ベラルーシ、平和賞受賞者や邦人ら123人釈放 米が仲介

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は13日、収監していたノーベル平和賞受賞者のアレシ・ビャリャツキ氏(写真、左)や反政権派指導者のマリア・コレスニコワ氏、元日本語講師の中西雅敏氏ら123人を釈放した。リトアニアの首都ビリニュスで13日撮影(2025年 ロイター /Ints Kalnins)

[ビリニュス 13日 ロイター] – ベラルーシのルカシェンコ大統領は13日、収監していたノーベル平和賞受賞者のアレシ・ビャリャツキ氏や反政権派指導者のマリア・コレスニコワ氏、元日本語講師の中西雅敏氏ら123人を釈放した。

在リトアニア米国大使館が明らかにした。

釈放はトランプ米大統領の特使が仲介した。米国は見返りとして、ベラルーシ産カリウムに対する制裁を解除する。カリウムは肥料の原料で、ベラルーシは世界有数の生産国。

米国のジョン・コール特使はロイターに対し、ベラルーシには依然として政治犯約1000人が拘束されているが、数カ月以内に大規模な釈放が実現する可能性があると述べた。

複数の当局者によると、釈放された123人のうち、9人はリトアニアに向かった。114人はウクライナへ移送された。

釈放されたビャリャツキ氏は人権活動家で、2022年にノーベル平和賞を共同受賞したが、政治犯として21年7月から収監されていた。

同氏はロイターに対し「何千人もの人々が投獄され、今も投獄されている。そのため、われわれの闘いは続く」と語った。

ベラルーシはロシアの同盟国。複数の米当局者は、ルカシェンコ大統領との交渉について、ロシアのプーチン大統領の影響力を弱めることが狙いだとロイターに述べていた。

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