先週の米新規失業保険申請件数は市場の予想外に減少し、4月中旬以来の低水準となった。景気不透明感が広がる中でも比較的抑制された推移が続いた。

キーポイント新規失業保険申請件数(22日終了週)は前週比6000件減の21万6000件ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は22万5000件前週は22万2000件(速報値22万件)に修正失業保険の継続受給者数(15日終了週)は196万人に増加エコノミスト予想の中央値は196万3000人

  雇用主が新規採用を控える一方で、現従業員の雇用をおおむね維持していることが今回の統計では示唆された。過去数週間にベライゾン・コミュニケーションズやアマゾン・ドット・コムなど大手企業の人員削減発表が相次いだものの、実際のレイオフ件数に顕著な増加は見られていない。

  失業保険の継続受給者数は9月以降、増加傾向が続いており、労働市場が新型コロナ禍から回復していた2021年当時以来の水準付近で推移している。新規申請件数の水準は依然として抑制されているが、失業者にとっては再就職が難しくなっている。

  週間の失業保険申請データは、感謝祭などの祝日前後には変動しやすい。季節調整前ベースでは、先週の新規申請件数は大きく増加した。特にカリフォルニア、イリノイ、ニューヨーク各州で増えた。

  週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は減少し、22万3750件となった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:US Jobless Claims Decline to Lowest Level Since Mid-April (3)(抜粋)

— 取材協力 Julia Fanzeres and Chris Middleton

(統計の詳細を追加し、更新します)