
東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比508円90銭安の4万0290円70銭で取引を終えた。写真は、東京証券取引所。2024年12月、東京で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 4日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比508円90銭安の4万0290円70銭で取引を終えた。米国の景気減速懸念を受けて、米株安や為替のドル安/円高進行を嫌気した売りが広がった。日経平均は一時、心理的節目の4万円を下回ったが、その後下げ渋り、売りが売りを呼ぶ展開にはならなかった。市場では、今週本格化する企業決算への期待が株価下支えになっているとの見方があった。
日経平均は680円安と続落スタートした後、2週間ぶりの4万円割れとなり、一時、949円安の3万9850円52銭まで下落する場面があった。その後は下げ幅を縮小し、後場では4万0200円付近での一進一退が継続した。
7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は予想以上に伸びが鈍化、過去2カ月分 の雇用者数も大幅に下方修正され、労働市場の急速な悪化が示唆された。
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジストは「朝方は雇用統計の結果を受けて、条件反射的に売られたが、徐々に冷静さを取り戻したようだ」と話す。背景には、国内の企業決算がヤマ場を迎える中、業績への期待がある。前四半期時の想定より米国の関税政策による影響が軽微になるとし、上方修正を発表する企業が増える可能性があるという。
TOPIXは1.1%安の2916.2ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.1%安の1500.89ポイント。プライム市場の売買代金は4兆8035億9300万円だった。東証33業種では、値下がりは銀行、鉱業、サービス、保険など28業種、値上がりはその他製品、不動産など5業種だった。
主力株では、ファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、リクルートホールディングス(6098.T), opens new tab、TDK(6762.T), opens new tabが軟調、任天堂(7974.T), opens new tab、HOYA(7741.T), opens new tab、ソシオネクスト (6526.T), opens new tabが堅調。東京エレクトロン(8035.T), opens new tabは小幅高だった。決算などを手掛かりにした物色は活発で、山崎製パン(2212.T), opens new tab、任天堂(7974.T), opens new tab、イビデン(4062.T), opens new tabは4─7%超高と大幅高、ヤマハ (7951.T), opens new tab、TDK(6762.T), opens new tabは5─8%超安だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.02%高の762.45ポイントと、4日続伸した。市場では「海外投資家が大幅に売っている一方、個人投資家は買い入れているようだ」(国内証券)との声が聞かれた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが473銘柄(29%)、値下がりは1096銘柄(67%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
