欧州連合(EU)は、2027年までにロシア産天然ガスの使用を段階的に廃止することで合意した。ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、圧力を一段と強める。
EU理事会の広報担当はX(旧ツイッター)への投稿で「この規則はロシア産ガスへのいかなる依存も終わらせ、EUのエネルギー安全保障を強化することにつながる」と述べた。
トレーダーやエネルギー企業はここ数年、EUがロシア産ガスからの脱却を進め、米国や中東諸国など代替供給源へとシフトする動きを注視している。欧州はウクライナ戦争後、ロシア産ガスの購入を急速に減らしたものの、燃料全般への包括的制裁は直ちには導入せず、とりわけ海上輸送による受け入れは継続してきた。
最新の合意によると、EUは27年1月からロシア産液化天然ガス(LNG)の輸入を全面禁止する。パイプライン経由のガス輸入に関する長期契約は同年9月30日以降、貯蔵目標の達成を条件に禁止となる。
EUはLNG供給の約15%をロシアから受けており、ロシアは米国に次ぐ第2の供給国となっている。月額輸入額は5億-7億ユーロ(905億-1265億円)に上っている。
原題:EU Finalizes Deal to Phase Out Russian Gas Imports by 2027 (1)(抜粋)
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