
デンマークは22日、欧州連合(EU)諸国が対ロシア制裁の第19弾を承認したことを明らかにした。写真はブリュッセルの欧州委員会本部。7月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)
[ブリュッセル 22日 ロイター] – デンマークは22日、欧州連合(EU)諸国が対ロシア制裁の第19弾を承認したことを明らかにした。同制裁にはロシアの液化天然ガス(LNG)の輸入禁止も含まれる。
デンマークは声明で「承認を保留していた加盟国から通知を受け取ったことを大変喜ばしく思う」と言及。理事会の承認に向けた書面手続きは開始されており、異議がなければ、23日午前8時までに採択される予定だと述べた。承認には、スロバキアが最後まで抵抗していた。
LNG禁輸措置は2段階で発効する。短期契約は6カ月後に終了し、長期契約は2027年1月1日から停止となる。EUは当初、ロシア産石油・ガスの購入を28年1月1日までに終了する計画だった。
デンマークは7月1日から、EUの欧州理事会(首脳会議)議長国を務めている。
今回の制裁には、ロシアの外交官に対する新たな渡航制限も盛り込まれているほか、「影の船団」と呼ばれるロシアの船舶がさらに117隻リストに掲載される。リストにはカザフスタンとベラルーシの銀行も含まれている。
EUの外交筋がロイターに語ったところによると、中国の石油産業に関連する4組織もリストに掲載される予定だが、名称は23日の公式採択まで公表されない。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、EUの新制裁の承認を歓迎し、ウクライナの提案の多くが盛り込まれたと述べた。
その上で「われわれは立ち止まらない。第20弾は既に準備中だ」とテレグラムに投稿。「論理はシンプルだ。ロシアの資金が減れば、ウクライナへのミサイルも減る」と述べた。
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