11日午前の米国債市場では利回りが低下。米消費者物価指数(CPI)と雇用関連の指標発表を受けて、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ観測が維持された。
金融政策の影響を最も受けやすい2年債利回りは約4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.51%。10年債利回りは4.02%近辺に下げた。
8月の米CPI統計で食品とエネルギーを除いたコアCPIは、前年同月比で3.1%上昇と市場予想と一致した。一方、先週分の米新規失業保険申請件数は大幅に増加し、2021年10月以来、ほぼ4年ぶりの高水準となった。
パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のティファニー・ワイルディング氏は、「今朝方のデータでより懸念されるのは、新規失業保険申請件数の急増だ」とブルームバーグテレビジョンで指摘。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に言及し、「今回のデータは25bpの利下げを裏付ける。50bpを巡る議論も恐らく行われるだろう」と述べた。
米金融政策動向を予想する市場取引では、9月17日の0.25ポイント利下げが確実視されている。
労働市場のさらなる弱さを示す新たな兆候を受け、市場では年内の追加利下げ観測が強まり、約3回の0.25ポイント利下げをほぼ織り込む状況となっている。

原題:US Treasuries Rise as Mixed Data Leave Fed Rate Cuts Intact (1)(抜粋)
(相場を更新し、第3段落以降を追加します)
