
都内で2024年8月撮影。REUTERS/Willy Kurniawan
[東京 5日 ロイター] – 総務省が5日発表した10月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比3.0%減少した。減少は6カ月ぶり。ロイターの事前予測調査では同1.0%増が予想されていた。
自動車購入費等の耐久財、コメや酒類を含む飲食料品、宿泊料・国内パック旅行など教養娯楽サービス消費が軒並み減少した。
減少幅は2024年1月以来の大きさ。1世帯当たりの実質消費は30万6872円。季節調整済みの前月比も3.5%減少した。
自動車等購入が前年比25.3%減少。自動車購入世帯割合は前年と変わらないものの、中古車や小型車の購入が増えており、世帯あたりの平均支出額が減った。携帯電話通信料の減少は安い料金プランに移行するユーザーが増えたため。家庭用耐久財は11.7%の減少だった。
食料品では、酒類が10.8%減、飲料が6.5%減少した。総務省では、価格上昇の影響が考えられる、としている。教養娯楽サービスは9.0%の減少。3か月ぶりの減少となった。
総務省の担当者は、3カ月移動平均が0.4%増とかろうじてプラスを維持していることから、「消費は緩やかな持ち直しにある」との見方に変化はないが、今後の動向を注視したいとしている。
みずほ証券のマーケットエコノミスト、河埜友飛氏は家計支出の3%マイナスは「予想外に大きい」と指摘。落ち込みは一時的で、当面は賃上げと企業収益に支えられて緩やかな回復を続けるだろうとした上で、個人消費の展開次第では10─12月期にかけて2四半期連続のマイナス成長となる「景気後退」に陥る可能性はある、としている。
*総務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。 http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm, opens new tab
※過去の関連記事はJPALLS=ECIをクリックしてご覧下さい。
※経済モニターアプリは cpurl://apps.cp./Apps/Economic-Monitor/, opens new tab をクリックしてご覧ください。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
