米ボーイング、1-3月期の損失予想ほど膨らまず 航空機納入持ち直しで

米航空機大手ボーイングは23日発表した2025年第1・四半期(25年1─3月期)決算の売上高は前年同期比18%増の195億ドルだった。22日撮影(2025年 ロイター/David Ryder)

[23日 ロイター] – 米航空機大手ボーイングは23日発表した2025年第1・四半期(25年1─3月期)決算の売上高は前年同期比18%増の195億ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の194億5000万ドルをやや上回った。

品質問題やストライキによって24年末にかけて航空機生産の大部分が停止していたが、生産や納入が持ち直した。調整後1株当たり損失は0.49ドルと、市場予想の1.29ドルまでは膨らまなかった。フリーキャッシュフローはマイナス23億ドル。市場予想はマイナス36億ドルだった。

ボーイングは納入数を増やす構えで、年末には1月の水準と比べ、ほぼ倍増となる上限の月産38機を目指す。ケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は従業員への書簡で、25年をボーイングの「転換の年」とすると強調した。

ボーイングは22日、デジタル関連事業の一部を105億5000万ドルで売却することも発表。オルトバーグ氏は事業効率化と財務基盤の強化を目指しており、非中核資産の切り離しによって債務圧縮につなげる施策の一環だ。

一方、業界全体が供給網の混乱に直面し、昨年航空機需要が伸び受注残が膨らむ中、一部の生産が遅れている。このほか、米中貿易摩擦を背景に、ボーイングは中国の航空会社向けの2機が返送される事態にも直面している。

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Shivansh reports on major aerospace, aviation, and industrial companies in the United States. A journalism graduate from Christ University in Bangalore, he specializes in breaking news and quarterly earnings reports for the country’s largest airlines and machinery manufacturers. His work is often featured in Reuters’ Aerospace & Defense and Autos & Transportation sections.