NY外為市場=ドル一時151.93円、7カ月ぶり円安水準 ユーロも下落

終盤のニューヨーク外為市場では、日本の財政見通しを巡る懸念から、円が対ドルで7カ月超ぶりの安値を付けた。2013年2月撮影(2025年 ロイター/Shohei Miyano)

[ニューヨーク 7日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、日本の財政見通しを巡る懸念から、円が対ドルで7カ月超ぶりの安値を付けた。ユーロもフランスの政治的不確実性を背景に下落した。

ドル/円は1%高の151.86円。一時、2月19日以来の高値となる151.93円を付けた。

4日の自民党総裁選で、高市早苗氏が総裁に選出されて以降、円は下落基調にある。高市氏は積極財政路線を確約しており、日銀の金利引き上げには批判的な姿勢を示している。

ダンスケ銀行のモハマド・アルサラフ氏は「日銀は安全を期して今月会合でおそらく金利を据え置くだろうが、もう少しデータが得られる12月に利上げを実施すると思う」と言及。依然としてインフレは高く、金利は低すぎることから「日銀は年内の追加利上げに踏み切る根拠は依然として残っている」と述べた。

加藤勝信財務相は7日の閣議後会見で、外為市場でドルが約2カ月ぶりに1ドル=150円台に上昇したことに関連し、政府として「為替市場における過度な変動や無秩序な動きについてしっかり見極めていく」と語った。

一方、ユーロは0.43%安の1.1659ドル。フランスでのルコルニュ内閣総辞職を受け、ユーロの地合いは不安定な状態が続いている。

主要通貨に対するドル指数は0.46%高の98.57。

DRWトレーディングのブライアン氏は、市場はこれまでのところ米政府機関の一時閉鎖をおおむね軽視しているが、閉鎖が長引けば長引くほど「経済パフォーマンスが弱まるため」ドルも下落する可能性が高くなるとの見方を示した。

ニューヨーク連銀が発表した9月の消費者調査から、雇用市場の将来に対する懸念が高まる中、短期的なインフレ期待が悪化していることが分かった。1年先のインフレ期待は3.4%、5年先のインフレ期待は3%と、ともに前月の3.2%、2.9%から上昇した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3.51%安の12万0860.1ドル。6日には12万6223.18ドルまで上昇し、新高値を更新した。

表はLSEGデータに基づいています
※外為市場

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab