【波うららかに、めおと日和】最終話ネタバレ「泣いてもいい」郁子の言葉に救われてなつ美と芙美子は…

滝様が帰ってこないかもしれないんです 静かにけれど確かに落とされたその言葉が 茶の間の空気を振わせました冷たい朝の光 が生事に静かに差し込んでいます日バの 夜熱がわずかに残る茶の間で夏は湯の立つ カップを両手で包みながら目を伏せてい ましたその隣には黙って寄り添うように 座るふ子の姿があります突然の少集命令を 受け正 は深竜之助と共にカエと向かったのです その夜会場では暴風があれ狂い間は大きく 揺れ続けていたと言います任務中滝と深は その混乱に巻き込まれ今も戻っていません 白自の縁にそっと口をつけたナみの指先は かかに震えていましたその手元から伝わる のは抑えきれない心の揺れでした 嫌な夢で何度も目が覚めてしまうんです 新聞を見るのも本当は怖いんです1日に何 度も神棚に手を合わせて不安で苦しくて 押しつされそうで震える声に熱を帯びた 吐息がにみ涙がこぼれ落ちそうになります それでも視線をそらさずまっすぐに 向かい合うな夏みの目には揺ぎない思いが 宿っていました さんふみ子の声は優しく静かにその場を 包み込みましたでもこんな弱い姿誰にも 見せたくないんですだって滝様の方が もっと過酷な状況にいらっしゃるんです私 はその人の妻だから涙がぽりポタリと本を 伝え何度ぐっても止まる気配はありません でしたけれど夏の表情にはどこかリとした 強さとかカスかな笑味が浮かんでいますだ から私は笑っていたいんですいつでも どんな時でもその言葉にふみ子は胸を疲れ たような思いを抱きました思わず身を 乗り出しなみの方を両手で包み込むように そっと触れましたのぬくもりに何かを 伝えようとする思いが込められていました なみさん次の瞬間2人は互いの心の ひび割れを埋め合うように抱きしめ合い ました畳の上に膝をつき涙にくしゃくしャ になった顔を寄せ合い肩を振わせながら そっと背をさすり合います静かな部屋の中 にすすりなく音だけがかかに響きました その時廊下の向こうから足音が近づきふが 開かれました あらあらいく子が顔を覗かせ驚いたように 目を丸くしながら声を振わせますいく子 さんどうしてナみの声は涙りで言葉になら ない思いがこぼれ落ちていきますまずは 2人ともそう言って一歩近づいたイク子は 額体に汗をにませ涙を浮かべながらも既然 とした表情を崩しませんでした肩は小刻み に震え唇を噛しめるその姿に彼女の決意が にみますもし自分が残されたことを嘆いて 泣いているのならそれはあまりにもないわ 2人の娘の前に立ついく子の目元は光を 受けぬように影に隠れそれが帰って言葉に 力を与えていました 悪いことばかりを考えて泣き崩れているの ならお国のために戦うあの子たちに失礼に なるわやめなさい拳に力を込め震える方を 静かに揺らしながらもいく子の声は深く 静かに部屋を満たします次の瞬間その厳し さが柔らぐように子は2人に手を差し出し ましたでもそして優しく2人の頭に手を 添えましたまるで壊れ物を包み込むように 丁寧に温かくもし心が疲れて泣いてしまう のならそんな時はいくらでも泣いていいの よ その言葉にふみ子の目に溜まっていた涙が一気にこぼれ落ちました ふを振わせ涙を流すみっこナみもまた顔を伏せて唇を噛しめながら声にならないおい子をこえきれずにいますう いく子はそっと娘たちを自分の胸に抱き寄せました 3人の背中に温かな明りが差し込んでくる ような静かなぬくもりが流れています涙は 止まらずともその涙が癒しに変わる瞬間 それは確かにそこにありました 冬の朝のようなしけさの中で電話のベルが 家中になり響きましたリリり 不を疲れたように息を飲んだ声が上がり 空気がピンと張り詰めます 廊下に立つ滝はリとした制服姿のまま光を 背にして佇んでいました磨き抜かれた 廊下板が朝の光を反射して足元に淡い輝き を落としていますその滝の前に夏みが 駆け寄ってきました肩で大きく息をし方に は汗が滲んでいます驚きとアトが 入り混じった表情で彼女はただ黙って滝マ を見上げていましたなみさんその穏やかな 声になみの喉から震えるような息が漏れ ます 胸を大きく上下させながら夏はようやく 一歩彼の懐と踏み出しましたお帰りなさい 声にならない声と共に彼の胸源に飛び込む ように抱きつきますとんキュ細い腕で必死 にしがみつき熱を帯びた体を預けながら 途切れ途切れの声を絞り出しますお エリナそれでもなお息息は荒く体を貫く ような鼓鼓動が伝わってきます その言葉の続きを飲み込むようになみは 俯きました滝は黙ってなみを見つめました そしてそっと両手を伸ばし涙で濡れた彼女 の方を包み込みますぬくもりのある手のひ に触れた瞬間の肩が小さく揺れました アンドと感情の波が一斉に押し寄せ彼女は そのまま滝の手に顔を預けます指輪の約束 守れなくてごめんねその言葉に夏みは 小さく首を振りました涙がこぼれ落ちる まま微償を浮かべて ただいまその一言が夏みの心を優しく 包み込みましたナみは布団の淵に本を乗せ たまま半分夢の中のような声でつぶやき ます こって畳に敷かれた布団の傍原には制服の まま静かに座る滝の姿がありました彼は 少し笑を浮かべながら安心したように 語りかけます目が覚めましたか急に眠って しまったので驚きましたよその声に反応 するようになみは目を大きく見開きました 古んだ瞳で彼を見上げ確かめるように 呼びかけます滝様縁側に出た2人はこたつ 布団を胸元まで引き寄せて並んで座ります 夏みは照れ臭そうに肩をすめながら言葉を こぼしました 滝様のお顔を見たら気が抜けてしまいまし たすみませんそうですか滝は隣にいる夏み の存在を改めて感じ取るように静かに 微笑みましたその横顔を見つめながら夏み は心の中でつぶやきます 竹正様が隣にいる滝様が喋ってる無事に 帰ってきてくれた本当によかその幸福な 思いに包まれたのもつの間でしたふとナみ は自分の髪がぼサボサに乱れ着物が すっかり着崩れていることに気づきます 眉間にピシリと青筋が浮かび目をひん向い ていやあ良くないその叫びに驚いたたが 思わず身を乗り出しますどうかしました夏 なみは慌てて布団をかぶり姿を隠します もぞもぞと布団の下で動きながらずかに目だけを覗かせてで私を見ないで 滝がふを開けて部屋を出ると夕暮れの光が廊下に柔らかく差し込んでいました背筋を伸ばしたまま 1 つため息をついて小さくつやきます着替えたかっただけなのに驚かせてしまったな その時廊下の向こうから軽やかな足音が 近づいてきました顔を向けると国光と いく子が連れ立って歩いてくるところでし たたきお2人とも何かご用ですかそう 問いかけると国光は片手を上げて言いまし た夕方時間あるかい夕やみが心身と屋敷を 包み河屋根の輪郭が空に溶け込む頃奥座敷 の食卓には豪な遊気の善がずらりと並べ られていましたうし塗りの大皿に盛られた 笹さや鉄便の湯気が立ちのシワそして主役 とも言える肉団子が銀色に照り輝いてい ます滝はふとお腹をさえ軽く眉を潜めまし たおおその音に場が少し柔らぎますうあ ナみは両手を胸の前で重ねキラキラと目を 輝かせながら完成をあげましたこんなに たくさん準備大変だったんじゃありません かいく子はにやかに肩をすめ笑を返します 張り切って作りすぎちゃっただけたくさん 食べてねこれは肉団子ですかゆで卵が入っ てて美味しそうですこれは風華電ビーフっ ていうのよいく子の顔にどこか誇らしげな 色が浮かびますゆで卵を牛の民知で包んだ 料理でね元々は海軍の食事に出るものなの 窓の外に目をやっていた滝がふと口を開きかけて確かに昨日も食べあえなみがダめとばかりに必死の表情で炊きまさを睨みます食べてないです慌てて言い直す滝になみはふと胸を撫で下ろしましたではありがたくこうか いただきますいただきます その声と共に橋が動き始めやかな食卓に温かい笑い声が満ちていきますうーん なみは顔をほばせながら夢中で橋を進めますとっても美いしいです今度作り方教えてくださいもちろんいく子は柔らかく頷きましたいく子さんの料理を食べると帰ってきたなあって感じがするんだよないっぱい食べてね 滝は自分も何か言わねばと焦るように橋を 進めます口をもぐもぐと動かしながら言葉 を選んでいるようです俺も何か感想をその 様子を見ていく子が問いかけました 君はどうに合うかしら えあえっと 1度橋を止めた滝は真顔でまっすぐ 1 個子を見つめまるで答え合わせをするかのように言いましたナみさんの料理とはまた違ってこれはこれで美味しいですの空気が静まりました 夏みは顔をめ滝の袖をちょんちょんと引いて小声でそっとさきます人と比べるような言い方はダメです美味しいだけでいいんですから え美味しいだけじゃ足りないかと思って そう答える滝にいく子は起こるどころかふっと笑えみを浮かべました私は別にいいのよでもたき君は一生なみちゃんの料理だけ食べていなさい いや仕事で海に出る以上それは難しいかと ぶ吹き出す国その肩が震えクックと笑いが 止まりませんもうお笑い事じゃありません よそう言いながらもその口調にはどこか 楽しげな色が混じっていましたなみはその 様子を見てハラハラとしながらも思わず笑 をこぼしますそれでこそただほら飲み なさいすみません全くもういく子が呆きれ たように言いながらもその声は優しく響き ましたあなつみちゃんは腹8分目にして おいてねケーキを買ってあるのうあ ありがとうございます笑顔の花が咲くよう に場がパッと明るくなりました善の上に 広がる湯気と笑い声夕闇の中でぬくもりに 満ちた一時が流れていきます の余因が残る夜の今には湯の名残りと共に 温かな空気が漂っていましたふの外では風 が竹書きをかめる音がかに聞こえています 畳に寝転がったたはぐっと伸びをして腹を さすりながらボそりとつぶやきましたああ もう入らないその様子を見て膝を抱えて 座っていたナみが小さく笑いながら声を かけます 食べすぎてすぐに横になると牛になりますよ それはそれでのんびりできて悪くない気がしますね一呼吸置いて滝が状態を起こし真顔になって言いました そうだなみさんあこそ指輪を取りに行きましょうその言葉にナみの目がと輝きます左手 嬉しそうに自分の左手を見つめながら頬を 好調させるなの横顔に滝はふっと微笑みを 浮かべました指輪交換の練習でもしてみ ますかあの実は留守番の間にいいものを 作ったんですゆや稲やなみはそっと机の 引き出しを開け中から針金と布で作られた 手作りの指輪を取り出しましたまるで宝物 を扱うように大切そうに両手で持って 差し出します針金に布を巻いて作ったん です滝様の指にはめるところを想像し ながらこれで交換の練習をしてました こっちの小さいのは私の左手の薬指用です 照れたように目を伏せながらもどこか 誇らしげな小色です器用なことを考えます ね滝は慎重にその指輪をつまみしげしげと 眺めますって俺の指にはだいぶ大きいです よえあれもっと太いと思ってたんですけど ちょっとしょんぼりしながら指輪を 見つめるなその様子に苦傷しつつ滝は彼女 の方へ手を伸ばしましたなみさん手をえ 驚きながらも手を差し出すと滝はその手を ぎゅっと強く握りますな何ですか急に離れ ている間忘れないでって言ったのにどうも 忘れてるみたいなので忘れて言葉を 繰り返したその瞬間かつて滝に触れられた 指先の感覚がノりに蘇り夏みは顔をあめ ました あれは触れた場所のことでもう一度滝は ぎゅっと指を握りしめまっすぐに見つめ ます売れた指もちゃんと覚えていて 欲しかったです なみは心なしか照れたように視線をそらし 唐突にいました手は右手拝借了解 2人は何も言わず互いの手を取り合って グイっと上げたり下げたりまるで子供の ような無邪気な動きにしばらくして笑い声 がこぼれました額体を寄せ合い重ねた手を そっと見つめながら互いに微笑みます生子 の向こうに揺れる明りの光が2人の横顔を 柔らかく照らしていました だこれ何でしょうね一体 2 人の間にほのぼとした沈黙が流れます滝は夏みの指先をそっと撫でるようにして小声でつきました改めて見るとナみさんの指遅いですよねないな並んでるその距離がつの間にか自然に縮まった ナみはそっと頭を傾けて滝の肩にこんと 預けますしばしのしけさの後夏みはそっと 視線を落とし口元に柔らかな笑を浮かべ ながら言いました あの滝様もし子供ができたら犬の日参りと かお宮参りとかいく子さんも一緒に行き たいです滝はふっと息をつきいく子の世話 好きな様子を思い浮かべて少しだけ困った ような笑顔を浮かべましたやたら世話を 焼いてきそうですねこの際全部任せた方が 楽かな無言でじっと見つめるな何ですか その顔はなみは髪をほきながらポつりと つぶやきます の私だっていつまでもすなことばかり言う おばじゃありません滝は少し声を潜めて さきました それはお誘い返事の代わりに夏みは静かに まぶを伏せました2人の唇がそっと重なり 長い1日の膜が下ろされていきます正子の 向こうに見える月が2人を静かに見守って いました 深家の屋敷には朝から慌たしい足音が なり響いていました廊下を走る音生子を 明けしめする音誰かが何かを叫ぶ声祝いの 日だというのに落ち着く気配はどこにも ありません 仕事で来られないのは結局何人なの 気候したからってすぐ終焉したいなんて戦法も随分と急すぎるわ女たちの声が飛び奥ではつけ氏が嫁入り支度区の最終確認をしていました夏みも慣れない振り袖に袖を通し背筋をピンと伸ばしながら髪飾りを直されているところでした部屋の奥からは相変わらず慌た正たしい気配が消えません 誰か嫁方の部屋飾りの手伝いに行って ちょうだいそんな声が飛ぶ中でよ子はふの 影に隠れるようにして布団をかぶった週一 の姿を見つけましたやっぱりここにいたの ね掛け布団の奥からむくれたような声が 帰ってきますやだここにいるまだ幼い週一 の声には寂しさが滲んでいました姉の結婚 を心のどこかで受け止めきれないまま1人 布団に潜り込んでいたのですよ子はため息 をつきながらも少しだけ微笑んでいました ふと廊下の方に目を向けるとそこには白く に身を包んだふみ子が静かに立っていまし た光を受けて柔らかく輝く白い布字 キリとゆい上げた神そして何より微笑みを 称えたその表情ふみ子はまるで雪時のよう な穏やかな美しさをまとっていました週一 は布団の隙間からそっと顔を出し姉の姿に 目を見張りますその目にうっすらと涙が 浮かんでいましたそれでもぐった顔から 少しずつ表情が緩みふみ子の優しさに心が ほぐれていくのが分かりますふみ子は無言 のままにっこりと頷きましたそれだけで 週一の方は赤くなり布団から身を起こして 姉のそばへと歩み寄ります2人は言葉も なく寄り添い小さく笑い合いました涙を 浮かべたままけれどそれはどこか温かな 笑顔でしたその頃表玄関の方では深竜之助 と虎らじが落ち着いたお持ちで立ち話をし ていました兄さん花嫁さんたちさっき到着 したってわかった墓姿の竜之助が軽く頷く と虎らじは慎重に長件を手渡しました 母さんがね何ヶ月も花嫁さんに会えないまだ気を使った行動をしなさってこれ朝にも言ったけどうん聞いたばかりだよそう答えながらも竜之助の元にはかな緊張と照れが浮かんでいますそれと改めておめでとうございますありがとうとらふみこさんとても綺麗だったよ その言葉に竜之助の表情が少し崩れ 柔らかく笑いましたそれは楽しみですね 言葉少なに買わされた兄弟のやり取り静か な喜びと深い絆がそこにはありました 白くに身を包んだふみ子がしずしずと縁側 に現れると周囲のざめきがふっと静まった ように感じられます光をうっすらと反射 するキの衣角の下から覗く涼やかな瞳その 佇まいはまるで雪の朝に咲いた一輪の梅の ようでした竜之助は思わず息を飲んでその 姿に見入ります長く共にいたはずなのに 初めて出会ったかのような驚きと胸の奥 から湧き上がるぬくもりが彼の心を静かに 満たしていきました目があった瞬間ふみ子 の表情がほっと緩みます角隠しの影から 浮かんだその笑ミは控えめでありながら どこか確かな安を宿していましたやがて 三々三々く度の木がおごそかに取り行われ ふみ子は目線を静かに落とし角隠しの奥の 表情を引き締めて正面を向きました背筋を 正し指先にわずかに力がこもっているのが 分かります座敷の外松の枝越には遠石の 賑やかな笑い声がかかに聞こえてきました はははざわざわざわざわそのざめきが遠く にいるはずの親族たちの温かさを思わせ ますふみ子さん穏やかな声にふみ子は そっと目を向けました竜之助は不に少年の ような無邪気さを称えた笑顔を見せました 長く不在にしてご心配をおかけしましたね 特にはいえ心配しておりましたお怪我が なくて何よりですふみ子はほんの少しだけ 目を伏せすぐに顔をあげて微笑みました おやこれは珍しく素直なとついだ以上夫に は素直でいるべきでしょその言葉に竜之助 の目が一瞬揺れましたふみこさんそれは すみませんふみこは腰元に手を重ね指先に 力を込めながら言葉を続けます見を張って いました最後にお会いした日軽口を叩いた ことずっと後悔していたのです襟り元に そっと手を添え視線を落としながらかな 決意を込めてつやきますは素直になろうと あの時はすみませんしふみ子の言葉を 竜之助は優しく指を立ててましたそれ以上 はもう言わなくていい僕はねふみ子さん 縁川には日の傾きと共にこ漏れ火が落ちて いましたもしあの時がふみ子さんと過ごす 最後の時間になったとしても僕はきっと あの世で笑って思い出していたと思います 竜之助は両手を広げにっこりとほがらかに 笑いましたそれくらい楽しい時間だったん ですふみ子は一瞬驚いたように目を輝かせ やがてふっと笑みをこぼしました随分と 素直で驚きです風で毒けが抜かれましたか いやいや僕はふみ子さんに対してだけは いつだって誠実だったつもりですよご存知 のはずです初耳ですひねくれた会話しか 記憶にございませんけれどそれは遠回しの 方がふみこさんの好みかと思いまして2人 は見つめ合いながらそっと笑いました縁川 には秋の風が通り抜け松の歯がサラサラと 揺れています2人の笑い声がその風に 溶け込むように優しく響いていました 夜のとりが静かに深み家を包み屋敷の生事 の向こうには秋ムの声が細く響いています 部屋には2組の布団が並べて敷かれてい ました天井の明りはほぐ暗く落とされ室内 には穏やかなぬくもりが満ちています畳の 上にきちんと星座をしたふみ子が両手を 揃えて丁寧に頭を下げましたでは改めて2 つか日者ですがどうぞよろしくお願い いたしますその区調には非常な決意とほの 少しの緊張が込められていましたこちら こそよろしくお願いします竜之助は布団の 淵に腰を下ろし微笑みを浮かべながら ふみこに向き合いましたふみ子さん念の ために伺いますがこの状況でそのセリフと いうことは彼はふみ子の髪のふを1つ指先 でそっとつまみ上げました黒犬のような髪 が指に絡み生事の明りにかつかに嫌めき ますこの先のこと覚悟は終わりということ でふみ子はじっと竜之助を見つめ返しまし たうるんだ瞳には恐れではなく静かな決意 とどこか挑むような光が宿っていますええ もちろん怖いくらい素直ですねたまには そのまま言えばいいのにふっと肩の力を 抜きかけたその時廊下から妙に明るい花歌 が近づいてきましたふんふんその声に 2 人は同時に顔を見合わせますトラージ今日は 2階に上がるなって言ったでしょ う忘れてたごめん バタバタと階段を駆け降りていく足音が響き再び室内に静寂が戻りました仕切り直してもお願いします照レ臭そうに微笑むふみ子に竜之助はそっと身を寄せました けれど今度はごめん兄さんローカ通る 着替えを2階に忘れちゃってバタバタバタ もう上がってこないからじゃおやすみ階段 をか駆け降りる音が遠ざかっていきます あのこの流れで仕切り直すのは正直 ちょっと難しいので今日は寝ませんかやや 苦傷しながらの提案にふみ子は肩の力を 抜きふわりと息をつきましたそうですね もしかして少しほっとされましたまさか さあ寝ましょうその前に少々失礼そう言っ て竜之助はふみ子の背後に回り丁寧に串を 取り出しましたそして指先でそっと髪を 溶かし始めますあのこれは一体先ほど僕が 少し髪をいじってしまったので整えてから 眠りましょう楽しんでいらっしゃいません かええ人の髪を溶かすなんて初めての経験 ですから楽しいですよはあ彼は真剣な マ出しのままサラサラと音を立てる紙に 視線を落とし一言つやきますぬばたまの 黒髪ですねはい綺麗になりましたでは寝 ましょうかありがとうございますでは電気 を消しますね部屋の明りが消えると生子の 外の夜風が竹を揺らすカな音を運んでき ましたそして翌朝鳥のえ釣りが屋根の上 から響き渡り屋敷に新しい朝が訪れます 虎らおはよう昨日は助かったよ縁側に顔を 出した竜之助に開花で雑りを揃えていた トラジが軽減そうに答えます言われた通り 廊下で物音を立てたけど邪魔だったんじゃ ないの急が回れって言うだろそう言って ニコニコと笑いながら竜之助は軽やかに 歩き出しましたんそうだねポカンとした 表情で見送る虎ラじをよそに竜之助は 足取りも軽やかに朝の光の中へと消えて いきました最後までご視聴いただき ありがとうございましたコメントを残して くれると嬉しいですチャンネル登録高評価 もお願いしますまたよければチャンネル 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※この動画は【波うららかに、めおと日和】最終話のネタバレを含みます。

突然の別れの予感に押し潰されそうになっていたなつ美と芙美子。
「泣いてもいいのよ」――郁子のその一言が、ふたりの心をやさしく解きほぐします。
瀧昌の帰還、芙美子の祝言、そして笑顔と涙の食卓。
最終話は、戦中・戦後を生き抜いた“ふたつの夫婦”の絆と再生の物語でした。

最後に交わされた言葉、静かに触れ合う手のぬくもり、そして灯りの向こうに宿る未来への希望。
本動画では、名シーンの数々を振り返りながら、登場人物たちの感情の変化や演出の意図を丁寧に解説していきます。

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