【べらぼう】誰よりも愛を求めた男―鳥山検校、その知られざる素顔!市原隼人が語る鳥山検校の愛と孤独
このインタビューを見れば鳥山県業という 人物への見方が変わります。一見霊国で 強欲な男けれどその裏側には誰よりも 傷つき誰よりも愛を求めた男の姿があり ました。千原は斗さんが徹底的に役と 向き合い、心の奥くそこまで掘り下げた その理由とは主張後、あなたはきっと鳥山 県業を憎めなくなるはずです 。鳥山県業を演じるにあたって彼をどんな 人物だと感じましたか?目が見えないと いう宿命を背負い、自分の意思ではどうに もできない運命と向き合って生きてきた人 だと感じました。暗闇みの中で誰にも 寄りかれず孤独を抱えながら読んできた 人生。その中で自分が生まれてきた意味や 存在意義をいつも手探りで探し続けていた のではないかと思います。さらに当時の座 の方々は芸の世界で生きていました。今回 僕も写見線を学ばせていただいたのですが 、その寝色は土地の風や匂いをまとった ような温かいものに感じました。きっと 鳥山県業もその音に心の隙間を埋めて もらっていたのかもしれません。そんな 想像をしながらいろんな人の声や考えを 取り入れて鳥山県業という人物像を少し ずつ形にしていきました。台本には上品な 佇まいとも書かれていたそうですが、鳥山 県業の魅力はどこにあると思いましたか? 彼の1番の魅力は自分が辛く苦しい人生を 歩んできたからこそ人の痛みを受け止め られるところだと感じました。自分が 傷ついたことがある人間だからこそ人の心 の隙間にそっと入り込める。そしてその 隙間に入り込んだ時によくも悪くも人を 導くことができる人物だと思います。もし かしたらその力を利用して人を動かしてい た部分もあったのかもしれませんが人の心 に寄り添うことができたからこそ人が自然 と集まってきたのではないでしょうか。 実際の鳥山県業にはあまり良くない評判も 残っていますが、今回はそれだけではない ようですね。そうですね。山県業という 名前に対して悪役のような印象を持って いる方も多いかもしれません。でも実際に は分からないことが多い人物です。僕自身 もいくつかの資料を読ませていただきまし たが、最後までこういう人だとは言いきれ ませんでした。ただ最初は大胆で豪快な イメージが強かったものの台本を 読み進めるうちに彼の上品さや心の繊細さ が際立っているように感じました。だから こそ真っすぐな心を持ち、自分なりの正義 を信じて生きていた人物なのではないかと 考えながらこの役に取り組みました。鳥山 県業の見た目や衣装についてスタッフと 相談されたのでしょうか?衣装はスタッフ の皆さんが用意してくださったものを着用 しました。その中で僕からお願いしたのは 目を白く濁らせたいという一点です。これ までの大ガドラマには登場しなかったよう な視聴者の心に残る印象的な人物にしたい と考えたからです。今回は特に目の表現に こだわり、特別なコンタクトレンズをいく つか作っていただき、その中から選びまし た。白く濁ったコンタクトを装着するのは 初めてで、実際にけると視界が2割ほど しか見えなくなります。特に横から光が 入るとほとんど目の前が見えなくなる状態 でした。そのような状況で演技するのは 大変だったのでは?見えない人物を演じる 以上、それも役づりの一部だと受け止め ました。ただ目の前がほとんど見えない ため互感だけを頼りに芝居をすることに なりました。今回の撮影では大ガドラマで は珍しくリハーサル日が設けられていませ んでした。僕自身できるだけ事前に動きを 確認したいタイプの俳優なので、特にこの 役は準備が必要だと感じました。そのため 撮影の30分ほど前に現場入りし、自分 なりに鳥山県業ならどう動くのか、どんな 心持ちなのかを何度も確認しました。相手 の声やキず連れの音から感情を読み取る シーンもありましたが、どのように感じ ましたか?台本を読んだ時、これは簡単で はないなと思いました。そこで撮影前に 新宿区にある資格障害者の方々を支援する センターを尋ね、お話を伺いました。 もちろん資格障害を持つ方々の痛みや喜び 、苦しみを完全に理解することはできませ ん。でも少しでもその世界に近づきたくて 学ばせていただきました。またダイアログ インザダークというイベントにも参加し ました。資格障害者の方が案内して くださる完全な暗闇みの中で音や香り、風 を感じる体験です。真っ暗闇の中に入った 瞬間、周囲が全く分からなくなり、不安に 襲われ、正直なところパニックになりかけ ました。でも何も見えないからこそ音や 匂い、人の気配などを頼りに自分から世界 を感じ取ろうとするしかなくなるのです。 その体験を通じて一緒に手を繋いだり、声 をかけ合ったり、他者と繋がることで安心 できることを学びました。しかし鳥山県業 はそうした繋がりを持てなかったのでは ないかと感じました。だからこそ心の奥底 そこに深い孤独を抱え、生きる気力さえ 奪われかねない世界にいたのだと実感し ました。演技をする上で苦労された点は どんなに準備を重ねても芝居は相手役がい て初めて成立するものだと感じています。 実際に現場に入ってみないと分からない ことが多く毎回手探りでした。最初は権業 という人物を公開で大胆なイメージで捉え ていて、目が見えないからこそ相手に触れ て体温や心臓の鼓動まで感じ取りたいと 思っていました。しかし大原さんからは 権業に品格を求めたいという意向が伝え られたのでその表現は控えました。ただ その奥底そこではどうしようもない心の 叫びや胸に秘めた思いを滲ませられたら いいなと意識して演じました。 その中で瀬川と出会ったわけですが、権業 にとって彼女はどんな存在だったの でしょうか?セ川という人に出会ったこと で鳥山県は自分が生きてきた理由や自分の 存在価値を見つけたのではないかと思い ます。噂に聞く美しさや共養、芸の才能 など様々な魅力を持っていたセ川ですが、 権業が最も惹かれたのは初めてあった座敷 での彼女の振る舞いだったのではない でしょうか。当時の吉原では初めてのお客 の前では黙って座るのが決まりだったにも 関わらずセ川はその手を破り権魚が持って きた本を声に出して読んでくれた。その 瞬間権業は自分もその手炙りの共犯者に なれたと感じたのだと思います。その配徳 感が彼の心を大きく揺さぶったのでしょう 。これまで誰1人自分と同じ景色を見て くれる人はいないと感じていたにとって セ川だけが自分のそばに寄り添ってくれた 。その優しさが愛されることを知らず優し さに飢えていた権業の心を掴んだのだと 思います。全てを手に入れた権業が唯一 誠意の心だけは得られなかったのは切ない ですね。本当にそうですね。1400量も の体金を払って誠意を妻に迎えたにも 関わらずどれだけ物を与えても彼女は心を 開こうとしません。権業が着物や本を 差し出し、彼女の本音の一部に触れようと する場面は何度もありますが、その度に 彼女の本心は見えなくなるばかりでした。 それが計算なのか、吉原で生き抜くために 身につけた術なのか。権業は人生で何を 優先するべきかを常に考えてきた人ですが 、聖に出会ってからはその優先順位が全て 変わってしまったのでしょう。彼女のこと を思えば思うほど寄り添いたいと願えば 願うほど誠は遠ざかっていく。まるで海の ように広くて深い誠の心その奥そこに沈ん でいるものこそが恋心なのだと感じます。 どれだけ物を与えても誠意の心が動か なかった時権業はどんな気持ちだったの でしょうか?おそらく彼の胸にあったのは 意地とプライドだったと思います。の 最高位に登り詰め、誰もが頭を下げるよう な立場にいながら誠意の心だけは思い通り にならない。そのことが権業にとっては 耐えがかったのではないでしょうか。でも その意地とプライドが砕けたことで初めて 本当の恋や人を思う気持ちに気づき始めた のだと思います。そして人を大切にする ことや生きることの本当の意味を知る きっかけになったのではないでしょうか。 恋というものは時に正しいか間違っている かさえ見えなくなるほど人を狂わせるもの です。それは昔も今も変わりません。権業 の聖に対する思いもあまりに強すぎたため に愛情だけでなく時に怒りや嫉妬といった 別の感情に変わってしまったのかもしれ ません。が憎しみに変わったのは誠意の心 にいるツタジュへの嫉妬だったのでしょう か?僕は人が恋をするのは命をついでいく ために備わった根源的な力だと思ってい ます。だからこそ誠意のことを考えている 時スタジュの存在は全く意識していません でした。目にも入っていなかったというの が正直なところです。結局のところ権業は 誠のことだけで頭がいっぱいだったので スタジオのことは誠が気にかけている吉原 の男という程度にしか思っていなかった はずです。ですからスタジへの都心では なく誠への思いがどれだけ届かないかを 思い知らされた絶望こそが愛情を憎しみに 変えたのだと感じています。 千原さんご自身は鳥山県業に共感できる 部分はありますか?僕自身は誰かを犠牲に してまで正義を振りかざすことは間違いだ と思っていますし、自分の思い通りになら ないからと言って他人を傷つけることは 許されないと考えています。だから恋心が 憎しみに変わるという感覚はあまり理解 できないところがあります。それでも自分 にとって初めて現れた希望のような存在が 消えてしまいそうになったらどんなことを してでも追いかけたくなる気持ちは分かり ます。例えるなら秋田川竜之助の雲の糸に 出てくる地獄にいるものが垂れてきた1本 の糸を必死に掴むようなもの。鳥山県魚に とって誠意はその雲の糸だったのではない でしょうか。いくら財産を手にしても自分 がどこにいるのかさえ見えない闇の中で息 をするたびに敵が増えていくような生活を 送っていた権魚。その中でやっと手にした 細い糸を絶対に手放したくなかったのだと 思います。最後までご視聴いただき ありがとうございました。コメントを残し てくれると嬉しいです。チャンネル登録、 高評価もお願いします。またよければ チャンネルメンバーになっていただけると 大変公栄です。是非とも応援をお願い いたします。
あなたが思う「鳥山検校」は、本当に冷酷な悪人だったのでしょうか?
このインタビューで映し出されるのは、誰よりも愛を求め、誰よりも孤独だった一人の男の物語。
市原隼人さんが心を込めて語る、検校の苦悩と願い。
その言葉の一つひとつが、きっとあなたの心に届きます。
動画を観終えたとき、あなたはもう、彼を“嫌い”とは思えなくなるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
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