NY外為市場=ドル上昇、雇用市場に依然底堅さ

トルコ・アンカラの両替所で2021年9月24日撮影。REUTERS/Cagla Gurdogan

[ニューヨーク 9日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。この日発表になった指標が、依然として労働市場の底堅さを示したことを受けた。

週末までに複数の中銀決定を控え、市場は警戒を強めている。

米労働省が9日発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は767万件と前月から1万2000件増加した。

これを受けてドルは上昇。円に対して2週間ぶりの高値となる157円近辺まで上昇した。終盤は0.6%高の156.845円だった。

ユーロ/ドルは0.1%下落して1.1629ドルとなった。

指標発表後、市場の焦点は再び米連邦準備理事会(FRB)に移っている。政策当局は追加緩和策を抑制する可能性のあるインフレリスクを強調する見通し。

投資家は2026年の米利下げ期待を後退させている。パウエル議長の後任の最有力候補であるハセット国家経済会議(NEC)委員長が、トランプ大統領の期待ほどハト派ではないとの見方が強まっているためだ。

スコシア銀行のチーフFXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「今回の利下げはほぼ確定だろう」としながらも「それ以降についてはいろいろな要素が絡んでいる。パウエル議長が次の利下げへのハードルを高めるだろうという期待はあるが、それがドルを大きく押し上げるかは疑問だ」と述べた。

ドル指数 は0.1%上昇し99.21となった。

豪ドル は0.3%高の0.6641米ドル。オーストラリア準備銀行(中央銀行)は9日、政策金利を予想通り3.60%に据え置き、インフレ再燃の可能性に警戒を示した。

英ポンド は1.3303ドルとやや下落、NZドル は0.5781米ドルと小幅上昇した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.6%高の9万3704.38ドルだった。

<表はLSEGデータに基づいています
※外為市場

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