米国株式市場=下落、決算シーズン控え上昇一服

米国株式市場は下落して取引を終えた。2024年11月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 9日 ロイター] – 米国株式市場は下落して取引を終えた。経済指標など市場のセンチメントを左右する材料がなく、第3・四半期決算シーズンを前に様子見となった。

主要株価3指数はS&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが前日に付けた終値での最高値からやや後退。ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabの下落率が最大だった。

資産運用会社キーター・グループのマネジングパートナー、マシュー・キーター氏は「決算サイクルが到来し、次の四半期に過去2四半期と同じレベルの一貫した収益成長が見られるかどうかという点で、様子見が続いている」と指摘。「ワシントンから発表されるデータの不足と、米連邦準備理事会(FRB)がそれをどのように処理するかという不確定要素も考慮すれば、多少の反落が見られるのは自然なことだ」と語った。

米政府機関の閉鎖は9日目に入ったが、進展の兆しはほとんどない。その結果、市場参加者が重要な経済データを入手できない状況が続いている。第3・四半期決算シーズンの開始を数日後に控え、市場を左右する材料が乏しいため、投資家は年内の利下げ見通しに関する手がかりを得ようと政策当局者の発言に注目している。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が9日掲載したインタビューで、労働市場がさらに減速するリスクを踏まえ、年内の追加利下げを支持する姿勢を示した。 もっと見る

CMEのフェドウオッチによると、金融市場は現在、FRBが10月28─29日の会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する確率を94.6%織り込んでいる。

S&P500の主要11セクターでは素材(.SPLRCM), opens new tabが最大の下落率を記録。主要消費財(.SPRLCS), opens new tabが唯一上昇した。住宅(.HGX), opens new tabと住宅建設(.SPCOMHOME), opens new tabは利益率と需要を巡る懸念からともに2%超下落し、市場をアンダーパフォームした。デルタ航空(DAL.N), opens new tabは4.3%上昇。9日発表した第3・四半期決算が予想を上回ったほか、第4・四半期についても明るい見通しを示した。 もっと見る

他の航空会社も上昇し、S&P1500航空指数を1.9%高に押し上げた。

会員制量販店コストコホールセール(COST.O), opens new tabは9月の売上高を発表した後、3.1%上昇した。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.91対1の比率で上回った。ナスダックでも1.75対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は204億4000万株。直近20営業日の平均は197億5000万株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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