米国株式市場=S&P・ナスダック反落、ハイテク株に売り ダウは続伸

米国株式市場では、大型ハイテク株への売りに押されてS&P総合500種とナスダック総合が反落した。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 1日 ロイター] – 米国株式市場では、大型ハイテク株への売りに押されてS&P総合500種(.SPX), opens new tabとナスダック総合(.IXIC), opens new tabが反落した。一方、ダウ工業株30種(.DJI), opens new tabは季節的な流動性低下で値動きが大きくなる中、続伸して取引を終えた。

景気刺激策に期待が高まる一方、少数のハイテク銘柄への投資集中に警戒感が広がった。

ここ数週間に上昇が目立った大型ハイテク株やハイテク関連モメンタム株の一角が売られ、主要ハイテク10銘柄で構成するNYFANG指数は1.8%安となった。

みずほアメリカズの株式取引担当マネジングディレクター、ファルツ・アザーム氏は「ハイテク株とナスダックはここ数週間、買われ過ぎの水準に達していた」とし、「きょうは大きな巻き戻しが見られる」と述べた。
トランプ米大統領は1日、米国との貿易協定交渉期限である7月9日の延長は考えていないと述べた。これを受け、不確実性の長期化に対する投資家の懸念が和らいだ。
一方、米上院はトランプ大統領の看板政策を盛り込んだ大規模な減税・歳出法案を可決した。法案は下院に戻され、審議・採決が行われる。投資家は法案による景気刺激効果と財政への影響を見極めようとしている。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は欧州中央銀行(ECB)フォーラムのパネル討論会で、関税がインフレに与える影響を見極めるために「待つ」姿勢を改めて表明した。テスラ(TSLA.O), opens new tabは5%超下落。トランプ大統領がテスラなど実業家イーロン・マスク氏の経営する企業への補助金削減を政府効率化省(DOGE)が検討すべきとの考えを示唆した。マスク氏はトランプ氏の看板政策を盛り込んだ減税・歳出法案への批判を再開していた。景気に敏感な素材株(.SPLRCM), opens new tabや小型株(.RUT), opens new tabが
アウトパフォームし、ダウを押し上げた。景気のバロメーターとされるダウ輸送株20種(.DJT), opens new tabは2.9%上昇し、5月12日以来の上昇率となった。

市場の関心は3日発表の雇用統計に移る。LSEGのデータによると、短期金融市場は7月の利下げの可能性を21.2%織り込み、年内に約64ベーシスポイント(bp)の利下げが行われると予想している。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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