
トランプ米大統領は18日、暗号資産(仮想通貨)ステーブルコイン規制法案「ジーニアス法」に署名し、同法が成立した。同日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
[18日 ロイター] – トランプ米大統領は18日、暗号資産(仮想通貨)ステーブルコイン規制法案「ジーニアス法」に署名し、同法が成立した。同資産が日常の決済や送金手段として定着するための節目となる可能性がある。
トランプ氏は式典で「この法律はあなたたちの努力とパイオニア精神を大いに認めるものだ」とし、「ドルにとっても国にとっても有益だ」と話した。
暗号資産業界は2009年に革新性と投機的な混乱で知られる「デジタルの無法地帯」として出発した。正当性を得るために以前から必要だった規制枠組みが実現したという点で、業界にとって画期的な成果とみられている。
ベッセント財務長官は声明で、この技術がドルの国際的な地位を高め、ドル経済の利用拡大につながり、米国債の需要も押し上げると述べた。
ステーブルコインはドルと同じ価値を保つよう設計されており、暗号資産間の送金手段として急速に広まっている。業界は今後これが日常的な即時決済に使われることを期待している。
新法ではステーブルコインが米ドルや短期国債などの流動性資産により裏付けられていること、発行者が保有準備の内訳を毎月公開することが義務付けられた。
暗号資産関連のデータを提供するコインゲッコーによると、ステーブルコイン市場の規模は2600億ドル以上。スタンダードチャータード銀行は2028年までに2兆ドルに拡大する可能性があると予測している。
民主党や批判派は、新法が大手テクノロジー企業によるステーブルコイン発行を禁止していないこと、マネーロンダリング対策が不十分であること、外国企業による発行を制限していないことを問題視している。
トランプ氏は1月にミームコイン「$トランプ」を立ち上げたほか、暗号資産企業「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」にも一部出資している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
