予想通り米利下げならしっかり、年末高への期待も=来週の東京株式市場

写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 5日 ロイター] – 来週の東京株式市場は、しっかりの展開が想定される。来週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利下げが決定される公算が大きく、米ハイテク株の上昇が日本株の支えになるとみられている。来年相場への期待が根強い中、年末高を意識した投資家心理も上昇に弾みをつけそうだ。

日経平均の予想レンジは5万0500円─5万2500円

FOMCは9─10日の日程で開催される。ロイターが実施した調査では、エコノミストの8割超が0.25%ポイント利下げが決定されると予想している もっと見る 。来週のFOMCでは最新の経済・政策見通し(SEP)が公表される予定で、メンバーによるドットチャートへの市場の関心は高い。「内容次第では来年のソフトランディング(軟着陸)が示され、株価上昇のシナリオが描かれる」(国内証券ストラテジスト)という。

市場では、年末高や来年相場への思惑が株価を支えるとの見方もある。マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは「2026年相場への期待は根強い。国内では手掛かり材料に乏しいものの、年末ラリーのアノマリーや来年の楽観シナリオがプラスに働く可能性がある」とみている。高市早苗内閣の支持率が高水準を維持し、長期政権が視野に入る中、市場では来年の解散・総選挙や政策の推進を見越したムードが形成されつつあるという。市場では早くも年末や来年の株高を意識した動きとなりそうだ。

そのほか、来週は国内で7─9月期実質国内総生産(GDP)2次速報、米国で10月の雇用動態調査(JOLTS)求人件数のほか、ブロードコム(AVGO.O), opens new tab、コストコ・ホールセール(COST.O), opens new tabの決算発表が予定されている。週末はメジャーSQ(特別清算指数)の算出を控えているため、前後では指数が不安定に推移する可能性がある。

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(株式マーケットチーム)

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