
Image: Raymond Wong / Gizmodo US
PC新時代がやってくる!
パソコンはWindowsかMacの二強…いや、Chromebookがあるじゃないか? この選択肢に違和感を覚える人も少なくないようです。だって、Chromebookをパソコンと呼ぶには、あまりにもできることが限られますから。
でも、それが大きく変わりますよ。
Chrome OSとの決別が意味するもの
すでにGoogle(グーグル)は、Chrome OSをAndroidに統合し、1つのプラットフォームに生まれ変わらせる構想を明らかにしています。これはなにを意味しているのでしょうか?

https://gizmodo.com/android-needs-to-remember-its-roots-before-it-can-become-a-pc-2000663369
このほどQualcomm(クアルコム)が、ハワイのマウイ島で開催した「Snapdragon Summit」では、多くの人の注目を浴びつつ、Googleが開発する新しいAndroidのPCについて、方向性が示されました。
Qualcommのクリスティアーノ・アモン(Cristiano Amon)CEOによって壇上へ招かれた、Googleのデバイス・サービス担当上級副社長のリック・オステロー(Rick Osterloh)氏が説明しています。
過去において、PCとスマートフォンは、常に大きく異なるシステムを中心に据えてきた。しかしながら、両プラットフォームを統合させるプロジェクトが進み始めている。
PCならびにデスクトップコンピューターに向け、製品に共通する技術的な基礎構築から取り組み出しているのだ。
こんなふうにオステロー氏は語り、続けて新プロジェクトの核となるのは、Gemini AIだと熱く論じました。
いまWindows 11では、デスクトップにCopilotが統合され、ユーザーにフル活用を促しています。単にGoogleの提供するアプリで、Geminiが便利に使えるといったレベルにとどまらず、Geminiを最大限に活用できるパソコンの完成が目指されてもいるようですね~。
実はLinuxに先祖返り?
一応はChrome OSでも、デスクトップでPCのような体験をもたらしつつ、スマホやタブレットのAndroid OSのように、囲われた環境でのセキュリティ面のメリットなどが強調されていたはず。
Chrome OSを廃して、Androidベースの新しいPCエクスペリエンスを創造すると、どこが大きく変わるのでしょう?

https://gizmodo.com/android-needs-to-remember-its-roots-before-it-can-become-a-pc-2000663369
やはり、もっとも期待されているのは、いまChromebookで、厳しい制限を課されているのが解かれること。基本はAndroidスマートフォン向けに用意されたアプリを、専用のアプリストアからダウンロードしてインストールしたものしか使用できない縛りに、不自由さを感じているユーザーが多いのも現実です。
そもそもAndroidは、Linuxから派生した開発プロジェクトだったはず。いろんなソフトを、ユーザーの好みでインストールしては試せる自由度を、もともと備えたOSがベースになっているわけですよね。
その原点に立ち返って、GeminiやAndroidアプリが基本形にはあっても、望むならサードパーティ製の多種多様なものを入れてカスタマイズ可能なPCに仕上がったなら…?
Qualcommが主催するイベントで熱く語られたということは、きっと新たなGoogleのPCには、Qualcomm製のチップが採用されるのでしょう。もちろん、それは悪いことではないものの、ほかのチップやPC周辺機器も自由に使え、いろんな形のPCで採用される新OSにもなることを、多くのユーザーが望んでいるはず。
早く使ってみたくなる新たなPCの誕生に期待したいところですね。

