コラボを経てみつけた新しい発見は?

――ダンス&ボーカルグループの道標にもなり得る楽曲ですよね。そして、振り付けは和田さんと中務さんが作られたそうですね。まだパフォーマンスを拝見していないのですが、どういった系統のダンスなのでしょうか?

中務:俺系、です。

一同:(爆笑)

和田:中務イズムをふんだんに取り入れました! でも、今ってジャンルが分からないですよね。

中務:それで言うと、今っぽくはしていないです。最近みんなやっているような振り付けはあえて入れていないです。

白濱:なんで急にそんなに尖った!?(笑)

和田:(笑)。「ここはこういう流れにしたい」というものは2人とも合っていて、そこからバーッと出来上がっていった感じです。

中務:お互い考えたものを持ち寄るよりも、一緒にやった方が早いということになって、スタジオに2人で入ってその場で考えましたね。

和田:早かったですよね。2日間で出来ました。ただ、僕もなんですけど、裕太くんってすごく人見知りなんだなって。多分初日、1回も目が合ってないんですよ。

白濱:そうなんです。うちの裕太、本当に人見知りで。

和田:「終わったら打ち上げですね」と言ったら、「いいですね。“みんなで”やりましょう!」って。やんわり2人きりを回避されました(笑)。

一同:(爆笑)

中務:人見知りです(笑)。

和田:でも、楽しく作れました。

中務:「こういう感じですよね」、「そうですね」とスムーズにいって。で、〈Brave it out〉と〈Shout it out〉のところはお互いの振りを入れましょうとずっと言っていたので、すぐ決まりました。

和田:ただ、ダンスブレイクのパートのところだけは、「どうしてもLDHさんのダンスがやりたいです」とお願いしました。

白濱:そうだったんだ。あそこ、意外だった。

中務:ちょっとステップ系にしてみました。

和田:楽しみだな〜と待っていたら、「後半はやってもらっていいですか?」って(笑)。

中務:お互いのが混ざっている方がいいかな、って。

――しかも、11人全員踊れる方々ですよね。となると、振りやフォーメーションの可能性も無限に広げられるのかなと想像してみたり。

和田:構成は本当に大変でしたよね?

中務:11人という人数の振りは、僕も颯くんも作ったことがないですから。

和田:しかも歌割りもバンバン変わるので、「なんでそこにいる!?」みたいな状態もあって。頭がこんがらがるので、脳疲労がすごかったです。

工藤:でも、いい感じにDa-iCEとGENERATIONSの要素が混じった振りになっていますよ。

中務:2サビでDa-iCEとGENERATIONSであえて分けて踊って、ダンスブレイクで混ざって、最後にみんなで一緒に踊るという流れはこだわりました。ぜひ注目してほしいです。

――振りを落とされた側の皆さんはいかがでしたか?

工藤:めっちゃ楽しかったです。いつも同じ方に振り付けをやってもらうことが多いので、新鮮でした。しかも、振りも入りやすくて。それはもしかすると世代なのかもしれない。

中務:見てきたダンサーが被っていますもんね。

和田:多分、基礎をちゃんと叩き込んでいる世代って僕らくらいまでなんですよ。レッスンでも先生の動きを見てずーっと嫌々基礎をやっていた世代。だからっていうのもあるかもしれない。

数原:僕、一個気になることがあって。Da-iCEのメンバーからすると、「ここは多分颯くんが作ったな」って分かるんですか? 僕はめっちゃあったんですよ。ここは絶対裕太くんだって。

工藤:めっちゃありますよ。

和田:たしかに。僕なら落ちサビのババンバンッっていう音で、(踊りながら)この振りはやらないですもん(笑)。

数原:そう、そこ! 僕らボーカル2人、スケジュールが合わなくて別日で2日間振り入れの時間を作ってもらったんです。1日は裕太くん、もう1日は別のスタッフさんに入れてもらったんですけど、そのスタッフさんに「これ、絶対裕太くんやろ。普通こんなところでこんなん入れへんで」って言いましたもん。

中務:あそこは、トラックメーカーが悪い! 「ハメてください」っていう音を作ってきているから。

和田:「この音は絶対取るよね?」という音ばっかり入ってました。

白濱:あはは(笑)。でも意識はしましたよ。僕、よく感じているんですよ。ダンスをしないトラックメーカーさんに作っていただくと、音が細かったり、音がめっちゃ重なっていたりして、ダンスで表現しづらくて。要は、体で表現するには限界がある速さなんですよね。僕が振り付け担当になった時、それがしんどいんです。なのでダンサーである僕が作る時は、人間の身体で表現できる音を入れようって思って作っています。今回も大輝くんと話し合いましたよね。

工藤:キメを作るの、楽しかったですよ〜。

中務:ちゃんと拾えていました?

工藤:全部拾えていました!

和田:うちのメンバー、これ(中務が作った振り)は初めてやるんじゃないかな〜。

中務:最初は途中までやったんですけど、よく聴くと裏でキューンという音がなっているので追加で首の振りを入れて。全部盛りでやらせてもらいました。

――パフォーマンスを見るのが楽しみです! 今回コラボをしたことで新しい発見もあったのではないでしょうか。

工藤:僕はいっぱいありました。僕がこだわる部分、こだわらない部分と亜嵐のそのベクトルが全然違うんです。それは多分、亜嵐がダンスミュージックをやっているからで。僕はどちらかというとメロの流れやコード進行が気になって、いい意味で音色はそこまで気にならないんです。でも亜嵐は逆。僕はダンスミュージックを作る方と一緒に組むことがあまりないので、すごく新鮮でした。

白濱:逆に僕はダンスミュージックがメインだからこそ、ポップスをこれだけ作ってきた大輝くんはさすがだなと思うところがたくさんありました。Da-iCEってすごくキャッチーなメロディで、聴く人の耳に残るフレーズが多いと思っていたので、今回「そういう作り方をするからああいう曲が生まれるんだ」と分かって勉強になりました。

片寄:ボーカルで言うと、「ここをこういうふうに歌うんだ」という部分があって面白かったです。歌い方ってめっちゃ個性が出るじゃないですか。歌詞に対しての滑舌など、四者四様でした。GENERATIONSの2人だけでは表現出来ないというか、幅が広がった感じがしましたね。

数原:僕はやっぱり大輝くんのコーラスですね。今後、誰かが作ってくれた楽曲はコーラスを録っておいてもらおうかなって。コーラスが入っているって、こんなにもありがたいことなんだという発見がありましたね。楽をすることを覚えてしまいました(笑)。

工藤:俺は楽じゃないんだけどな〜(笑)。

片寄:コーラス入れるの、マジで大変だもんね。

数原:ガヤとかもね。なので本当に感謝しています。

中務:僕は、自分は振りを作るのが早い方だと思っていたんです。でも、僕よりも早い人を初めて見て、刺激になりました。めちゃくちゃ早かったです。

和田:あの日は調子よかったんです。逆に裕太くんが調子出ない日だったんですよ。

片寄:珍しい!

数原:筋トレばっかりしてるからやろ!

中務:腕が上がんなくて(笑)。でも颯くんはめっちゃ早くて、めっちゃいい振りだったのですごいなと思っていました。僕が拾わない音を拾っていたり、「こういうふうに聴こえているんだ」という発見もありました。楽しかったです。

和田:逆に僕は、裕太くんってダンサーなんだなと感じました。僕は「振り付け」に慣れすぎているというか、コレオに偏りすぎていたな、と。自分だったら歌詞を取ると思っていたところを、バンバン音を取っていたのでめちゃくちゃテンションが上がっていました。

中務:でも僕ら違いはあれど、深いところでは繋がっている気はするんですよね。

数原:気づいてます? 颯くんの話している時、裕太くん一回も目合わせてない(笑)。

中務:喋るより踊るほうが得意なんで……。

和田:それ、僕もです!

――人見知りの部分も繋がっている、と(笑)。ちなみに、同曲は「順⾵満帆ではない⽉⽇を重ねてここにいることを表現し、今までの活動を強みに活かし続けた結果を証明するような楽曲」とのこと。コツコツ努力を続けることが出来ない人も少なくない中、二組が出来たのはなぜだったのでしょうか。

数原:それが出来ないと生き残れない時代を生きてきたからじゃないでしょうか。甘やかされて育ってきていない、というか。

白濱:大輝くんとご飯に行った時に話していた、苦労してきたポイントと思っていた不満が全く一緒だったんです。共感度がすごく高くて。同じ時代を生きてきたんだなと思いました。

数原:(工藤に向かって)さっき話していたじゃないですか。若手の子たちから「高校生の時に聴いていました」と言われることが増えたよねって。僕らもDa-iCEも、本当に増えたんですよ。しかも「聴いていました」と言われるから、「いや、今聴いてないんかいっ!」っていう(笑)。

工藤:ツッコミまで全く一緒!

数原:だから同じ時間をともにしていたんだなと、改めて感じました。

片寄:あとは、コツコツ努力をする時間があったというのもあるかもしれません。同じようなグループがあまりいなかったからこそ、自分たちで土台を作って行くために頑張ってきて、結果それが強みになったというか。そういう意味ではラッキーだったのかもしれませんね。

――ありがとうございます。せっかく二組揃っての取材なので、もしお互いに聞いてみたいことがあればお願いします!

片寄:はい! (工藤に向かって)え、なんで歌わないんですか?

工藤:あはは(笑) 僕、双子の兄(claquepot)が歌ってるので 。

片寄:僕、知らずに双子のお兄さんの曲も聴いていました。だから「なんで歌わんの!?」と思って。亜嵐くんはPKCZで歌っているけど、その成り立ちとも違うじゃないですか。他でやっていたとしても、納得がいかないんですよ。これだけ曲も作れるのに!

工藤:まぁまぁ。それを楽しんでいるところもあるんです。

片寄:ニヤニヤしてるってことですか!?

数原:あえてやらないなんて、変態ですね。

片寄:かなりの神々の遊び感がありますよ。

工藤:そんなふうに言ってもらえて嬉しいです!

白濱:じゃあ僕も。質問じゃないんですけど、颯くんと同い年なんですよ。なので高校生くらいの時から、向こうのスクールにダンスが上手い子がいるというのは聞いていて。僕はEXPGだったのでエイベックスアカデミーは向こうのスクールと言っていたんですけど(笑)、同い年らしいぞ、と。それで大輝くんは15歳くらいから知っているので、一緒にグループを組んだみたいって。

工藤:実は亜嵐が一番長い付き合いです。EXPGのオーディションで残った組で、一緒にレッスンを受けていたことがあったんです。だから僕は小指くらいまでEXPGに入っていました。

白濱:昔、大輝くんと合宿みたいなこともやっていましたもんね。

工藤:中目黒に移動する前だよね。地獄の日々を送っていました。

白濱:本当に厳しかったですよ。カメラも回さず。だから、2人(数原と片寄)のことずるいなって思って。ボーカルオーディションはカメラ回っていたじゃん。僕らはカメラもない地下で監禁されて、毎日ダンスレッスン3コマ、演技レッスン1コマ。

工藤:空気椅子みたいな筋トレも毎日やっていて、脱落したら終わり、みたいな。すごくいい経験をさせてもらいました(ニッコリ)。

白濱:大輝くんは、その頃から曲作りをしていたんですよ。僕も興味あるんですよねと、相談をしていました。

工藤:言ってたね。でもその時の「曲を作りたい」がDJやダンスミュージックのことだとは思ってもみなかった(笑)。

――今回は15年越しのタッグだったんですね。では最後に1つ。リリース日の9月8日は「休養の日」らしいです。皆さんにとっての理想の休養の日のスケジュールを教えてください。

数原:まだ夏なので、僕は基本海にいますね。サーフィンをして、釣りをして、晩御飯用に自分で捌いて、それで一杯やるのが最高の休日です。

――釣り好きな大野さんと話が合いそうですね。

数原:そうそう。雄大くんも釣りやるんですよね。

工藤:この世代になってくると1グループに1人漁師がいる。

片寄:釣り好きっているよな〜。

工藤:僕はその数原くんについていきたい。僕、意外とアウトドア好きなんです。ダイビングの免許も持ってますよ 。

数原:お、素晴らしい!

工藤:イメージにないって言われますけど、田舎出身なので海も山も好きです。

数原:ダイビングの免許を持っているヤツもグループに1人はいるんですね。うちも(小森)隼が持ってます。

工藤:逆に、全然外に出ない人もいるかもしれない。

和田:僕ですね。外に一切出たくないです。

中務:なんだかイメージが逆ですね。

――それも意外です。また二組の交流がどこかで見られることを期待しています!

数原:はとバス借りて、ワイワイしに行きましょうよ!

一同:いいですね。11人ロケ、やりましょう!

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