米外交文書の書体再びローマン体に、「無駄な」多様性推進策と批判

 ルビオ米国務長官は9日付の公電で、各外交官に対して公文書の書式を「セリフ体(ローマン体)」に戻すよう指示した。カナダ・オンタリオ州ハミルトンで11月代表撮影(2025年 ロイター)

[ワシントン 9日 ロイター] – ルビオ米国務長官は9日付の公電で、各外交官に対して公文書の書式を「セリフ体(ローマン体)」に戻すよう指示した。

米外交文書の書式はブリンケン前長官が2023年1月、「サンセリフ体」の一つの「カリブリ」に切り替えていた。カリブリはマイクロソフト製品の標準書体である上に、装飾的な角張った特徴がなく、障害のある人々にとっても読みやすいためとの理由からだ。

しかし、ロイターが確認した内部文書によると、ルビオ氏はブリンケン氏の決定を「無駄な」多様性推進策だと批判した。

9日付の公電は米国の全ての外交拠点に送られ、カリブリはローマン体と比べて非公式的な色合いが強いと指摘。「外交文書に礼節と専門性を取り戻し、さらに無駄なDEIA(多様性・公平性・包括性・アクセシビリティー)を廃止するため、標準書式をセリフ体に戻す」と主張している。

その上で「この書式の標準化は大統領の『米外交の声を一つにそろえろ』という指示に沿うもので、全てのコミュニケーションにおいて統一的で専門的な声を提示するという国務省の責任を明確にしている」と付け加えた。

国務省はコメントに回答していない。

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Humeyra Pamuk

Humeyra Pamuk is a senior foreign policy correspondent based in Washington DC. She covers the U.S. State Department, regularly traveling with U.S. Secretary of State. During her 20 years with Reuters, she has had postings in London, Dubai, Cairo and Turkey, covering everything from the Arab Spring and Syria’s civil war to numerous Turkish elections and the Kurdish insurgency in the southeast. In 2017, she won the Knight-Bagehot fellowship program at Columbia University’s School of Journalism. She holds a BA in International Relations and an MA on European Union studies.