初代モデル誕生から約10年。先端技術で生まれ変わったオメガのヘリテージモデル
オメガ スピードマスターといえば、1962年のマーキュリー計画にクルーの私物として帯同、3年後の1965年にはNASA公式装備品認定を授かり、さらに1969年には人類史上初の月面着陸に立ち会うなど、宇宙開発に関わる数々のエピソードで知られる名品中の名品。
偉大なレガシーに敬意を表したさまざまなコレクションは時計ファンの間では広く知られていますが、そのひとつが2013年にリリースされた「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン」です。
アポロ8号でクルーを率いたジム・ラヴェル船長の「月は本質的にグレーだ」との言葉から着想を得た“グレーサイド オブ ザ ムーン”
1968年に人類初の月周回飛行を果たしたアポロ8号のクルーが装着していた伝説的な名品から着想を得て、地球からは目にすることのできない「月の裏側」をモチーフにデザイン。
高性能ムーブメントをブラックセラミックケースが包んだハイエンドなタイムピースは、現在もなお高い人気を誇ります。
誕生以来多彩なバリエーションを展開してきた「ダークサイド オブ ザ ムーン」シリーズですが、2025年はこの人気モデルがラインナップを刷新。
さらにスリムになったセラミックケースや進化を果たしたムーブメントを備えた7モデルが10月15日より一挙に登場しています。
「カッコいい、でも高い!」絶賛されるデザインの反面、価格への
新モデルに対するSNSの反応を探ったところ、やはり目立ったのがデザインに対する高評価。
「カッケェなコレ…手に入るのかな」「かっこよすぎだろこれ」「カッコ良すぎて本気で欲しくなってしまいました」など、オールブラックセラミックのストイックなルックスに惜しみない賞賛が寄せられています。
SNSでは特に賞賛の声が多く聞かれたグレーモデル。「Ref.310.92.44.50.06.001」ナイロンストラップモデル(232万1000 円 消費税込)
とりわけ評判を集めているのが、アポロ8号でクルーを率いたジム・ラヴェル船長の名言から着想を得た「グレーサイド オブ ザ ムーン」(Ref.310.92.44.50.06.001/310.92.44.50.06.002 各232万1000円)。
ダイヤルやケースにグレーをまとったモデルはこれまでにもありましたが、新モデルではスケルトン仕様のムーブメントの表と裏に、それぞれ月面のテクスチャを再現。
レーザー加工で繊細に再現されたクレーターは、眺めるほどにまるで天体望遠鏡をのぞいているような楽しさを感じさせてくれます。
「微妙な色合いがカッコ良いかも」との声のほか、実際に店頭で実機をチェックした人からは「シルバーのやつ見てきましたが、かなり良かったです。(中略)写真では伝わりにくい綺麗な質感です。タキメーターまで夜光なのもカッコよいです」などの賛辞が寄せられています。
ただし、賞賛の声と同じくらい目立ったのが「欲しいと思ってたがめちゃ高かった」「どれも200万円超えとなると、なかなかたけーでございますな」など、価格に対する嘆きの声。
外装に新素材を採用し、オメガが誇るコーアクシャル マスタークロノメーターを搭載した最新のハイエンドムーブメントを備えたコレクションゆえ、通常のムーンウォッチと比べて価格が上がるのは自然な流れ。
とはいえ、約10年前に発売された初代モデル(Ref.311.92.44.51.01.003)のメーカー希望価格が132万円だったことを思うと、進化とともに“時代の価値観”も変わったことを感じさせます。
これに対して最新モデルでは、最も安価な自動巻き復刻デザインモデル(Ref.310.92.44.51.01.002/310.92.44.51.01.004)でも221万1000円、円安とはいえこの価格にはやはり震えます。
中には「こんなデザイン、スウォッチで出してくれないかな?」と、早くもムーンスウォッチへの夢を語るファンの声も。
総じて、“クールなデザインがかっこいい、それだけに手に取りづらいのが惜しい”という声が多い新生「ダークサイド オブ ザ ムーン」。
その造形美と質感を店頭で確かめておく価値は大いにありそうです。