総合評価:9/10

あなたが欲しいのは「iPad」?それとも「MacBook」?ここ数年で両者の境界線はますます曖昧になってきた。

そのふたつはまだ完全に同等とは言えない。特にM5搭載の「MacBook Pro」は追加ファンや高クロックスピードでいままでよりもずっと強力だ。それでも「iPadOS 26」により、アップルのフラッグシップであるタブレット端末は、かつてないほど高機能に感じられる。

最新のiPad Proを前世代M4搭載の「iPad Pro」と比べると、大きな変化はない。わたしが使っている13インチモデルは218,800円からで、アップルのMagic Keyboardケースは含まれていない。11インチは168,800円から。M5 iPad Proのパワーを本当に必要とする人は少なく、ほとんどの人はiPad Airで十分満足できるだろう。それでも、価格を気にせずエンタメから仕事まであらゆる面で最高のタブレット端末を求めるなら、このクラスでの競争相手はほとんどいない製品だと言える。

ウィンドウ表示で起きる革命

iPadは全体的に非常に高性能だが、OSの制約から、ノートPCの代わりとして完全に使えるかは疑問に思うこともあった(多くの人は問題なくiPadをノートPC代わりにしていると思われる)。しかし、iPadOS 26ではウィンドウ表示がこの問題に解決策をもたらした。この機能はM5 iPad Pro専用ではないが、大画面で最も効果的に使える。大画面で選べるのはiPad ProかiPad Airのみで、この点は称賛に値する。

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アプリを画面の端に振り分けて簡単に分割表示にしたり、好みの形やサイズにリサイズしたり、必要に応じてフルスクリーンにすることも可能だ。デスクトップのように、自分の作業スタイルに柔軟に合わせられる。以前は、ひとつのアプリを画面上に浮かせるSlide Overが恋しくなるかと思ったが、そんなことはなかった。朗報として、iPadOS 26.1でのSlide Overが復活で、両方のメリットを享受できる。

ここ数日、わたしはこのiPadで作業しているが、これまでで最も速く作業できていると実際に感じた。これはタブレット端末端末自体の性能というより、インターフェイスの変更により操作がよりスムーズになったおかげだ。とはいえ、まったく問題がないわけではない。『WIRED』のコンテンツ管理システムをSafariで使うと表示の不具合に遭遇することがあり、別のアプリに切り替えて戻るたびにカーソルが記事の先頭に飛ぶのは少しイライラする。

高度化した「ファイル」アプリは非常に使いやすく、「プレビュー」アプリでPDFに注釈を入れられるのも便利だ。また、各アプリにある「トラフィックライト」ボタンで素早く最小化できる操作感も自然だ(ただし、iPadにメニューバーがあることにはまだ慣れが必要)。