
9月4日 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領が3日に中国・北京で会談した後、金氏が触れた物を北朝鮮関係者が注意深く拭き取る様子を映像が捉えていた。写真は北京で対面する両首脳。朝鮮中央通信(KCNA)が3日提供(2025年 ロイター)
[ソウル 4日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記とロシアのプーチン大統領が3日に中国・北京で会談した後、金氏が触れた物を北朝鮮関係者が注意深く拭き取る様子を映像が捉えていた。アナリストによると、外国のスパイに対する安全対策の一環という。
両首脳の間では友情が芽生えているように見えるが、3日公開されたこの映像には、金氏の健康状態に関するあらゆる手掛かりを隠そうとする北朝鮮の厳重な対応が映し出されていた。
クレムリン(ロシア大統領府)担当記者のアレクサンダー・ユナシェフ氏は、両首脳が会談を終えた部屋を金氏のスタッフ2人が入念に掃除している動画をテレグラムに投稿した。
椅子の背もたれや肘掛けをこすってふき取り、金氏の椅子の隣にあったコーヒーテーブルも掃除している。金氏の飲み物のグラスは取り除かれた。
同記者は「交渉終了後、北朝鮮の随行スタッフは金氏の存在を示す痕跡を注意深く消し去った」と述べた。
日本経済新聞が韓国と日本の情報機関などの情報として伝えたところによると、金氏が今回の訪中で使った特別列車には、健康情報の流出を防ぐため専用トイレが設置されている。
米スティムソン・センターの北朝鮮専門家マイケル・マッデン氏は、こうした措置は正恩氏の父、金正日氏の時代から標準的な手順だと指摘する。
専用トイレとたばこの吸い殻などを入れるごみ袋は「たとえ友好国であっても外国の情報機関がサンプルを入手して検査できないようにするためだ」とし、「そうしたサンプルは正恩氏の健康状態について洞察を提供する。これには毛髪や皮膚片も含まれる可能性がある」と述べた。
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