16日の外国為替市場でユーロが上昇、対ドルで4年ぶりの高値をつけた。トレーダーは今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げに備えており、欧州中央銀行(ECB)の政策軌道に対する市場の見方との違いは決定的になるとみられる。
ユーロは対ドルで一時0.7%高の1.1847ドルと、2021年9月以来の高水準を記録した。年初来では約14%高と、9カ月ベースでは過去最大の上げとなる勢いだ。
オプション市場動向が示唆するところによれば、節目となる1.20ドル台への上昇が視野に入る。
ユーロ買いを支えているのは、米金融当局が利下げ局面に入ると見込まれる一方で、ECBは追加利下げに動かないとの観測だ。年内にFOMCが0.25ポイント利下げを3回実施するとの織り込みがユーロの魅力を高めている。
ソシエテ・ジェネラルの為替戦略責任者キット・ジャックス氏はリポートで「相対的な成長見通し、相対的な金利、そして市場環境全体が、現時点ではユーロに有利に働いている」とリポートで指摘。ジャックス氏によれば、ユーロのロングポジションは想定されたほど広範ではなく、今月に1.20ドル台到達の可能性が高まっている。

原題:Euro Hits Four-Year High as Traders Prepare for Fed to Cut Rates
(抜粋)
