ウォーレン・バフェット氏率いる米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイは2日、オクシデンタル・ペトロリアムの石油化学部門オキシケムを、約97億ドル(約1兆4200億円)の現金で買収することで合意したと発表した。長年にわたり大型買収を控え、アップルなどの大口保有株を段階的に手放してきたバフェット氏が、再び買収活動に乗り出したことを示している。
バークシャーの発表によると、買収は10-12月期(第4四半期)に完了する見通しだ。オクシデンタル株は、ニューヨーク市場の時間外取引で一時1.4%上昇した一方、バークシャーのクラスB株は0.3%下落した。
ブルームバーグのまとめによると、オキシケムはバークシャーにとって、2022年に137億ドルで保険会社アレガニーを買収して以来、最大の案件となる見込みだ。バフェット氏の手元資金は6月末時点で3440億ドルと、過去最高に近い水準に達していた。
オキシケムは、塩素や水酸化ナトリウムといった基礎化学品を製造している。米国最大のシェールガス産地のテキサス西部とニューメキシコ州のパーミアン盆地で、最良の鉱区がすでに掘削され生産成長が鈍化する中、石油各社は効率改善を模索している。
原題:Berkshire to Buy Occidental’s Chemical Unit for $9.7 Billion (1) (抜粋)
