バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は、インフレや経済成長に急激な変動がない限り、今回の米国債市場の売りは収束したとの見方を示した。
物価圧力の再燃や労働市場の急激な冷え込みがなければ、「米国債利回りは6%ではなく4%に向かう」との見通しを示した。また、政策当局が量的緩和(QE)やイールドカーブコントロール(長短金利操作)、金準備の再評価といった措置を講じる可能性にも言及した。
世界の債券市場では今週、政府支出やインフレ見通しへの懸念が強まる中で長期債の売りが加速。米30年債利回りが一時5%近くまで上昇したが、その後2営業日にわたってやや落ち着きを見せている。

ハートネット氏は、利回り低下は小型株や不動産投資信託(REIT)、バイオテクノロジー株といった「構造的に敬遠されてきた長期資産セクター」を支え、株価上昇の裾野拡大を後押しするとの見通しも示した。
原題:BofA Says US Bond Rout Likely Over in Absence of Inflation Shock(抜粋)
