(CNN) 映画監督や俳優として活躍したロブ・ライナー氏と妻のミシェル氏が死亡した。ライナー家の広報担当者が14日夜、明らかにした。2人の死について「悲劇的」としたうえで、遺族のプライバシーへの配慮を求めた。

広報担当者は声明で、「深い悲しみとともに、ミシェルとロブ・ライナーの悲劇的な訃報(ふほう)をお伝えします。突然の死に胸が張り裂ける思いです。この信じられないほどつらい時期に、プライバシーの尊重をお願いします」と述べた。

これ以上の詳しい状況は、直ちには明らかにされていない。

CNNはこれより前、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるライナー氏に関連する住宅で、78歳の男性と68歳の女性の遺体が見つかったと報じていた。

情報筋によれば、ロサンゼルス市警の殺人捜査班が現場に入り、捜査を進めている。

ロサンゼルス市消防局は午後3時38分ごろ、医療緊急通報を受けて出動し、住宅内で男性と女性が死亡しているのを確認した。

「ノース 小さな旅人」の撮影現場で指揮を執るロブ・ライナー氏/Andy Schwartz/Fotos International/Getty Images
「ノース 小さな旅人」の撮影現場で指揮を執るロブ・ライナー氏/Andy Schwartz/Fotos International/Getty Images

ロブ・ライナー氏は、カルト的な人気を誇るコメディー映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」や、アカデミー賞にノミネートされた法廷ドラマ「ア・フュー・グッドメン」を手掛けるなど、監督として俳優としてジャンルを超えて活躍した。

ブレークのきっかけとなったのは、テレビドラマ「オール・イン・ザ・ファミリー」で演じた、バンカー夫妻の義理の息子役だ。この役で1970年代にエミー賞を2回受賞した。

その後も俳優として活動を続けながら、80年代には監督業に軸足を移した。ミュージカルコメディー「スパイナル・タップ」で監督デビュー。同作は「モキュメンタリー」という手法を事実上確立した作品とされる。

ライナー氏は47年、ニューヨーク市ブロンクス生まれ。父親のカール・ライナー氏は脚本家や俳優、監督、プロデューサーとして長年にわたり活躍し、「ザ・ディック・バン・ダイク・ショー」などで知られる。

「最高の人生のはじめ方」のプレミア上映会に出席したロブ・ライナー氏と妻のミシェル氏=2012年6月、米ロサンゼルス/David Livingston/Getty Images
「最高の人生のはじめ方」のプレミア上映会に出席したロブ・ライナー氏と妻のミシェル氏=2012年6月、米ロサンゼルス/David Livingston/Getty Images