
ベルギーのゼーブルッヘ港に駐車された新車。2024年10月に撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[ストラスブール 16日 ロイター] – 欧州連合(EU)
欧州委員会はドイツ、イタリア、欧州自動車業界からの強い圧力を受け、2035年以降に内燃機関(エンジン)車の新車販売を禁止する措置を後退させ、電気自動車(EV)以外の販売継続を部分的に認める見通しだ。
自動車メーカーが米EV大手テスラ
(TSLA.O), opens new tabや中国のEVとの競争に苦戦する中、CO2ニュートラルなバイオ燃料や合成燃料を使用したプラグインハイブリッド車やレンジエクステンダー(航続距離を延長する装置)の販売継続を認めるよう求めるメーカーの声を聞き入れたようだ。
現在のEU規則では、35年以降の新車は全てゼロエミッションでなければならない。しかし、16日の提案では、CO2排出は21年の水準から100%ではなく、90%削減される。
欧州議会最大会派「欧州人民党(EPP)」のドイツ人トップ、マンフレート・ウェーバー氏は、90%という水準は欧州委員会によって合意されたものであり、この削減幅の縮小は依然として前進だと理解していると指摘。ストラスブールでの記者会見で「35年の90%削減は大規模な削減だ」と述べた。
EU加盟各国政府と欧州議会の承認が必要となる。
一方、EV業界は投資が損なわれ、EVシフトでEUが中国にさらに差をつけられることになると述べている。
また、クリーンな輸送を目指す団体「T&E」のエグゼクティブディレクター、ウィリアム・トッツ氏は「エンジンにしがみついていても、欧州の自動車メーカーが再び偉大になることはない」と述べた。
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