
米アップルが、ウェブブラウザ「サファリ」に人工知能(AI)を活用した検索オプションを追加する計画であることが分かった。写真はニューヨークで1日撮影(2025年 ロイター/Kylie Cooper)
[7日 ロイター] – 米アップル(AAPL.O), opens new tabが、ウェブブラウザ「サファリ」に人工知能(AI)を活用した検索オプションを追加する計画であることが分かった。検索市場におけるグーグルの優位性を削ぐ可能性があり、iPhoneユーザーが自社の検索エンジンを使うことによる広告収入に依存するグーグルにとって大きな打撃となる。関係筋はロイターに対し、アップル幹部のエディ・キュー氏の発言をもとに、アップルがサファリの改良を「積極的に検討している」と語った。キュー氏は7日、グーグルのオンライン検索における支配を巡る、親会社の米アルファベット(GOOGL.O), opens new tabに対する反トラスト法裁判で証言。ユーザーがますますAIを利用するようになったため、サファリでの検索数が先月初めて減少したと述べたという。
ブルームバーグによると、キュー氏はまた、アップルが将来的に生成AI「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米オープンAIなどを含むAI検索プロバイダーをオプションとして追加する方針を明らかにした。
報道により、アルファベットの株価は7%超下落し、時価総額が約1500億ドル消失した。アップルの株価は1.1%下落した。
グーグルはアップルのブラウザのデフォルトの検索エンジンであるために、アップルに年間およそ200億ドル、サファリを通じて得られる検索広告収入の約36%を支払っているとアナリストは推定している。
グーグルは、同社ブログに掲載した声明で、アップルのデバイスとプラットフォームからの総クエリを含む検索クエリ(検索窓に入力する語句)の総数が引き続き伸びていると説明。「人々は、グーグル検索が多くのクエリに対してより有用であることを理解しており、新たな検索や新しい方法でグーグル検索にアクセスしている」とした。
グーグルは、検索数の増加に貢献した要因として、音声とビジュアル検索機能を挙げている。キュー氏が証言の中で、検索の種類を分析する際に同じ比較基準を用いているかどうかは不明だ。
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