トランプ政権の性自認パスポート拒否、連邦控訴裁も認めず

米連邦控訴裁は4日、トランスジェンダーや、自らの性が男性・女性のどちらにも当てはまらない「ノンバイナリー」の人々に対し、性自認を反映したパスポートの発給をトランプ政権が拒否することを認めないとする判決を下した。米国旗と裁判官のガベル。2024年作成(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ボストン 4日 ロイター] – 米連邦控訴裁は4日、トランスジェンダーや、自らの性が男性・女性のどちらにも当てはまらない「ノンバイナリー」の人々に対し、性自認を反映したパスポートの発給をトランプ政権が拒否することを認めないとする判決を下した。

地裁は、国務省のパスポート政策がトランスジェンダーやノンバイナリーの人々の権利を侵害するとして差し止めを命じていた。トランプ政権は命令の効力停止を求めたが、ボストンの第1巡回区控訴裁の3人の判事はこれを退けた。

ホワイトハウスはコメントしていない。

トランプ大統領は大統領令で国務省に対し、「所持者の性別を正確に反映する」パスポートのみを発行するよう指示した。これを受け、国務省はパスポートに関する方針を変更し、申請者が自ら性別を申告することを認めず、「申請者の出生時の生物学的性別を提出させる」運用に改め、記載は男性または女性のみとした。

これに対し、トランスジェンダーやノンバイナリーの当事者らを代表して米自由人権協会(ACLU)が訴訟を提起。新方針によって性自認に一致するパスポートの取得が不当に妨げられていると主張している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Nate Raymond

Nate Raymond reports on the federal judiciary and litigation. He can be reached at nate.raymond@thomsonreuters.com.