15日の債券相場は下落。米国の生産者物価指数(PPI)の伸び加速を受けた長期金利上昇に加え、4-6月期の実質国内総生産(GDP)成長率が予想を上回ったことで、売りが優勢になった。

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  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、GDPについて「日本銀行の早期利上げの制約にはならないだろう」と語る。同氏は日銀が10月にも利上げすると予想している。債券相場については「GDPがこれほど強い数字になっても下げ幅は限定的なので、下値は堅い」と指摘。この日行われる物価連動債入札は無難な消化を見込んでいる。

長期国債先物9月物は16銭安の137円81銭まで下落その後は小幅高に転じる場面も見られる新発10年債利回りは一時1.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い1.565%

  みずほ証券金融市場部の大森翔央輝チーフデスクストラテジストはGDPについて、結果は強く見えるが、関税を前にした設備投資の駆け込みによるものだと指摘した。

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10年物価連動国債入札発行予定額は2500億円程度価格競争入札によるダッチ方式で、30回債のリオープン発行三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジスト無難な結果を予想、生鮮食品を除く消費者物価(CPI)の前月比がならしてみればプラス圏で推移していることが需要を喚起ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)が名目債対比で超過収益を期待できる水準で、チャート分析上の割安感がうかがわれることも好材料超長期セクターを中心に名目債市場のボラティリティーが高止まりしていることが嫌気される可能性には注意関連記事:10年物価連動国債の過去の入札結果 (表)