米消費者はこの先の物価上昇圧力が緩和するとみていることが、ニューヨーク連銀の5月調査で分かった。労働市場に対する家計の悲観的な見方も幾分和らいだ。
前月からの低下幅が最も大きかったのは1年先のインフレ期待で、3.2%(前月3.6%)。3年先のインフレ期待は3.0%に低下(前月3.2%)、5年先も2.6%(前月2.7%)に低下した。

トランプ米政権が5月に中国との間で大幅な関税引き下げで合意したことが寄与した。5月30日に発表されたミシガン大学消費者マインド指数の5月確報値も、この合意を受けて消費者心理の改善を示していた。
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ニューヨーク連銀によると、インフレ期待の改善はあらゆる年齢層や所得層、教育水準で見られた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週17、18両日の会合で、政策金利据え置きを決めると広く予想されている。
雇用見通し
向こう1年で仕事を失う可能性があるとの回答は、前月比0.5ポイント低下。一方、自発的に仕事を辞める可能性があるとの回答はわずかに上昇した。1年後の失業率は上昇しているとの予想は低下したが、過去1年の平均を依然として大きく上回っている。
1年後に家計の財務状況が悪化するとの回答比率はわずかに低下。今後3カ月に最低限の債務返済もできない可能性があるとの回答比率は、1月以来の低水準となった。
1年後に米株式相場が上昇しているとの見方は上昇した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Inflation Expectations Declined Across All Horizons, NY Fed Says(抜粋)
(統計の詳細を追加して更新します)
