
米半導体大手エヌビディアは一部の部品サプライヤーに対し、中国市場向け人工知能(AI)半導体「H20」に関連する生産作業を一時停止するよう求めていると、メディア「ジ・インフォメーション」が21日に報じた。写真は同社のロゴ。1月27日、ボスニアヘルツェゴビナのサラエボ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[21日 ロイター] – 米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは、台湾の電子製品受託生産大手、鴻海精密工業(2317.TW), opens new tabに対し、中国市場向け人工知能(AI)半導体「H20」に関連する生産作業を一時停止するよう要請した。関係者2人が明らかにした。
鴻海はH20の部品サプライヤーとしてバックエンドの処理作業を担当している。
ジ・インフォメーションも21日、エヌビディアが一部の部品サプライヤーに生産停止を要請したと報じていた。
それによると、エヌビディアは今週、米アムコー・テクノロジー(AMKR.O), opens new tabにH20の生産停止を要請。韓国サムスン電子(005930.KS), opens new tabにも通知した。
アムコーはH20の高度なパッケージングを担当し、サムスン電子はH20向け広帯域メモリーチップを供給している。
ロイターは両社からコメントを得られていない。
エヌビディアの広報担当者は「われわれは市場の状況に対応するため、常にサプライチェーン(供給網)を管理している」と表明。「両政府が認識しているように、H20は軍事製品でも政府のインフラ用でもない。米国政府が中国からのチップに依存しないのと同様、中国も政府の業務で米国のチップに依存することはない」と述べた。
中国当局は先週、H20の購入に関してテンセント(0700.HK), opens new tabやバイトダンスを含む国内企業を呼び出し、情報リスクへの懸念を伝えた。
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