新型「Q5」「A6 e-tron」の日本導入を発表する「Audi New Models Special Debut Show in Tokyo」が開催された

 アウディ ジャパンは7月24日、新型「Q5」および「A6 e-tron」の日本導入を発表する「Audi New Models Special Debut Show in Tokyo」を都内で開催した。

 アウディ ブランドディレクターのマティアス・シェーパース氏は、「BEV(バッテリ電気自動車)が世界中でどんどん普及している中、アウディブランドもBEVを中心としたブランディングを実行しています。日本では特に東京、名古屋、大阪といった首都圏で充電インフラが不足しているなど、ユーザーの課題に対してもフォーカスし、充電設備PCA(プレミアム・チャージング・アライアンス)に投資もしてきました」と説明。

フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 アウディ ブランドディレクター マティアス・シェーパース氏。あいさつでは今年で就任5年目を迎えたことにも触れていた

 続けて、「充電インフラとものすごくひもづいているのが充電速度で、最初のBEVであるe-tron 55を発売した2020年は50kWしかありませんでした。今、PCAはその3倍の150kWが軸になっていますが、ほんの数年前までは50kWが当たり前。同時に車両も進化していて航続距離も伸び、BEVが日常生活にどんどん溶け込んでいます。また、再生可能エネルギーも重要で、われわれが投資するものには常にその概念を忘れません」と電動化に向けた活動を振り返った。

BEV化についてアウディが掲げる4つの重点項目

 日本でBEVを普及させるための重要なポイントについてシェーパース氏は、「急速充電インフラです。またそれを日本に浸透させるためには、やはりブランドを超えたフレームワークが必要です。その概念に基づいてPCAを2020年4月に発足し、まずはポルシェと手を組みました。また今は高級ブランドのほとんどがパワーXと手を組んでいますが、最初に手を組んだのはアウディで、日本での1つの枠組みを作ったと自負しています」と説明。

 加えて、ソーラーパネルと蓄電設備を備えたチャージングハブという概念についても、「2024年に紀尾井町(東京都千代田区)に、今年は東京タワーのふもとの芝公園(東京都港区)にプレミアムなラウンジを設けたチャージングハブを、さらに厚木(神奈川県)には渋滞などで残充電が心配になった際、10分でも15分でもちょっとだけ充電を足すことで安心できる場所として、高速道路を降りて1分の場所にチャージングステーションを設置しました」と紹介。これによりPCAの急速充電器が395基、ゴルフ場など旅先の目的地に設置するデスティネーションチャージャーも356基と、「目標の99%を実現しました」とシェーパース氏。さらに今後はレクサスともアライアンスを結び、充電インフラの基盤を固めていくとした。

充電インフラの基盤作りを進めてきたアウディ。目標の99%まで実現したという

 もちろんアウディはBEVだけでなくICE(内燃機関)モデルについても手を抜くことはなく、2025年は1月に「A3」、3月に「A5」を導入済み。またA3ベースの「S3」「RS 3」も仕上がりがよく、シェーパース氏は「ぜひ乗ってみていただきたい」とアピールした。2025年はさらに「e-tron GT」が間もなく日本でデビュー。2026年は「Q6 Sportback e-tron」をはじめ、「A6」「Q3」のICEモデル最終バージョンの導入も控えている。

 最後にシェーパース氏は、「BEVとICEの両方ともまだラインアップが増えるので、クルマ好きとしては楽しみがたくさんあります。ただ、BEVとICEモデルを一緒に発表するのは、もしかしたらこれが最初で最後かもしれませんね」とあいさつを締めくくった。

今後導入を控えているモデル