま対応したのが大次治郎だったそう だ。熱心なマリの様子に大次郎は胸の高り を感じていたらしい。それ以降マリは営業 に来るたびに大次治郎を指名し、熱心に話 をしていたようだが、それがきっかけで 2人は交際に発展。その後取引先を決める 先定会があることを知り、そこで大次治郎 は自分の車内での立場を利用してマリの 務める会社を特別扱いするように自分の 上司だけでなく社長を言いくるめていた。 大次治郎はマリの会社を優遇することで マリとの接触が増える。マリは自分の営業 実績が評価されて小級につがる。お互い いいとこ取りだった。そのため大次治郎は それっぽい待名文で他の取引先を先定候補 から外させ、マリの務める会社をわざと 持ち上げて上司に売り込み、優先的に取引 先として採用していたらしい。車内では 大した会社でもないのにあの会社ばかり 優遇されすぎだという不満の声が上がって いた。不満の声を集め上層部に密国しよう としていたらしい けれど大次郎な圧力が邪魔をして誰も 逆らえずに揉み消されていたためそのまま マリの会社との取引は続いた。しかし今回 大次郎とマリの不倫が発覚したことにより 事態は急変。私な理由での取引先定が 明るみになった。これに対し大次治郎は 真こから反論。高成な取引先定と取引をし たと主張するが、周囲の社員からは冷やか な視線を向けられていたそうだ。こうなっ てしまえば大次郎の説得力のなさは火を 見るより明らかだっただろう。元々不満の 声が集められていたこともあり、慰例の速 さで社長に報告。マの会社の実績を改めて 精査することに。その結果、マリの会社の 商品は他者に比べて価格も高く、品質も 他者にはお取り、納期も遅れがちだという 問題点が次々に浮き彫りになったことで 取引は停止、すぐに契約終了となった。 ありは大次治郎の会社との取引が高く評価 され、小級の話もあったようだが、契約が 打ち切りになったことで全て拍死になった そうだ。 これを受けてマリは大次郎をひどく馴った 。 あんたのせいで小級もなくなった。おっ さんのくせに娘より若い女に鼻の下伸ばし てんじゃないよ。気持ち悪。あんたみたい なおっさんと本気で付き合うわけない でしょ と会社のロビーで大次郎に向けて大声で 言い放ったらしい。 これには大次郎も大激怒。お前に見つぐ ためにいくら使ったと思ってるんだ。絶対 に道連れにしてやると暴れ回ろうとした ところを警備員に連行されていったそうだ 。 会社側はこのことを受けて速やかに法的 措置を取ることに決め、手続きに移った そうだ。大次治郎は素敵な感情を仕事に 持ち込んだこととそれに伴う経費の不正 利用の責任を問われることとなった。 浮気相手のマリというと会社を自主退職。 それと同時に私は彼女に慰謝料を請求した 。 なんで私が慰謝料払わないといけないのよ 。こんな金額払えない。私は悪くない。 あのおっさんが勝手に貢ついできただけ。 マリは最初はこんな感じで和めいていたが 、弁護士から経費の不正利用は横量に値 する。横量の片望を担いでいたのだと言わ れると大なしくなり借金をして私に慰謝料 を払い姿を消した。 その後大次郎は正式に長会解雇処分を受け 職と同時に社会的信用も失った。 それだけのことをしたのだから当然の報い である。大次治郎は会社から損害賠償を 請求されるだけでなく刑事国訴もされる こととなった。これを回避するためには 全額を弁載すること。しかし、そんな 手立ても資金もない大次郎は結局弁載が できずそのまま逮捕されることとなった。 マリを道連れにしようとしたらしいが、 一切連絡がつかずマリに捨てられたことに やっと気づいたようだ。 私の方はと言うと、大次郎マリ双方からの 慰謝料をしっかりと受け取り、リカの サポートを受けながら新たなスタートを 切った。 離婚に関してはお母さんたちの問題だし、 私は気にしないけど、それならそうと相談 して欲しかったな。 大治郎との離婚が成立すると私はすぐに 引っ越しを結構。リカに離婚に至る経緯を 打ち明けた。 ごめんね。リカに迷惑がかかるかもって 思ったら言うに言えなくて。それに仕事に 影響したら困るし。 引っ越しの2をしながら私はリカに謝罪し た。 お母さんが謝ることじゃないでしょ。それ にお父さんのことなんてこれっぽっちも い手にならないから安心してよ。 リカの言葉にほっと胸を撫で下ろし、私は リカが立派に経営者として育ってくれた ことに嬉しくなった。 それよりアレンジメント教室の準備はどう ?何か足りないものはない? 見こきをしながらリカは別の荷物にも目を 向け、私に声をかけてきた。 私はリカの所有するマンションに引っ越し 、その1階にある多目的ルームを借りて、 長年趣味で続けていたフラワー アレンジメントを仕事として本格的に 始めることにしたのだ。 仕事で忙しいのに開準備も手伝ってくれて ありがとね。今のところ足りないものは ないしさちこちゃんも手伝ってくれること になってるから大丈夫よ。 元々SNSで投稿していたこともありは 上場。すでに参加希望者が上限に達して いると開準備を手伝ってくれているリカ から聞いた。 立ち子も会社をやめていた経験を生かして 私のフラワーアレンジメント教室の運営を 手伝ってくれることになった。とても 心強い味方がいてくれて私は本当に過法者 だ。 これまで家庭に尽くしてきた年月を考える と自分の好きなことを第2の人生の言動力 にできると思っても見なかったが、これ からはこんな楽しい時間を好きなだけ 過ごせると思うと過去の自分をねらって あげたくなった。アレンジメント教室を 開行し、軌道に乗り始めてから数ヶ月後、 釈放された大次郎から弁護士経由で戻って きてくれ、やり直したいという胸の連絡が あった。もちろん弁護士からも無理に連絡 を返す必要はないとも言ってもらえたので 、その言葉の通りに連絡を返していないし 、全て無視している。弁護士には私が何を しているか大次郎に聞かれても教えない ようにとお願いしている。 私の要望通り弁護士は私の情報を 一切漏らしていないようでありがたいこと に今のところ大次治郎の突撃はない。釈放 されたばかりの大次郎には更新所に依頼 する余裕などないので私のことを調べるの は無理だろう。すでにブロック済みの上で 連絡先を変えたので、もう2度と大次治郎 と関わることはない。こんな晴れバレした 気持ちは何年ぶりだろうか。呼吸の1つ1 つがとても軽く心地い。もう誰かに 振り回されることもない。私はこれから 自分の好きなものに囲まれて私のために 生きていく。はい。幼いもの。 せならお前も一緒にあの世に行けばよかったのにね。 あさな調承のも義母は私目がけてビールをかけてきた。今私は白できる荷物をまとめている最中だ。遠方に住むから父が亡くなったと聞いたから慌てて戻らねばとしていた。 葬儀のために実家に戻ることを伝えると 義母はひどく気分を害したらしく、家事も しないくせに この金をただの良に使う気かなんて めちゃくちゃな嫌みを言ってきたのだ。 義母とは別居だが、ここ数ヶ月は毎日の ように顔を合わせている。夫が勝手に相か を渡しているせいで義母は好きなように 入り浸っているのだ。 毎日家事について罵頭と共に指摘し、少し でも口ご応えすれば暴力まで飛んでくる。 だが夫と息子の前では余ったれた声をあげ 暴力性のかけらも見えない。 ニコニコと人きされる笑みを浮かべ、家族 3人で過ごせて嬉しいと笑う。 当然その3人に私は含まれていない。だ から父の不法を伝えても義母は私を気遣う 言葉ではなく実家に帰るまでの交通費 ばかり気にしているのだ。 正直疲れた。 久しぶりに実家に帰るのが父の葬儀だ なんてやらせないが、とにかくこの家から 離れられるならそれでもいい。 そう思って口応えもせず黙って1人荷造り をしていたのに。お、そうだ。どうせなら お前も向こうで飛び降りでもしてきたらい ても目障りなだけだし。このまま帰ってこ なくていいわよ。もう限界だ。 私の名前は黒み。33歳。夫の城5歳に なるにゃんたとの3人暮らしだ。 今は専業婦なり毎日の家事に追われる日々 だが、かつては私も将来への夢を追い求め ていた時期があった。 その夢は通訳家になることだ。 そのために実家から遠く離れた語学系の 専門学校に入学した。 初めての1暮らしで不安もあったが、その 日々は充実していた。 授業や勉強を通して自分の夢に向かって 努力する喜びや世界が広がる感覚に胸を 踊らせる時間を過ごしていたのだ。 さらに留学プログラムを活用して海外留学 の経験も積むことができ言葉だけでなく心 の多く深くまで理解し合える素晴らしさを 知ることができたのである。 専門学校を卒業しとしての一歩を踏み出し たあの頃はまるで夢のような日々だった。 通訳家としてのキャリアを築づき始めた私 は翻訳の仕事も任されるようになり、充実 感に満ちた日々を送っていた。 毎日異なる言語や文化と向き合いながら 仕事に没頭していった。 新しい言葉や表現に触れる度に胸が高なり 自分の力を試す喜びを感じていたのだ。 また仕事仲間との交流も楽しく刺激的だっ た。 共に課題に取り組む中で新たな視点や アイデアが生まれ、成長することができた 。 そんな日々の中、友人から同じ会社の人で 良い人がいると紹介されたのが素郎だった 。 彼は明るい笑顔と魅力で人を引きつける だけでなく、その話し方もまた聞くものを 不思議と納得させてしまうような雰囲気が あった。 そんな彼に私は自然と心を開いていったの だった。 彼の優しさやき配りに触れるたびに私は彼 にどんどん惹かれていく自分を感じていた 。 私たちは徐々に距離を縮め、やがて交際を 始めることになった。 史老王は何度も家族の話をしてくれた。 父親は幻覚ながらも誇り高い食について いること。 母親は優しく常に自分のことを思ってくれ ていること。 その言葉からは彼の深い愛情がにみ出てい た。 私は彼が家族思いで優しい人だと感じたの だった。 そして君も母のようにとても素敵な人だと 言ってくれたことに喜びを感じた。 交際が進むにつれ、私たちはお互いの将来 について話し合い、結婚に向けての準備を 進め始めた。 今は男女平等の時代だから黒みも自分の やりたい仕事を思う存分楽しんでほしいと 史郎は仕事に対する私の気持ちを理解して くれていた。 子供は何人欲しいとかお母さんと初めから 呼ばせようなど具体的な話もした。こんな 完璧な人は他にはいない。この人となら 素敵な家庭を築いていけると私は思ったの だった。 結婚の挨拶の際、資郎の話の通り厳格な 義父は無口で挨拶程度だったが、義母は 優しく上品な笑顔で私を迎いてくれた。 くみさんは外国の言葉が得意なんですって ね。はい。 今は企業で通訳と翻訳の仕事をしています。 それは素晴らしいお仕事ね。でも結婚したら素郎お君のことを気にかけてあげてね。もうもちろんお仕事をなさってていいのよ。君 1 人が働くのは大変だもの。でもねえ、夫を立ててあげることが良い家庭を気づく第一歩だと思うの。 義母の口調は丁寧であったが、その言葉に 私は微妙な違和感を覚えた。しかし私は 自分の考えをしっかりと伝えた。もちろん 家庭も仕事も大事にします。史郎さんは私 の気持ちを尊重してくれていますし、お 互いに支え合っていきたいと思っています 。義母の微笑みは変わらなかったが、その 微笑みの奥には何かを秘めているようにも 感じた。 大丈夫だよ。黒みは望んでいた通りの素敵 な女性だよ。その言葉に安心しつつ義母に 対する違和感が自分の気のせいだったのか もしれないと思った。 それから慌たしい日々の中、私たちは晴れ て夫婦になった。 私はこれから家庭と仕事で忙しいながらも 城音の明るい未来を思い描いていた。 しかし徐々に城郎の態度が変わり始め、 家庭内の男女の役割に対する見解が 浮き彫りになっていった。 家のことは君の好きにしたらいい。僕は口 を出さないからね。 は食事の準備も片付けも選択も何もしない 。 私の好きにしたらいいとは全て私がやる からやる順番くらいは自由に決めろと言っ てきたのだ。私が専業主婦ならまだ分かる けど私たちは友働きなのよ。家のこと全部 私じゃなくて2人で一緒にやろうよ。 何言ってるんだ。家事は女性の持ち分じゃ ないか。今は男女平等の時代だから女性 だって自分の能力を生かした仕事につける 。でもそもそも家事ができていないなら 働きに出る前に家を完璧に整えなきゃね。 まるでこの世の心理のように言われて私は 前を潜める けれどは口早にまくし立てて家事をやり 切っても余裕のある女性が働くことだと 言いてきた。 レスポンスの早いに対して私は一度 しっかり言葉の意味を考えるため発言する までに時間がかかるタイプだった。 結婚前は城だって待ってくれていたが、今 となっては私が返事する前から言葉を立て て話を終わらせてしまう。 なんとか言いたいことをまとめて伝えると その話は終わっただろうと不愉快を全面に 出してくる。気づけば家事は私が全てやる べきでありは手伝わないのが習慣になった 。さらに新たな問題が浮上した。史郎は 週末になると私が家事に追われている間 すぐに義母の買い物に付き合うために 出かけるようになった。そして私がせめて 週末だけでも家事を手伝ってほしいと頼む と、彼は 僕にも自分の時間を楽しむ権利があるんだ 。君と結婚してからママとは週末くらい しか会えないんだからいいだろ。君も好き なように過ごせばいいよ。きちんと家庭で の責任を果たした後にねと理不尽な言葉を 投げつけ場を去った。 の義母への異常な遺心が私との関係に影響 を及ぼし始めたのだった。 結婚前は母とか母さんと呼んでいたがいつ の間にかママと呼ぶようになった。 が子供ができたらお母さんと呼ばせると いった意味がその時わかった。 義母のことをママと呼んでいるため子供に は同じ呼び方をさせないということだった のだ。 ママは義母だけだと決めていたのだろう。 しかし最初は戸惑ったものの家事と仕事に 追われるうちにそんなことを気にすること もなくなっていた。 そんな中お腹に新しい命が宿ったことが 分かった。 私は喜びと共にこれでが父親としての自覚 に目覚め2人で子育てをしてくれるのでは ないかと期待した。しかしはすぐに裏切ら れた。史郎は私に向かってあっけなく言っ た。 子供が生まれたら仕事はやめろよな。家事 や子育てに専念しろ。私は驚きを隠せ なかった。 なんでそんなこと言うの?私は仕事も続けるつもりだし、やりがいも感じてるのよと私が反論すると史郎おは霊承した。へ、やりがい。何言ってるんだ。夫婦にとって子供より大事なものなんてないだろう。君が仕事をする間子供にやるって言うんだ。 君の血っぽくなりがいのために子供に寂しい思いをさせるっていうのかい。僕は反対だよと強引に言い放った。そして義母までが火生した。 白郎お君の言う通りよ。今までは優しい史郎お君があなたのわがままに付き合ってきただけ。俺からはもっと妻として母としての役割を果たしなさい。 私はただ呆然としていた。史郎が私の仕事 を軽論じ、義母が彼に賛同する姿に心が ざめえた。 彼らが私の夢やりがいを理解しようともせ ず、ただ従な妻や母としての役割を求める ことに悲しみと無力感が込み上げてきた。 とはいえ、私は仕事をやめる気はない。 だって資料だけの給料で子供が生まれて 生活できるとは思えなかった。ならば育児 休暇を取って手当てをもらいつつ大きく なったら保育園に預けて働いて家計を 支えるつもりだったのに。なんとしろは私 の職場に勝手に行って退職の胸を伝えてい たのだ。それも本人は私がやめたいのに 会社がやめさせないとかまるで会社が悪い ように言っていたらしい。会社には私から 残りたいと打信していたのだから人事部は 面白くない。別にやめてもらってもいいん だよと虫を噛みつぶしたような顔で言われ て私は会社からも居場所を奪われたと 思い知らされた。 それでも掛けがえのない息子にゃんたが 元気に生まれた時、私は幸福感に包まれた 。 素郎も義母もにゃんたを可愛がってくれる ことに親速安ドしたものだ。 しかし のにゃんたへの愛情と反比例するように私 への愛情は消えていったように思う。その 上、彼は私の行動を全て制限するように なっていた。 にゃんたが5歳になる頃には生活費も ギリギリしか渡されず、レシートは全提出 しなければ許されない。にゃんたの外遊び のために外に出かけるとスマホにGPSが 入れられたし、他のママ友と連絡しない ようLINEのダウンロードも禁止されて いた。 だがにゃんたが来年から小学校ということ でもう送迎の必要がないからと買い出し 以外の外出を禁じられてしまった。同時郎 は私のスマホを笑顔で取り上げる。 無職でゴロゴロしてるくせにスマホ持っ てるのは無駄だろ。それに小学校からの 連絡なんて神でくるんだから問題ない。 そして代金がもったいないと言って私の スマホを解約してしまったのだ。この頃に なると私も城老に従うのが当然になってい た。 息子にとっては良い父親だからあの子には 必要だから。そう心に言い訳をして暴言を まくし立てる彼と向き合うことに疲れて しまったのだ。 そして資料の義母への依損心もどんどん ひどくなり、私を義母のコピーを作るかの ように扱い始めたのだ。 選択ネットの入れ方、干し方、取り込む 順番、畳み方、片付ける順番、掃除機の 頻度やかける順番もそうだし、料理だって 義母と同じ味を共容される。 なんでいつもママの作った料理と違うんだ 。何回も言ってるだろう。もう我慢でき ない。素郎の怒りの声がキッチンに 響き渡る中、私はにゃんたが近くにいる ことを気にしながら料理を作り直した。 にゃんたにはこんなやり取りを聞かせない よう、私は必死で笑顔を作りながら彼の 注文通りに料理を変え、彼の怒りを沈める ことに集中した。 それからは料理の最中はにゃんたの注意を お気に入りのおもちゃや絵音に向けさせた 。 ある日、私が家事をしている最中に急に 義母が訪ねてきた。 が私の料理や家事について不満を持ってい たので彼女を呼んだのだ。 義母はキッチンで私が作っている料理を見 て前を潜めながら口を開いた。 あなたはもっと私の味を学ぶべきよ。白郎 君が好きなものを作れるようにならないと し郎君を幸せにできないわよ。彼女の言葉 は料理だけでなく他の家事にも飛びし始め た。 洗濯者の畳み方が雑ね。白くのシャツが しくちゃじゃ幸せになれないわよ。 本当にあなたって何もできないのね。私の畳み方をちゃんと覚えなさい。 義母の言葉は威圧的で常に私を見下した言い方をした。お君は綺麗好きだからあなたのどん臭い掃除のやり方じゃ不満なのね。私のやり方を見習いなさい。私は戸惑いながらも無理やり作った笑顔で答えた。はい、わかりました。 努力します。そんな私と義母とのやり取り に城郎は嬉しそうにänみ私の肩を軽く 叩くと ママの言うことに間違いはないからな。 お前ももっとママを見習うんだぞ。 私は心の中でため生きをついた。 義母の激しい言葉と要求に対し、私は どんどん自分自身を失いつつあるような 気持ちになり、深い不安が増していくの だった。そしていつの間にか義母は我が家 に入り浸たるようになっていた。 この家庭で息子を守り生き抜いていくため にはさらなる忍耐が必要だと私は覚悟して いた。 そしてにゃんたの5 歳の誕生日がやってきた。義母はもちろんだが、その日はつも忙しい義父もやってきた。無口な義父だったが私を見るなり。 クロミスさんだか痩せたんじゃないか と少し驚いたように訪ねてきた。突然の質問にえ、そうですかと答えた。 すると義父の隣にいた義母がすさず口を 挟んだ。 いや、まだあなただったら女性に体系の ことを聞くなんてデリカしないわね。くみ さんはね、最近ダイエットしてたのよね。 3後すぐにダイエットするのは体に良く ないけど、もうにゃんたちゃんも5歳に なったんだからそろそろ痩せたっていいの よと。底王許さない視線で私を見つめた。 ダイエットなんてしていないが私はと 小さく答えるしかなかった。義母の言う ことは絶対なのだから。おら、そんなこと より早く入りましょうと義母は言いながら 義父の背中を押してリビングへと入って いった。 その背中を見ながら私は頬に手を添えて 考えた。 そんなに痩せたかしら? 残りが多いけど食べさせてもらえないわけ じゃない。でも確かに片付けや城から言わ れたことをやっているうちに時間が経って 食べそびれたことは何度もある。 自分では気がつかなかったが少し痩せたの かもしれない。その時イビングから城の声 が聞こえてきた。 クロミ何やってんだ。早くこっちに来て 料理出してくれよ。痩せたかどうかよりも 城郎の声に反応しはい。すみません。今 行きますと慌ててリビングに戻った。私は 料理を作ったり使い終わった食器を片付け たりと席に座ることなく働いていた。食卓 では私以外の家族がにゃんたにプレゼント を渡したり写真を撮ったりして楽しそうに している。 母さんも来てよとにゃんたが私を呼んだ。 そして義父も私を気遣をかけてくれた。 そうだぞ。くみさんも少し座ったらどうだ 。しかしその瞬間義義母が割り込んできた 。 くみさんは自慢のお料理を振る舞いたくて 一生懸命なの。特にあなたとは久しぶりに 会うんだし張り切ってるんだから。それと 息子の妻とはいえよ。あまり他人の奥さん にあれこれ言うのはやめた方がいいわと私 を食卓に加える気がないことをはっきり 示した。 フも最近の女性の扱いについて気を張って いるのかとしたような顔で私に何度も謝罪 してくる けれど私は城郎の口達射の部分は義母に似 たんだななんて現実みた感想しか抱いてい なかった にゃんたの誕生日から数日経った日のこと だった。義母と史郎は仲良くショッピング に出かけていた。 にゃんたは遊びつかれてお昼寝をしていた のでその間に家事をこなしている時だった 。 家の電話が成り響く。固定電話がないと 不便だからと資料が入れたものだがまず ならないものだしなったとしても義母が 応答している。城に用のある人も幼稚園 からの連絡も城郎の携帯電話にかかる。 ここにかかってくるのは営業や間違い電話 くらいなので、彼らがいない時はずっと 留守番状態だ。 成り響く電話を取っても取らなくても城郎 は劣下のごとく起こる。 以前無視した電話は会社から城への連絡 だったからお前のせいだと怒鳴られ。応答 した電話が営業だったら買ってもないのに 無駄遣いするなと怒鳴られた。 どっちがいい?どうすれば怒鳴らないかと 頭の中がぐるぐる回る。 やがて電話はならなくなったが、カ発入れ ずにまたなり始めた。 何度もかけてくるということは明確に家に 用事がある人だろう。私は震える手でじき を取り上げる。 黒みよかった。あなた全然連絡取れないん だから。 お母さん 不安げに応答すると電話の向こうから 懐かしい母の声が聞こえた。だが声は硬く 何かいいことがあって連絡してきたとは 思えない。恐ろる何があったかを聞くと母 は何度も声を詰まらせながら教えてくれた 。 お父さんがお父さんが今朝なくなったの。 え、お父さんがどうして 言葉をつまらせながら問い返すと母親の声は悲しみに満ちていった。態が悪化して母は静かに父親が前から入院していたことを私に告げた。そして今朝大が悪化しこの世を去ったのだと。 素人義母の監視の中で父親が病気と戦って いたことすらも知らずにいた私は混乱と 罪悪感に包まれたのだった。母は私が スマホを取り上げられてからも家の電話に 何度もかけてくれていた。その度義母が 対応し留と嘘をついて私につがなかったの だ。 何度か私につがらなかった時、母は義母に こてを頼んだ。だが、一切伝えてくれ なかったため、私は知らない。母も何度も 義母に頼んだが、義母は疑われて不愉快だ と母に電話してくるなと強く伝えていたの だった。 父の死を知った私の心は悲しみに 打ちのめされた。 いつも私の味方であり、理解者だった父が 今はもうこの世にいないことが信じられ なかった。 私が地元から専門学校に行きたいと言った 時、母は家から通える大学への進学を望ん でいた。 そのせいで母と対立していた私の味方に なってくれたのが父だったのだ。 父の死のショックと素人義母から受ける 辛い打ちも重なり、私の心は壊れてしまい そうだった。私は思わずおを漏もらし泣い た。 くみ大丈夫?母の声が心配そうに尋ねる。 私は何も答えられずに泣くことしかでき なかった。母は私の様子で何かを悟ったか のような声で言った。 早く帰ってきなさい。私は小さい声で費用 がないと告げた。すると母は大丈夫よ。新 幹線のチケットはお母さんが用意するから 。その言葉に私の心に温かな安が広がった 。 母の優しさと思いやりに支えられながら私 は父の不法を受け入れる覚悟を固めたの だった。 葬儀の話をリビングでテレビを見ていた 素郎と義母に切り出すと彼らの顔には剣の 顔が滲んでいた。 お前の父親のことなんて僕にはどうでも いいんだけど。する時母も あなたの実家新幹線に乗らなきゃいけない しお金もかかるし何よりめんどくさいから 行きたくないわ と霊に言った めんどくさいの一言にこらえてきた怒りが 溢れそうになる だがここで怒らせて葬儀にも参加させない なんてなったら最悪だ。私はぐっとこらえ 城を見る。あの葬儀には私とにゃんただけ できますから。それに新幹線のチケットも 母が送ってくれるのでお金はかかりません 。すると史郎がため息をつき機嫌悪そうに 言った。は食 のやは何も分かってないな。おの父親の 葬儀に3列しなかったら政権定が悪い だろう。仕方ないから俺だけ言ってやる から。準備はお前が全てしろよな。 する時母はし郎君1人で大丈夫?本当に夫 にこんな迷惑かけるなんて信じられない 読めねえと嫌を言った。 は余ったれた声を出して、ママにそんな迷惑なことさせられないよ。父さんにバレたら絶対葬儀に行くって言うから黙っておけばいいさ。ミ、お前余計なこと言うなよと年王された。私は 2 人の心ない会話に悲しさを覚えながらも黙って従うしかなかった。 後日私がにゃんたと共に荷造りをしている と義母が相を使って家に入ってきた。慌て ていつものようにモてなそうとしたが義母 の冷たい視線が私を貫いた。 いいからさっさと荷作りをしなさい。邪魔 だから自分の部屋でやるのよ。そう言って 彼女は私を実質に押し込んだ。 にゃんたちゃんはあっちで遊びましょうねと猫撫で声でにゃんたを連れて行こうとした。するとにゃんたは首を振って答える。 やだよ。僕お母さんのお手伝いするんだ と言った。義母は嘘っぽい笑顔をにやりと浮かべてその気持ちはお母さんも嬉しいと思うわ。 でもね、急いで準備しないといけないから にゃんたちゃんがいるとお母さんは集中 できないの。だからお母さんの邪魔をし ないようにあっちで遊びましょう と言ってにゃんたを連れ出してしまった。 私はため息をつきながら言われた通り実質 で荷造りを再開した。 どれくらい時間が経ったのだろう。突然 義母の土星がリビングから聞こえてきた。 ちょっと黒くみさん。 大声で名前を呼ばれたことよりもにゃんたが驚いているのではないかと心配になった。私は荷造作りをしていた手を止め、慌てて様子を見に行く。リビングのドアを開けると私はすぐにゃんたの姿を探したが見当たらない。 素郎の姿もないことからきっとにゃんたを 連れて公園に行ったのだろうと思った。 だが不に背後からドスドスと足音が聞こえ てくる。振り向いた先で見たのは義母の 満面の笑だ。 はい。これ どうせならお前もあの世に行けばよかった のにね。はそう言って手に持っていた ビールを私にぶっかけた。私は一瞬何が 起こったのかわからなかった。目の前が ぼやけ、アルコールの匂いが鼻を刺激し、 髪から親たる液体が私の方を伝って ポタポタと落ちていくのを感じ、どうして 自分はこんなことになっているのかと同揺 した。 そんな私の同様などお構えなしに義母は 容赦ない言葉を次々と吐き捨ててくる。 こんな汚い部屋で私の可愛い史郎君と にゃんたちゃんを生活させるような目地獄 に決まってるわ。 ビールの冷たさが体に染み渡る中、義母の 怒りはさらに勢いを増していく。 そんなに散らかったままにして誇りだって待ってるじゃないの。掃除の仕方が甘いんだよ。家庭的能力が乏しいからこうなるんだ。この役たず。 毎朝私はリビングを綺麗に片付け、ソファーカバーも選択している。今日だってそうだ。 なのにリビングには見覚えのないタオルが 放り出されており、埃りどころか土のよう なものが巻かれているのが見えた。どう見 ても誰かによって汚された不自然なものだ 。ニヤニヤしている姿を見るにきっと犯人 は義母なのだろう。私はそう思ったが義母 に口応えなどできるわけもない。 髪から下たるビールが入り込んだのか。目にしてみる。 おお、そうだ。どうせならお前も向こうで飛び降りでもしてきたらも障りなだけだしこのまま帰ってこなくていいわよと言い放ったのだ。父の葬儀に行くことでなぜこんなにめられなければならないのか。 その言葉は私の心に深い傷を残した。 そして私の保護に涙が伝った。それが 悲しみの涙なのか、それともただビールが 染みて出た涙なのか、その両方なのか、 もはやどれなのか分からない。 それくらい私の心は悲しみと奥底から湧い てきた怒りに支配されていた。 わかりました。私はそう答えると唇を噛ん だ。 葬儀の準備もあるため私はにゃんたを連れ て母が用意してくれた新幹線のチケットを 使い実家へと向かった。新幹線の窓から 眺める景色は私の心の嵐とは対象的に静か で穏やかだった。それでもあの地獄のよう な家から出られたことは私の気持ちを 少なからず安度させた。にゃんたは初めて の新幹線に興奮が収まらない様子だ。私は にゃんたに聞いた。にゃんたそんなに 楽しいの?そう言うとにゃんたは満面の 笑みを浮かべていった。 お母さんとお出かけてきて僕嬉しいんだ。 その笑顔に私は心が温かくなった。 実家に戻ると懐かしい光景が目に飛び込ん できた。 家の周りには昔から変わらぬ景色が広がっ ていた。 青とした鶏分けが風に揺れ、古い柵が家を 囲んでいる。その姿を見ると心がほっと 落ち着く。 玄関を開けると懐かしい匂いが漂ってきた 。 家の中は昔と変わらずほっとするような 温かさがある。すると玄関先で母が出迎え てくれた。 お帰り。疲れたでしょう。母が微笑み ながらそう言って出迎えてくれた途端。私 はほっとして涙がこえきれなくなった。 にゃんたが繋いだ手に力を込め心配そうに 私を見つめる。すると母がにゃんたに 優しく声をかけた。 大丈夫よ、お母さんね。ちょっと疲れ ちゃってるだけ。母がそう言ってにゃんた の心配を柔らげると優しく微えんだ。 そして私とにゃんたを家の中に誘った。 ほら、中に入って少し休みなさい。私は 懐かしい玄関を与えだ。そして久しぶりに ゆっくりと眠った。 目が覚めると気持ちはだいぶ落ち着いてい た。 そして私はこれまでの出来事を母に話した 。 そんなひどすぎるわ。許せない。母は怒り をあわにしていった。 そして私の手を両手で包み込み、 こんなに細くなって辛い思いをしてきたの ね。そう言うと人生きついて強い口調で 言葉を続けた。離婚しなさい。あなたには もっと幸せな道があるはずよ。お父さんは いつも黒みの幸せを願っていたわ。 私は母の言葉にでもと言いながら庭で遊ぶ にゃんたの姿を見た。 白も義母も私にとっては身勝手で嫌な存在 だったがにゃんたにとっては父親と祖母な のだ。 にゃんたのことは可愛がってくれている。 離婚すればその存在をにゃんたから奪う ことになる。 にあんたのことを思うと離婚するとは言え なかった。 そんな私の気持ちをさして母が言葉を発し た。 さっきあなたが眠っている時にゃんたと 話したんだけど、あの子私にこっちのお ばあちゃんはお母さんに優しいから好き って言ったのよ。私はその話を聞いて驚い た。 母あ続けた。お母さんが笑っててくれたらいいなって。って大人をよく見てるものよ。そして私は新幹線でにゃんたがと出かけできて僕嬉しいんだといった言葉を思い出した。 その時にゃんたは私が家で辛く当たられて いたことに気がついていたのだと悟った。 これ以上にゃんたをあんな家庭にいさせる ことはできないと思った。 そして決心した。私離婚するわ。母は黙っ て頷いた。 父の葬儀の期間中、私は並行して離婚の 準備を進め始めた。 だが、いざ書類を目の前にすると未来への 不安や父の創失による深い悲しみが心を 揺さぶった。 1人でやっていけるのかという疑問が頭を よぎった。 これまで義母や司郎からの信辣な批判が 自信を喪失させ、私の心をんでいたのだっ た。 しかしそんな時にゃんたと母の存在が私の 心を支え強く保たせていてくれた。 に散列した司郎は外面だけは相変わらず よく父を失ったかわいそうな嫁とその母親 に優しい態度を示し母 にも親切な言葉をかけた。お母さん大丈夫 ですか?彼は優しく尋ねた。 何かお手伝いできることがあれば僕たちが 支えますから。母は微笑みながらも城郎に 対する怒りと軽別をにませ答えた。 ありがとう。本当に親切ね。でも迷惑を かけるわけにはいかないわ。しばらくは 黒みにあんたがそばにいてくれるだけで 安心よ。いいわよね。白郎おっさん。その 圧力に城郎はひんだのか。おおどした声で 。 もちろんです。黒み、お母さんのことを助けてやってくれ。じゃあ僕はこれで とそ草と帰って行ったのだった。葬儀後、母の助言もあり、自らの決心を鈍らせないように私は実家にとまり続けた。 そして実家の安定した環境が私の心に平穏 をもたらし、これまでのことを冷静に 考えることができるようになっていったの である。しばらくしてなかなか帰ってこ ない私に我慢できなくなった司郎が電話を よし、容赦なく私を出席した。 だラダラといつまで実家にいるんだ?ママ がお前の仕事を代わりに会ってくれてるん だぞ。いつもママに世話になってるくせに 負担をかけるなんてとんなだな。早く戻っ て家事をしろ。 電話口から聞こえるの声に私の心に不快感 が広がる。今までの言葉に怯えながら従っ ていた私だったが、冷静に考えてみれば 事故中心的で理不尽なだけのわがまま男の ザれ事ではないかと呆れた。 なぜこれまで司郎の言葉に耳を貸していた のか。 それだけあの環境で私は心を蝕ばまれてい たのだと改めて思った。 いつまでも不快な言葉を耳にするのも嫌 だったので分かったとだけ答えてさっさと 電話を切った。 そして数日後にゃんたを母に預けすぐに 戻ることを約束するとあの厄介な人たちが いる不快な家へと向かったのだった。家に 戻ると玄関には義母の靴があり、その光景 だけで不快感が込み上げた。 私の戻りを確認するなり、司郎は怒りを あわにした。 一体何日を開けたと思ってるんだ?城の声 が響いた。ソファーにどっかりと座る義母 も負けじと口を開く。 本当に出来底損の嫁だね。君のお世話もし ないで実家で遊んでるなんて。とんな 負け物だ。彼女の言葉は部屋中に毒けを 巻き散らし、私の耳に突き刺さった。 私は黙って義母の言葉を受け止めていたが 、以前のように私の言葉を蝕むことは なかった。 部屋は彼らの言葉で満たされ、私の我慢も 限界に近づいてきた頃、義母が生き切れし 始め、やっと文句を言い終わった。 私は薬と笑い、お母さん、息き切れする なんて運動不足なんじゃないですかと皮肉 を言った後、お言葉ですが、お母さんご 自身が私に2度と帰ってくるなと言った ことをお忘れですか?私は言う通りにした だけですよ。私の言葉に義母も師郎も目を 丸くした。 は、 お前ママに口応えするなんて何様だと思ってるんだ と。怒なった。私は冷静な微笑みを浮かべながら、それなら代わりにこちらから話をしてもらうことにしましょうと言いビングにとある人物を招き入れた。 言いたいことはそれだけか。 岐阜がゆっくりと部屋に入りながら行った。 あ、あなた。 義母は驚いてソファーから立ち上がった。義母は目を見開き、義父を見つめている。義父の顔に静かな怒りが浮かんだ。 今の非常識な言葉の数々は一体どういうことだ? 義父の声はあらしく、義母はたじたじとした様子で立ちんでいる。 そ、それはくみさんが家事をサボって実家 で遊んでいたから注意をしてただけよと 義母は必死に弁名した。その言葉を聞き、 義父の怒りはさらに高まっていった。 嘘をつくな。くみさんが実家に帰っていた のはお父上の葬儀があったからだろう。 お前たちはそのことを私に隠していたな。 と 義父は義母と史郎を睨みつけたのだった。なんであなたがそれを知っているのよ。 そう言うと義母は私を睨みつけ、怒りの保先を私へ向けた。黒みさん、あなたが言ったのね。嫁のくに口を出すなんてずしい。 それに郎も火生した。そうだ。 おめは夫の言うことを聞くべきだ。それが筋だろ。 すると義父の怒りが爆発し、その劇場は部屋中に響き渡った。おお、いい加減にしないか。お前たちの態度がおかしいと思っていたが、こんな最低なことをしていたとは。 義父の声が厳しい口調で義母と司に向けられた。 義父は以前から義母が頻繁に我が家に通っ ていることに疑問を抱いていた。そして 最近義母が息子の家に出入りする頻度が 増していたことに不審を覚え義母と史郎に 質問した。初めは2人して歯ぐらかしてい たものの義父の追求にとうとう私が実家に 帰っていると口終わった。だが、それは私 が家事を放棄して実家で遊んでいるという 説明だった。しかしにゃんたの誕生日での 私のやれた姿と義母と史老の異様な雰囲気 にただならぬるものを感じていた義父は私 の実家に来る決意をしたのだ。 そして私の実家を訪れた義父は礼儀正しく 父に先行を捧げ奥闇の言葉を述べた。 さらに知らなかったとはいえ葬儀に散列し なかったを浴びてくれた。 そして私が実家から帰らない理由を尋ねて きたのだった。 私は義父の誠意ある態度に感復し、これ まで自分が受けてきた扱いを包み隠さず 全て話したのだった。 しかしその経緯を義母と史郎に伝えると彼らは激しく否定し始めた。そんなの黒みの出ち上げだ。これまでの王を忘れたのか。 すると義父が静かに口を開いた。私はこれまで多くの人材を育て今も部下を持つ立場だ。 人を見る目はあると思っている。嘘と真実の区別はつけられる。その一言で義母と史郎は言葉を失った。そして義父が義母を睨み、お前との結婚は親が決めたものだ。 お前が昔から人を見下すような態度を取っ ていることは薄う分かっていたが、ここ まで下げ、個人を内がしにするような人間 だったとは思わなかった。さっきは人を 見る目はあると言ったが、お前の存在だけ は私のおだ。お前とはこれ以上関わりたく ない。 義母との断を宣言すると、義父は荒々らしくその場を後にしたのだった。あ、待って。あなたに捨てられたら私困るわ と真っさな顔をしてよろよろと義父を追いかけていった。私は方針状態の城を見つめながら決意を込めて告げた。もうあなたの言いなりにはならないわ。 これからは私は私の人生を歩みますから。 あなたとはお別れよ。離婚にあたっては これまでのこと覚悟しておいてねと言い彼 を残し家を出て行った。その後私は実家へ 戻り母とにゃんたと暮らし始めた。 しばらくゆっくりしなさいという母の言葉 に甘えさせてもらっていたが、ある日義母 が城を伴って実家に怒鳴り込んできたの だった。 お前のせいでママは離婚されたんだぞ。 大体嫁から離婚を切り出すなんて生意気な のよ。もっと夫を立てなさいよ。2人の理 不尽な言う 話すことは何もない。 帰ってと玄関から追い返そうとした。すると史郎が逆場し、私に掴みかかってきたのだ。さらに義母も火生し、私の髪を引っ張った。何するのよ。 その時家の奥で接客中だった母が騒ぎを聞きつけ現れた。何してるの?娘から離れなさい。 怒りに燃えた母はそう言って私から義母と 城郎を引き離した。ここは私の家よ。今 すぐここから出てきなさいとすごい見幕で 城もとも義母を追い出した。そして父の 先行を上げに来てくれた客が起点を聞かせ 、警察に通報をしてくれていたおかげで すぐにやってきた警察によって2人は連行 されていった。私は母に抱きつき、 お母さんありがとう と目を潤ませた。 母は強しって言うでしょ。あなたもすぐに 私みたいになるわよと言って笑った。 その後私はすぐに離婚届けと各種書類を 手郎に送り付けた。精神的苦痛と実家に 怒鳴り込んできた際の不適切な行為による 保証金や子供の養育費の請求は多額の負担 となっていた。 それに納得がいかなかった司郎は再度実家 に押しかけてきたが事前に警察に相談して いたため門前払いを食らった。 警察に止められながら前会がマみたいにならなかったのが悪いのになんでこんな金払わなきゃいけないんだよ。ママに言いつけてやるからな と叫んでいた。私は窓からその様子を見ていたが、彼を抑えていた警察はマザコン男を間の当たりにして複雑な表情をしていた。 その後散々大口を叩いていた司だったが、 岐阜からきつい叱りを受けたようで、 こちらの要求を全て受け入れた。 そして私は無事に弁護士を通じて保証金と 養育費を受け取ることができたのだった。 しかしほっとしたのもつの間。今度は義母 からの嫌がらせが行われるようになった。 ある日、私が自宅に帰ると玄関のドアの前 に何枚もの手紙が散らばっていた。私は 不気味に感じながら手紙を拾い上げ、中身 を見た。 そこには私への文句が綴られていた。 出来底損の嫁、次郎君の幸せを返せなどと いう文面がいくつも書かれていた。 私は手紙を抱え、警察に通報した。 警察は今後は家の周りを重点的に巡回する ようにしますと言ってくれた。後日警察が 巡回していると手紙をばらまこうとしてい た義母を発見しま事情を聞くために警察に 連れて行かれた。 証拠の手紙を欧州し、私たちに近づくこと を禁止する措置が取られた。 やっと苦しみから抜け出し、新しい人生を 歩み始めた私たちの生活を侵害し、 脅やかした行為に対して私は義母に慰謝料 を請求した。これは単に慰謝料を求める だけでなく、これまで義母によって傷つけ られた事故尊重を取り戻すための私の決意 でもあった。 として正当な金額を得ることができた時、 私はやっと自分を取り戻せたと確信したの だ。 離婚から数ヶ月が経ち、私はにゃんたと母 と穏やかな時間を過ごしている。 元の会社に戻ることはなかったが、同業 他者でうまく仕事に馴染めてきたところだ 。 いくら母の力を借りているとはいえ、 シングルマザーとしての生活は楽ではない 。だが元気なにゃんたの姿を見れば何でも できる気がする。 にゃんたを1人前の大人にすることが私の 力の源になっているのだ。そしてそんな 私たちを支えてくれる母の存在は大きかっ た。 時には口うるさいこともあるけれど、それ も離れの愛情であることは分かっていた。 私たちは支え合い、励まし合って生活して いる。 離婚してから数ヶ月が経ち、今の生活に だいぶ慣れてきた頃、久々に女友達と ランチすることになった。 その友人は私が素人出会ったきっかけに なった人物でもある。離婚したことは友人 に報告していたが、実際に会うのは久し ぶりであった。 友人には離婚の詳細は話していない。 最初はお互いの最近の出来事について 話し合い、その後は仕事やプライベートの 話題に移っていったのだ。すると友人が 気まずそうな顔をした。 私がどうしたのかと尋ねると友人は も字も字としながら あのさ、黒みと史郎さんの離婚原因って もしかしてこれ?そう言ってスマホの画面 を私に見せた。それはどうやらスーパーの 相材売り場を撮影した動画のようだった。 しばらくすると義母と仲良く試食をして いるの姿が映った。 白ちゃん、これわよ。はい。あん と母が食用の食材を司郎の口に入れる姿があった。本当だ。美味しい。でも僕今日はママのオムライスが食べたいな。やっぱりマのご飯が 1番大好き と義母にべったり甘える史郎の姿が映っていた。 私は会いた口が塞がらなかった。 甘え棒の度合がはるかに増している。友人 はスマホを見つめる私にゆっくり話しかけ た。 実はこれ取引先のスーパーで資料撮影中に 偶然映ったものらしいんだけどこれって いわゆるマザコンってやつだよね。と言っ た。 私は微妙に困惑し、まあそうかなと答える と友人は突然テーブルに両手をついて頭を 下げた。ごめんなさい。変な人を紹介して しまってと謝罪すると、まさかこんな人 だったなんて思わなくて、会社では評判 良かったからと続けていった。私は気にし ないでよ。私の見る目がなかっただけだ からと友人の謝罪に対し同場的に答えた。 申し訳なさそうにしていた友人だったが、 今度は怒った口調で話を続けた。こんな 本性だったくせにし郎さん離婚した後は 部署内で黒みの悪口言ってたんだよ。家事 もろにできなくて自分の母親が教えてあげ てたんだとか。私は素郎の姿が軽く想像 でき、笑いをこらえるのに必死になった。 友人の話はまだまだ続いた。でもね、この 動画がなんでかで回っちゃってさ、 いわゆる拡散ってやつ。それで私のところ まで動画回ってきたんだけどね。 友人の話はもはや止まらない。彼女は昔 から噂好きだったな。などと思いながら話 を聞いている。みんなこの動画見て奥さん 大変だったんだろうなって。これまでの 悪口を信じる人が誰もいなくなったんだよ ね。それからはまざ子のレテル貼られて 嘘つき呼ばりされて気がついた時には退職 しちゃってたよ。そこまで聞いて私は納得 した。 は外面が良く口先だけ男のくせにプライド だけはやたら高かった。 会社での扱いに心がぽっきり折れてしまっ たのだろう。 そして友人は怖い顔をして最後にこう言っ た。黒みにこんな思いさせたんだから当然 の向きだよね。噂好きでちょっと口の軽い 友人だが人のことに本気で起こってくれる 優しい性格なのだ。そんな大切な友人との 時間もあの公員生活によって奪われていた ことに改めて気がついた。 友人と別れる時またランチしようねと言わ れた。次の約束ができることがこんなにも 嬉しいものなのかと当たり前の幸せを私は 噛しめた。 その後郎は義父から追い出された義母と 2人でどこかへ引っ越したらしいが、一体 今どこで何をしているのかはだ。 今となってはにゃんたとの面会交流にすら 黙って結するします。 あんたも未練がないのか無理して会いたい とは言わなくなった。 まだ交流のある義父に聞いてもどこにいる のかは分からない。ただ毎月養育費日は ちゃんと振り込まれているので生きては いると思う。

🌸 幸せな人生の物語 🌸

このチャンネルでは、人生・愛・家族・人とのつながりをテーマにした、心温まる物語をお届けします。
一つ一つの物語には、幸せに生きるための小さな気づきや、大切な人生の教訓が込められています。

忙しい日常の中で、心を癒し、前向きな気持ちになれる時間をお楽しみください。

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