Googleは2025年6月24日、AIファーストに再設計したGoogle Colabをすべてのユーザーに提供開始したことを発表した。
The new AI-first Colab is now generally available ✨🤝🧡
This version has an agentic collaborator run with Gemini 2.5 Flash, and enhances productivity with features like iterative querying, a next-gen data science agent, code transformation, and more to significantly improve… pic.twitter.com/Mm4gY2Qnh8
— Colaboratory (@GoogleColab) June 24, 2025
Colabは、クラウド上でJupyter Notebook環境を無料で提供し、データサイエンスやAI開発の場面で広く利用されてきた。今回の更新でGemini 2.5 Flashを搭載し、ノートブック全体を理解しながら、ユーザーの意図や作業内容に応じて支援をしてくれるエージェントを活用できるようになった。

新しいColabでは、機械学習プロジェクトの自動化やスマートなデバッグ、高品質なグラフ作成が、AIエージェントの支援によってより手軽かつ効率的に行えるようになった。たとえば、生データの前処理から特徴量分析、モデル学習、評価までを、エージェントにガイドしてもらいながら進めることで、作業時間を大幅に短縮できるという。
そのために、以下の新機能がColabに統合されている。
反復的な対話(Iterative Querying): コード生成や変換、ライブラリの使い方の説明、エラー修正提案などを会話形式で依頼できる。エラー時には修正案をdiffビューで提示し、学習と作業効率を高められる。
次世代データサイエンスエージェント(Next-Generation Data Science Agent; DSA): データ分析や探索を自動化する。アップロード済みファイルの解析や、計画立案からコード実行・結果の解釈・レポート作成までを一貫して支援する。途中でユーザーがフィードバックを与え、分析の方向性を調整することも可能。
コード変換の自動化: 既存コードの修正も自然言語で指示でき、Colabが該当箇所のリファクタリングを提案する。
これらの機能は、ノートブックの下部ツールバーに表示されるGeminiスパークアイコンから利用できる。必要に応じて、サイドパネルに表示して詳細な対話も可能。
コラム:ターミナル機能も無料開放
Google Colabは6月23日、ターミナル機能をすべてのユーザーに無料で提供開始したことも発表した。
ノートブック下部のツールバーに表示されている「ターミナル」をクリックするだけで、Colabノートブックの基盤になっている仮想マシン環境に直接アクセスできるようになった。これにより、ターミナルを使って、カスタムライブラリとツールのインストール、ファイル管理やGit操作、環境の検査などが行えるようになった。

コラム:Hugging Faceとの連携
Google Colabは6月7日、Hugging Faceと提携し、Hugging Face Hub上のすべてのモデルに「Open in Colab」機能を追加したことを発表した。
この機能を使うことで、Hugging Faceの各モデルカードからワンクリックでColabのノートブックを直接起動できる。これにより、Colab上でモデルのロードや推論、カスタマイズ、評価などをすぐに始められる。
