【映画紹介】冤罪の囚人、海の孤島監獄からの脱獄計画!
南アメリカの北東の遠い地域に、 四方を海に囲まれた孤島がある。 その島には厳重な警備を 誇る海の刑務所が建っていた。 19世紀の終わりから20世紀の半ばまで、 フランス政府は ここを重罪犯や政治犯の流刑地として使っていた。 島の環境は過酷で、 生き延びることはほとんど不可能だった。 囚人の死亡率は極めて高く、 だからこそ誰もが脱獄を夢見ていた。 これから語るのは、 その島で実際に起きた伝説的な脱獄の物語だ。 1931年、 物語はフランスのパリで始まる。 主人公パピヨンは裏社会で生きるスリの達人で、 ギャングのボスのために盗みを働いていた。 ある日、 盗んだダイヤを数個こっそり隠したことで、 ボスの手下に見つかってしまう。 激怒したボスは、 自分が犯した殺人の罪をパピヨンに押しつけた。 こうしてパピヨンは無実の罪で終身刑を受け、 伝説の海の刑務所へ送られることになった。 判決が下された瞬間、 パピヨンは脱獄を決意した。 デビルズアイランドへ送られる前、 彼はジュロという囚人と知り合う。 ジュロも脱獄を計画しており、 情報を集めていた。 彼はパピヨンに言った、 脱獄には金が必要だ、 看守を買収し、 船を買うためにな。 ジュロの話によれば、 金持ちの囚人たちは金を守るため、 紙幣を防水して肛門に隠すという。 囚人の中に、 痩せた眼鏡の男デガがいた。 デガは金融詐欺師であり、 大金持ちでもあった。 皆が彼が体の中に現金を隠していると信じ、 金を奪うために殺そうと狙っていた。 パピヨンは殺しを嫌っていたが、 ジュロの話が金を得るヒントになった。 やがて、 パピヨンとジュロ、 そして多くの囚人たちは船に乗せられ、 デビルズアイランドへ向かった。 船の上で、 パピヨンはデガに近づき、 正直に警告した。 他の囚人が彼を狙っている、 俺が守ってやる、 その代わりに報酬をくれと。 しかしデガは全く信じず、 即座に断った。 彼は、 もし何かあっても看守が助けてくれると考えていた。 だがその夜、 彼は自分の甘さを思い知る。 大柄な囚人が眠る皆の隙をつき、 弱そうな男をナイフで刺し殺したのだ。 男の腹から金を取り出すために。 看守たちはその金を分け合うため、 見て見ぬふりをした。 デガはその残酷な光景を目の当たりにし、 恐怖で体が凍りついた。 翌朝、 デガは自らパピヨンに近づき、 護衛を依頼した。 パピヨンは快く引き受けた。 その夜、 昨日の殺人囚が次の標的としてデガを狙った。 だがパピヨンはすぐに気づき、 飛びかかって阻止した。 裏社会で育った彼にとって、 喧嘩は日常だ。 相手は全く敵わず、 パピヨンに地面に叩きつけられ、 ぼこぼこにされた。 やがて看守が駆けつけ、 二人を引き離した。 この騒ぎでパピヨンは一日絶食の罰を受けたが、 その代わりデガの護衛としての評判が広まり、 誰も彼を狙わなくなった。 数日後、 囚人を満載した船はついに刑務所の島へ到着した。 到着早々、 看守長が全員を集め、 厳しく言い放った。 毎回、 新入りの中には脱獄を企む者がいるが、 成功した者は一人もいない。 初めて脱獄に失敗した者は二年間の独房入り、 二度目なら五年、 そしてその後は孤島送り、 生死は問わない。 さらに脱獄中に看守を殺せば即座に斬首刑だ。 その脅しを聞き、 ほとんどの囚人は恐怖で夢を捨てた。 しかし中には諦めない者もいた。 パピヨンもその一人だった。 彼はデガを説得して共に脱獄しようとしたが、 デガは妻と弁護士が救い出してくれると信じ、 申し出を断った。 その日、 外の労働中にパピヨンは 外部の男と数人の売春婦を見かけた。 囚人たちの話では、 島の生活があまりにも退屈なため、 時々兵士たちが娼婦を呼び寄せて慰めにしていたという。 パピヨンはその船の男に話しかけるチャンスを狙った。 やがて男は条件付きで応じた。 四千フランを払えば、 船で島を脱出させてやると。 ただし、 自力で刑務所を抜け出し、 港まで来いという条件だった。 だがパピヨンがまだ計画を練る前に、 思いがけない事件が起きた。 その朝、 看守長が突然囚人たちを広場に集めた。 捕まったのは、 かつてパピヨンが知り合ったジュロだった。 彼は脱獄の途中で二人の看守を殺していた。 看守長は見せしめに、 ジュロを公開処刑すると宣言した。 斬首刑だ。 殺人犯ばかりの囚人たちは、 そんな血まみれの光景に慣れていたが、 詐欺師デガだけは青ざめ、 震えていた。 その様子を見た看守長は不気味に笑った。 処刑の後、 彼はわざとデガとパピヨンにジュロの遺体を運ばせた。 二人は仕方なく、 山の上まで死体を運び埋めることになった。 山道を歩く途中、 包まれた死体から血が滲み出し、 デガの恐怖は限界に達した。 ついに足がすくみ、 その場で動けなくなる。 見かねた看守は鞭を取り出し、 容赦なくデガを打ち据えた。 金の元を痛めつけられたパピヨンは激怒した。 反射的に石を掴み、 看守の頭に叩きつけた。 看守はその場で崩れ落ち、 動かなくなった。 自分が人を殺したと気づいたパピヨンは 恐怖で頭が真っ白になった。 ジュロの死体を捨て、 必死に海岸へ走った。 だがその姿を見た巡回兵に発見され、 銃声が鳴り響いた。 パピヨンは川に飛び込み、 流れに身を任せた。 どうにか弾を避け、 命からがら逃げ延びた。 しかし島を出るには船が必要だった。 夜の闇に紛れ、 パピヨンは港へ向かった。 そこで以前の船乗りと再会する。 しかし急いでいたため、 デガから金を受け取る時間がなかった。 今は頼むしかない、 パリに戻ったら必ず払うと懇願した。 船乗りはあっさり頷き、 彼を助けるふりをした。 だが喜んだのも束の間、 数人の看守が現れ、 パピヨンを捕まえた。 船乗りはすでに看守長に買収されていたのだ。 どんな囚人も逃がすつもりなどなかった。 もし金を持っていても結果は同じだった。 パピヨンは看守長の前に連行された。 幸運なことに、 石で殴った看守は死んでおらず、 昏睡状態だった。 そのため看守長は斬首を見送り、 代わりに二年間の独房刑を命じた。 パピヨンは必死に訴えた。 自分は殺していない、 ギャングのボスに罠にかけられただけだ、 ただ自由を取り戻したいだけだと。 だが看守長は冷たく言い放った。 「確かにお前は人を殺していないかもしれん。 だがもっと大きな罪を犯している。 人生を無駄にした罪だ。
」 その言葉にパピヨンは息を呑んだ。 次の瞬間、 彼は看守たちに引きずられ、 暗い独房に放り込まれた。 部屋はわずか四平方メートルほどの狭い空間。 彼はそこで二年間を耐えるしかなかった。 寝床は硬い木の板、 食事は薄い粥だけ。 以前殴った看守は復讐のため、 しょっちゅう殴り込みに来た。 食料の欠乏も、 暴力も、 パピヨンは我慢できた。 だが最も苦しかったのは、 誰とも話せない孤独だった。 彼は指で壁をなぞり、 日を数えるしかなかった。 二ヶ月後、 ある日突然、 パピヨンは驚くべきものを見つけた。 看守が持ってきた食事の桶に、 いつもの薄い粥だけでなく、 半分のココナッツと小さな紙切れが入っていたのだ。 紙にはこう書かれていた。 「これから毎日、半分のココナッツを送る。 頑張れ、友よ。
」 署名はなかったが、 パピヨンにはすぐ分かった。 これはデガが看守に賄賂を渡し、 食べ物を届けてくれたに違いない。 その小さな贈り物と友情が、 パピヨンの中に再び闘志を灯した。 彼の頭に浮かんだのは看守長の言葉だった。 「人生を無駄にしたのが罪なら 、この二年で償いは済んだ。
」 次こそ脱出し、新しい人生を始める。 そう誓ったパピヨンは、 密かに体を鍛え始めた。 だが幸運は長く続かなかった。 ある日、看守長が偶然、 食事の桶に隠されたココナッツを見つけたのだ。 賄賂を受け取っていた看守は 怒り狂った看守長に殴り殺された。 看守長はパピヨンを呼び出し、 誰がココナッツを渡したのか白状しろと迫った。 だがパピヨンは友を守るため、 沈黙を貫いた。 その態度が看守長の怒りに火をつけた。 罰として食事量を半分に減らされた。 三ヶ月後、 パピヨンは骨と皮だけになり、 今にも死にそうな姿になっていた。 絶望の中、 看守長が突然現れ、 熱々の肉スープを差し出した。 共犯者の名を言えば、 毎日これを飲ませてやるという。 パピヨンは唾を飲み込み、 飢えに耐え、 ついに口を開かなかった。 怒った看守長はさらに窓の天井を塞ぎ、 光を完全に遮断した。 独房は真っ暗な地獄と化した。 音も光もない世界の中で、 パピヨンの精神は崩壊し始め、 幻覚を見るようになった。 それでも彼はデガの名を漏らさなかった。 極限の環境の中、 パピヨンは二年間の孤独を耐え抜いた。 やがて外に出されたとき、 彼は息も絶え絶えで、 歩くことすらできなかった。 看守に支えられ、 医務室へ運ばれた。 治療を受けるうちに体力は回復したが、 精神は壊れたように見えた。 目は虚ろで、 何も理解していないようだった。 その知らせを聞いたデガはすぐに医務室を訪れた。 今やデガは金融の知識を使って 看守長の財産管理を手伝い、 信頼を得ていた。 そのおかげで自由に刑務所を出入りできたのだ。 デガはパピヨンが沈黙を守ったことに感謝し、 涙ながらに礼を言った。 その瞬間、 ぼんやりしていたパピヨンの目が 光を取り戻した。 彼は小声で言った。 自分は狂っているふりをしているだけだ、 看守と医者を欺くために。 デガは驚き、そして笑みをこぼした。 彼はさらに言った。 二日後の夜、映画の上映会がある。 その音で脱獄の音を隠せる。 今回は一緒に逃げようと。 実はデガの妻は弁護士と不倫していた。 二人が口にしていた救出の約束は全て嘘だった。 真実を知ったデガは、 ついに決心したのだ。 脱獄を成功させるため、 パピヨンはさらに二人の仲間を誘った。 一人は友人のマチュレット、 もう一人はセリエだ。 医務室の警備兵はマチュレットの容姿に欲情しており、 夜な夜な彼を狙っていた。 マチュレットの役目は彼を誘惑し、 鍵を盗むことだった。 セリエは島の漁師と顔なじみで、 脱出用の船を手配できた。 二日後、ついに行動の日が来た。 マチュレットが警備兵を誘い、 トイレに連れ込んだ。 パピヨンとセリエはその隙に忍び込み、 警備兵を殴り倒した。 鍵を奪い、医務室を抜け出す。 同時に、 デガは看守長の名を使って厨房からワインを借り、 そこに医務室で手に入れた睡眠薬を混ぜた。 そしてそのワインを門の看守たちに渡し、 「看守長からの贈り物だ」と言って飲ませた。 しばらくして、看守たちは深い眠りに落ちた。 デガはその隙に門の鍵を盗み出し、 医務室から抜け出したパピヨンたちと合流した。 四人は静かに刑務所を離れ、 島の漁師から小さな漁船を買った。 しかし船は古く、 海に出てすぐに船底から水が漏れ始めた。 沈みかける中、 セリエが叫んだ。 デガを海に投げろ、 荷を軽くすれば助かると。 デガは足を折っており、 確かに一番の重荷だった。 だがパピヨンにとってデガは友であり、 仲間だった。 彼は断固として拒否した。 二人は激しく殴り合い、 セリエがパピヨンの首を絞め上げた。 その瞬間、 デガが隠していたナイフを抜き、 セリエの背中を刺した。 パピヨンは息を整え、 セリエの死体を海に投げ捨てた。 船は軽くなり、 沈没の危機を免れた。 だがすぐに嵐が襲った。 激しい風と波が船を翻弄し、 三人は気を失った。 目を覚ますと、 彼らは修道女たちに救われ、 別の島に運ばれていた。
しかし安心したのも束の間、 後ろから看守たちが追ってきた。 修道女たちは囚人であることに気づき、 通報していたのだ。 逃げようとしたマチュレットはその場で撃たれ、 倒れた。 パピヨンとデガは捕まり、 再び刑務所へ戻された。 パピヨンは二度目の脱獄だったため、 今度は五年間の独房刑となった。 デガは裏切り者と見なされ、 孤島へ流された。 看守長は信頼を裏切った罰だと言い放った。 五年の歳月が過ぎ、 パピヨンは白髪の老人のようになっていた。 しかし苦しみは終わらなかった。 独房を出た彼は、 デガがいる孤島、 デビルズアイランドへ送られた。 そこには看守も壁もない。 島そのものが監獄だった。 周囲は切り立った断崖、 下には人食いザメが泳ぎ、 逃げ場はない。 ここに送られた囚人の多くは、 やがて狂気に沈んでいった。 だがデガだけは五年間、 正気を保ち続けていた。 それがパピヨンにとって唯一の救いだった。 絶望の中でも、 パピヨンは希望を捨てなかった。 毎日、潮の流れを観察し、 逃げる方法を探した。 そしてある日、 彼は潮の法則を見つけた。 興奮した彼はデガに語った。 小さな船を作り、 潮の流れに乗れば本土へ流れ着けるかもしれない。 もちろん、岩に打たれて死ぬか、 サメに食われるかもしれない。 それでもやる価値はある。 デガはその熱意に心を動かされ、 協力を決意した。 二人は大きな袋と乾いたココナッツを集め、 それを詰めて簡易の船を二つ作った。 そして海岸へ運んだ。 すべての準備が整った時、 デガは静かに言った。 もうこの島の暮らしに慣れた、 ここを離れたくないと。 パピヨンは言葉を失った。 彼が恐れているのか、 それとも諦めたのかは分からなかった。 だが理由などもうどうでもよかった。 友として、 パピヨンは彼の選択を尊重した。 何も言わず、 強く抱きしめた後、 小舟を抱えて海へ飛び込んだ。 幸運にも波に叩きつけられず、 サメにも襲われなかった。 ココナッツの船は潮に乗り、 ゆっくりと島から離れていく。 岸に残ったデガは、 友の背を見送りながら、 心の中で安らぎを感じていた。 数年後、 年老いたパピヨンは一冊の原稿を抱え、 出版社を訪れた。 自伝小説として出版したいと願った。 編集者は内容を読んで衝撃を受けた。 これは本当に一人の人間が経験した現実なのかと疑った。 パピヨンは静かに答えた。 これは一人の記憶ではない、 絶望に屈しなかった者たち全員の歴史だと。 これが2017年公開の映画パピヨンの物語だ。 1973年の同名映画をリメイクし、 実話をもとにした作品である。 脱獄の手口を誇張せず、 現実的に描いたことがこの映画の真価だ。 もしこの物語が心に響いたら、 コメントで感想を聞かせてほしい。 そしてチャンネル登録と高評価を忘れずに、 次の映画解説もお楽しみに。
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